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[ヘルスケアニュース] 2016/04/08[金]

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食事バランスガイドの遵守と死亡の関係

画像はリリースより

 栄養バランスのとれた食事は、健康を維持する上でとても大切です。それでは、栄養バランスのとれた食事と病気による死亡には、実際にどのような関連性があるのでしょうか。国立がん研究センター社会と健康研究センターの予防研究グループは、「食事バランスガイド」の遵守と、がんや脳卒中、循環器疾患による死亡との関連について調査を行い、その結果を発表しました。

 「食事バランスガイド」は、2005年に厚生労働省と農林水産省が策定したもので、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいか考える際の参考にできるよう、食事の望ましい組み合わせと量をわかりやすく示しています。調査ではまず、1990年と1993年に岩手県や秋田県、東京都、大阪府など1都1府8県の11保健所管内に在住していた40歳から69歳を対象に、食事調査を含む生活習慣についてのアンケートを実施しました。

 さらに5年後の1995年と1998年には2回目のアンケートを実施し、より詳しい食事調査と生活習慣について回答してもらいました。そのうち、1回目と2回目の調査時点で循環器疾患、がん、肝疾患のいずれにもかかっていなかった男女約7万9,600人を、2回目の調査時点から約15年追跡し、その結果にもとづいて「食事バランスガイド」の遵守と死亡との関連を分析しました。

遵守得点が高いほど総死亡のリスクが低下

 研究開始から5年後に行った2回目のアンケートにおける食事調査の結果から、主食(ごはん、パン、麺)、副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)、主菜(肉、魚、卵、大豆料理)、牛乳・乳製品、果物、菓子・嗜好飲料などに由来するエネルギーの各摂取量を10点満点として評価し、合計70点満点として食事バランスガイドがどの程度遵守されているかの得点を算出しました。

 その上で得点によって4つのグループに分け、その後の平均15年間の死亡率とどのような関連性があるか調査しました。年齢や性別、地域、肥満度、喫煙、身体活動、糖尿病既往歴、高血圧・脂質異常症の現病歴、職業、コーヒー・緑茶の摂取などの影響を可能な限り排除した上で分析した結果、食事バランスガイドの遵守得点が高いほど総死亡のリスクが低下し、得点が10点上がるごとにリスクが7%減少するという結果になりました。

 また、循環器疾患のリスク低下は副菜と果物の遵守得点が高い人で顕著で、脳血管疾患は主菜の得点が高い人でリスク低下が顕著でした。これらの調査から、食事バランスガイドに準じて、不足しがちな野菜や果物を積極的に摂取し、バランスの良い食生活を心掛けることが大切といえそうです。(林 渉和子)

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