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[ヘルスケアニュース] 2016/07/05[火]

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高齢者が陥りやすい肺炎の悪循環。認知症を発症するケースも

国立国際医療研究センター病院
呼吸器内科診療科長の杉山温人先生

 日本人の死因第3位、肺炎。2015年には約12万人が亡くなり、そのほとんどが65歳以上の高齢者です。世界の中でも先頭を走る超高齢社会の日本で、今後も高齢の肺炎患者が増加することが予想されます。ファイザー株式会社は6月30日、都内でプレスセミナーを開催。国立国際医療研究センター病院呼吸器内科診療科長の杉山温人先生が、高齢者が注意すべき肺炎について講演しました。

 肺炎の症状は、38℃以上の高熱やせきなど、風邪の症状とよく似ています。しかし、「高齢者の場合は発熱が見られず、症状に乏しいことが少なくありません」と杉山先生。診断の目安として、「たんの色」に注目してほしい、と語りました。「風邪であれば白色、せいぜい薄い黄色だが、それが濃い黄色、鉄さび色、緑色であれば、何らかの感染が起こっていると考えられます。単なる風邪ではありません」(杉山先生)。

 杉山先生は、高齢者が肺炎にかかると、入院などによる体力低下から、日常生活動作(ADL)、心身の機能も低下して、寝たきりになったり、飲み込む力が弱り、再び肺炎にかかるといった悪循環に陥ることを紹介。それまで何でもなかった人が認知症を発症するケースも多く、「高齢者にとっては入院することがリスク」と語りました。

2種類の肺炎球菌ワクチンの接種が大事

 杉山先生は「喘息、COPDなどの呼吸器疾患、糖尿病、慢性心疾患といった基礎疾患のある高齢者は肺炎にかかりやすい」と指摘。高齢者が日常生活のなかで肺炎にかかる場合、その約3割の原因菌は「肺炎球菌」であるとし、「免疫機能が未発達の乳幼児、特に2歳未満や、免疫機能の低下してくる65歳以上は、肺炎球菌による感染症にかかりやすい」と説明しました。

 肺炎の有効な予防策として、杉山先生は「肺炎球菌ワクチン」の接種を推奨します。「現在、国内で接種可能な肺炎球菌ワクチンは2種類あり、両方の接種が大事です。かかりつけ医に相談してみてください」(杉山先生)

 夏風邪の流行シーズンも間近。症状が似ている肺炎を見過ごしてしまわぬよう、十分に注意したいものです。

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