[ヘルスケアニュース] 2017/02/15[水]

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市場規模は1,483億円と拡大中

 一口に「健康食品」といっても、さまざまなジャンルの商品があります。おなじみなのが「特定保健用食品(トクホ)」と「機能性表示食品」ですが、「実は違いがわからない!」という方もいるのではないでしょうか。

 消費者庁のサイトによると、トクホも機能性表示食品も、健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいている点では同じ。しかし、トクホは効果や安全性について国が審査を行い、消費者庁長官の許可を受けているのに対して、機能性表示食品は同長官の許可はなく、事業者の責任で機能性を表示している商品を指します。

 そもそも、機能性表示食品は、2015年4月から始まった新しい制度です。株式会社矢野経済研究所が食品メーカーなどを対象に行った調査では、2015年度の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は446億円でしたが、2016年度は1,483億円に達する見込みで、健康食品市場の約20%を占めるまでに拡大しており、市場全体を押し上げる効果が期待されています。

摂取したことがある人は約2割

 機能性表示食品について、30代以上の男女1,193人にアンケートを実施したところ、知っている人は約7割と多いものの、摂取したことがある人は約2割と、やや少ない結果となりました。関心がある機能は、「内臓脂肪」と「中性脂肪」対策が同率でトップ。次いで、「コレステロール」や「整腸」などと続き、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防につながる効果を期待する人が多いようです。

 ただ、健康維持に役立つ食品ではありますが、医薬品とは違い、あくまでも補助的なものです。消費者庁でも「たくさん摂取すれば、より多くの効果が期待できるというものではありません。過剰な摂取が健康に害を及ぼす場合もあります」と呼び掛けています。商品パッケージには、1日あたりの摂取目安量や方法、注意事項が表示されているので、よく理解した上で、必要な分だけ摂取することが大切といえるでしょう。

 同庁のウェブサイトでは機能性表示食品を機能別に検索することもでき、自分の目的に合った商品を知りたい方にはお勧めです。まずは、バランスの取れた食生活や適度な運動をして“ベース”をきちんと整えた上で、取り入れてみてはいかがでしょう。(菊地 香織)

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