[ヘルスケアニュース] 2017/06/30[金]

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健康意識の高い中高年にアンケート調査を実施

 朝食を毎日食べている人は、そうでない人と比べて、幸福度が高い傾向にあることが、中高年を対象にしたアンケート調査でわかりました。また、食事を食べるときの人数についても、複数で食べる人は幸福度が高く、幸福度が低い人ほど、ひとりで食事をする「孤食」が多いことも明らかになりました。

 調査は、アクティブシニア「食と栄養」研究会が、食と栄養を中心とした生活状況と意識を把握しようと、健康意識の高い45~64歳の男女1,000人に実施。同研究会は、骨や関節、筋肉などの衰えが原因で要介護になるリスクが高まる「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」に代表される高齢者の虚弱化対策に「食と栄養」の観点から取り組んでいます。

 朝食をほぼ毎日摂ると答えた人は、全体の約8割。男女共に年齢が上がるにつれ、朝食を欠かさず食べている人が増える傾向にあり、60~64歳の男性が84.8%、同じく女性は92.8%という結果でした。朝食と幸福度の関係性を調べたところ、幸福を感じていると答えた人の8割以上が、ほぼ毎日食べていることが判明。さらに、ひとりで朝食を食べている人に比べ、2人以上で食べている人の方が、幸福度が高い傾向にあることもわかりました。

「サルコペニア」と「フレイル」の認知度は低め

 高齢者が健康を維持し、健康寿命を伸ばすためには、虚弱化を防ぐことが重要です。虚弱化につながる状態として、ロコモ以外に、「サルコペニア」や「フレイル」があります。これらの認知度について調査した結果、サルコペニアの認知度は全体で約3割、意味まで知っている割合は約1割にとどまりました。フレイルの認知度に関しては、さらに低く、約1割という結果でした。

 サルコペニアもフレイルも、加齢に伴う機能低下という意味では同じですが、サルコペニアは筋肉量が著しく減少し、転倒から寝たきりになる危険性が高い状態をいいます。一方のフレイルは、日常活動全般の機能が低下している状態を指し、サルコペニアよりも、範囲が広い概念です。

 高齢者の虚弱、ロコモ・サルコペニア対策の普及・啓発、食と栄養観点での対策情報の提供を行う同研究会は「予防および改善につながる情報を積極的に発信し、健やかで豊かなアクティブシニアライフをサポートしたい」としています。(菊地 香織)

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