[ヘルスケアニュース] 2017/08/08[火]

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お子さんがRSウイルス感染症で入院した放送作家の鈴木おさむさんも参加

 ほとんどの乳幼児が、2歳までに1度は感染するとされるRSウイルス。初期症状は、鼻水や咳などのいわゆる「風邪の症状」ですが、重症化すると「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった呼吸音(喘鳴)や、呼吸困難、無呼吸があらわれ、ときには、細気管支炎や肺炎など重篤な疾患につながることもあります。

 RSウイルス感染症の流行のピークはこれまで冬でしたが、近年、流行開始期が秋から夏に早まり、流行のピークも早まっています。このことを受けて、アッヴィ合同会社は8月3日にRSウイルス感染症に関するプレスセミナーを開催。神奈川県立こども医療センター感染免疫科部長の今川智之先生による講演と、お子さんがRSウイルス感染症で入院された経験をもつ、放送作家の鈴木おさむさんを交えたトークセッションが行われました。

 RSウイルス感染症は、現在、治療法が確立されていないため、感染した場合は発熱や咳などの症状を抑える対症療法をおこないます。このことから、「治療よりも予防が大切です」と今川先生。RSウイルスの感染の多くは、咳やくしゃみによってうつる飛沫(ひまつ)感染と、物などについたウイルスを触ることで感染する接触感染です。また、RSウイルスは大人も感染しますが、多くの場合は咳など軽い症状にとどまるため、気づかないうちに子どもに感染させてしまうことも。手洗いの徹底や身の周りの物のこまめな消毒、大人が風邪を引いた場合は、マスクをつけて唾液や鼻水が飛び散らないようにするなどの対策が重要です。

RSウイルス感染症を知っていた鈴木おさむさんも「夏はないだろうと…」


神奈川県立こども医療センター 今川智之先生(右)
と放送作家の鈴木おさむさん

 今回のセミナーでは、2歳未満の子どもを持つ親1,800名を対象にアッヴィが実施した「RSウイルス感染症・子どもの健康に関する意識調査」の結果発表も行われました。RSウイルスについて、40.8%の親が「どのような病気か知っている」と回答。この40.8%の親にRSウイルス感染症の主な特徴を質問したところ、「大人にも感染することがある」ことを知っていると回答した親は40.9%、「大人は感染してもほとんど自覚症状がないため、知らない間にお子さまにうつしている可能性がある」ことを知っていると回答した親は28.7%という結果に。また、RSウイルスの流行が夏にもみられることを知っている親も半数以下でした。

 同僚のお子さんがRSウイルス感染症になったことから、高熱などの症状が出ることは鈴木さんも知っていたとのこと。また、RSウイルス感染症の流行は秋冬だと思っていたため、鈴木さんもお子さんが生まれて最初の冬は、予防をして気を付けていたそうです。しかし、お子さんがRSウイルス感染症と診断されたのは8月でした。「『夏はないだろう』と思っていた」(鈴木さん)ため、驚いたそうです。

 今川先生によれば、今後、RSウイルス感染症は秋冬の病気ではなく「通年の病気になる可能性がある」とのこと。2017年は、初夏からRSウイルス感染症の報告が続いているそうです。改めて、夏からの予防の大切さを訴え、「おかしいな、と思ったらすぐに病院に来てほしい」と呼びかけました。(QLife編集部)

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