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[ヘルスケアニュース] 2018/06/07[木]

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女性の約7割で月経が日常生活に影響


聖路加国際病院副院長 百枝幹雄先生

 月経に伴う痛み(月経痛・生理痛)などの症状が、日常生活に支障をきたすほど強く現れる状態を月経困難症といいます。この月経困難症の原因のひとつが子宮内膜症です。強い生理痛や腰痛、不妊を引き起こす子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮ではない場所に発生し、月経が起こるたびに増殖・悪化する病気です。進行すると、卵巣がんなどのリスクが高まるため、早期に発見し治療をはじめることが大切です。

 バイエル薬品株式会社は、子宮内膜症を発症しやすい20~39歳の月経がある女性1,035名を対象に、子宮内膜症と月経マネジメントに関するインターネットのアンケート調査を実施。プレスセミナーを開催し、調査結果を発表しました。プレスセミナーでは、聖路加国際病院副院長で女性総合診療部部長の百枝幹雄先生による講演が行われ、皮膚科医でタレントの友利新さんとのパネルディスカッションが行われました。

 今回の調査では、日常生活で月経開始前や月経期間中に何らかの影響を受けることがあるかという質問に対して、「仕事・勉強・家事に若干の支障がある」が46.8%、「横になって休息したくなるほど、仕事・勉強・家事に支障をきたす」が17.5%、「一日中寝込み、通常の日常生活が送れない」が2.0%という結果に。合計66.3%の人が、日常生活で月経の影響を受けていることが明らかになりました。

 また、日常生活に何らかの影響があると回答した女性(686名、※専業主婦除く=488名)に、具体的な内容について当てはまるものをたずねると、「月経前後・期間中はイライラして、コミュニケーションに支障がある気がする」が51.0%、「月経期間中は仕事や勉強、家事、趣味など何をするにもやる気がおきない」が49.3%、「ファッションを選ぶ上で制限される」が47.1%、「※月経期間外と比べて、仕事や勉強の効率性が落ちている気がする」が44.5%、「※月経期間外と比べて、仕事や勉強に集中できない(会議や授業が頭に入らない)」が44.5%と続きました。

14歳の時に子宮内膜症と診断された友利さん、生理2日目は立つのも辛く


皮膚科医・タレント 友利新さん

 子宮内膜症は、多くの場合15~25歳で発症するといわれていますが、初期での診断が難しい病気です。百枝先生は、「子宮内膜症の患者さんはそうでない人と比べて、不妊リスク、卵巣がんなどのがんリスク、生活習慣病のひとつである高コレステロール血症のリスクが高いことがわかっている」と説明し、「少しでも変化を感じたら、産婦人科を受診してほしい」と呼びかけました。

 友利さんは、14歳の時に子宮内膜症と診断されました。生理痛がひどく、生理2日目は立つのも辛く、腰の痛みや排便痛などもあったそうです。そんな友利さんの様子に気づいたお母さんが産婦人科に連れていってくれたことで、治療を始めることができました。病院を受診する前の友利さんは、「自分の生理痛は、人よりもちょっとひどいだけ」と思っていたそうです。しかし、「今思うと、異常だったと思う」と語り、日常生活に影響が出るほどの生理痛がある場合は、早期に産婦人科を受診してほしいと呼びかけました。

 また、百枝先生は、「女性だけでなく周りの人みんなが子宮内膜症について正しい知識を持って欲しい」と話します。友利さんのように、親が受診のきっかけになることもあれば、友人、会社の同僚や上司なども受診のきっかけになることがあるかもしれません。男性・女性に関わらず、「社会全体で子宮内膜症の理解を深めることが大切」と呼びかけました。

鎮痛剤が手放せないなどの辛い生理痛は産婦人科への早期受診を

 今回バイエルが実施したアンケート調査によれば、月経に関連した症状のため、医療機関を受診したことがあるかについては、「過去1年より前に受診したことがある」が19.2%、「過去3か月より前~1年以内に受診した」が5.9%、「過去3か月以内に受診した」が5.3%となり、約7割の人が「受診したことは全くない」と回答したことがわかっています。日常生活への影響度が「重度」「中度」と回答した女性でも、医療機関の受診経験はそれぞれ52.4%、44.2%だったそうです。

 友利さんは、「私は、早期から子宮内膜症の治療を始めることができたおかげで、女性としてのキャリア積みながら、無事に妊娠もできました」と語り、改めて早い段階での産婦人科受診の必要性を訴えました。NPO法人日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)が運営する子宮内膜症ステーションでは、子宮内膜症のセルフチェックを簡単に行うことができます(http://www.jecie.jp/selfcheck/)。月経困難症の人は、子宮内膜症のリスクが2.6倍高いといわれています。鎮痛剤が手放せない、学校や会社を休んでしまう、寝こんでしまうといった辛い生理痛など、当てはまるものがある人は、産婦人科への受診を検討してみましょう。(QLife編集部)

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