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[ヘルスケアニュース] 2018/06/12[火]

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「5秒に1回」出動する救急車、1回あたりの「コスト」は4.5万円

 総務省「『平成29年中の救急出動件数等(速報値)』の公表」によると、平成29年度中の救急自動車による救急出動件数は、634万2,096件(対前年比2.1%増)、搬送人員は573万5,915人(対前年比2.0%増)で救急出動件数、搬送人員ともに過去最多を記録。実に5秒に1回、救急車が出動していたことになります。以前、QLifeでもご紹介しましたが、救急車の出動にかかる費用はおよそ4万5,000円とされています(救急車 1回の出動で約4万5000円の税金が使われている!? )。この費用は自治体が負担、つまり我々の税金で賄われています。

 一部報道では「タクシー代わりに救急車を呼ぶ」など不要不急の通報も多く含まれている可能性が指摘されており、総務省消防庁では有料化の議論も行われています。ちなみに、台湾の台北市では、2012年12月から、濫用と認められた場合には1件あたり1,800NT$(約6,000円)を徴収する、救急業務の一部有料化が導入されています。

 そこで今回は「救急車は有料化すべき?」と題したアンケートを実施。800人を超えるQLife会員さんにご回答いただきました。また、25万人以上の医師会員が登録する医療ポータルサイト「m3.com」で行われた同様のアンケート結果(2018年5月21日から5月27日にかけて実施)も併せてご紹介。QLife会員さんと医師との“意識ギャップ”に迫ります。

救急車の有料化、QL会員は3割強が賛成、医師は7割超え

 まず、「救急車を利用する場合は有料にすべきとお考えですか?」との質問に対する回答は、「どちらとも言えない」が42.4%で最多。「はい」は32.4%。「いいえ」は25.2%でした。QLife会員さんたちのあいだでは、意見が分かれているようです。

 医師の意見はどうでしょうか。同じ質問を医師に行ったところ、「はい」が74.1%と最多に。Qlife会員さんと比較して2倍以上の方が有料化すべきとの考えを持っていることが明らかになりました。日ごろから救急現場に関わることも多い医師は、現場の厳しさをより身近に捉えているためでしょうか。

徴収方法トップ3、QL会員・医師ともに同じ項目が選ばれたが…

 それでは、仮に有料化する場合、どのような方法で料金を徴収するのが望ましいと考えるのでしょうか。QLife会員さんと医師、それぞれの回答結果をみてみます。

 QLife会員さんの回答で最も多かった徴収方法は「搬送後の診察結果が『軽症だった』や『緊急性が低い』場合に徴収」(29%)、次いで「医療・介護従事者が呼ぶ、もしくは救急隊員が必要と判断した場合以外は有料」(26%)、「有料化すべきでない」(16%)を挟み、「毎回一定の金額を徴収」(12%)と続きました。

 一方、医師の回答も「徴収の仕方トップ3」はQLife会員さんと同様の結果でしたが、その割合は大きく異なります。40%の得票率を集めた「毎回一定の金額を徴収」がダントツの1位。「搬送後の診察結果が『軽症だった』や『緊急性が低い』場合に徴収」「医療・介護従事者が呼ぶ、もしくは救急隊員が必要と判断した場合以外は有料」は19%で同率の2位でした。これも現場を知るが故、「診察結果」や「必要性」を判断する側としての難しさを知るが故の結果ということでしょうか。

救急車の有料化に賛成・反対…それぞれの声

 ここからは、QLife会員さんから寄せられた救急車の有料化に対するご意見をご紹介します。

 有料化に賛成する方からは、「安易な利用の抑止力となり、税金が無駄に使われるのを防ぐ効果があるため有料化するべき(40代男性)」「本当に必要な人に使ってもらえるように(40代女性)」「そもそも無料である理由が不明(60代女性)」「交通事故や事件など、警察の指示で呼んだ場合と、搬送先の医療機関、またはそれより高等の医療機関でないと応急処置ができない場合は無料とし、それ以外は有料にしたほうがよいと思う。(50代女性)」など、費用面や必要性の観点から、有料化すべきとの意見が多く寄せられました。

 実際に2年前に救急搬送されたという方は、実体験として「救急車にお世話になり大変有難いと感謝いたします。これが無料では申し訳なく感じました、さりとてお礼の持って行き場がなく心苦しい思いでした(60代以上女性)」との意見や、現役の救急隊員だという方からは、「1日当たりの救急件数は年々増加していることを肌で感じています。救急車の適正利用をうたっているものの効果は感じません。救急車を頻回に利用する人、歩いて救急車に乗りこんでくる人、早く診察してもらいたいがために要請する人、2、3日前から熱があるのに医療機関を自分で受診しない人、挙げればきりがなく、現場の救急隊員は疲弊しています」(30代男性)との切実な声も届きました。

 一方、有料化に反対の方からは「有料だと呼ぶことをためらう(30代男性)」「誰もが不安なく救急車を呼んでいいんだと思えるようにしなければ、緊急時に躊躇してしまい万が一の事が増えると思います(50代女性)」など、「お金」のことが頭をよぎることで、本当に救急車を必要とする状況にある人が呼べなくなるリスクを懸念する人が多いようです。

 また、「どちらとも言えない」と回答した人でも「状況によっては、有料もやむ得ない(60歳以上男性)」と、状況次第では有料化に賛成するとの意見や「救急車をタクシー代わりに使う方が中にはいるのは確かだと思いますが。かといって有料にするのもどうなのかと。(40代女性)」などの意見が寄せられ、現状に問題意識はありつつも、杓子定規に有料・無料は判断できないとの声が聞こえました。

 ちなみに今回のアンケートで、フリーアンサーに記入された具体的な金額(125回答)の平均は6,197円。最も多かった回答は1万円(23回答)で、次いで1,000円(18回答)、2,000円(15回答)と続きました。もし、救急車の利用が有料になるとしたら、皆さんはいくらだったら妥当だと考えますか?(QLife編集部)

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