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[病院を知ろう!プロジェクト] 2009/02/13[金]

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Q:若尾先生は診療以外で患者さんと接することが多いと思いますが、医療者として得たものありますか?
A:患者さんは弱者です。聞きたいことがあっても医者には面と向かって聞けなかったり、分かったふりをしてしまったり。だから、患者さんとの表面的なコミュニケーションでは、本音がつかめないことも多いと思います。ところが大勢の患者さん全てに、丁寧な本音確認をしながら診療を進めるのは口で言うほど容易ではありません。医療者も常に時間と闘っていますので、ついケアがおろそかになりがちです。それでも心のこもった医療を実現するためには、医療者側が患者の機微に通じることが大切です。『どんな局面でどんなことを感じ考えるのか』の具体例をたくさん知ることは、大きな助けになります。

Q:そんなに「患者中心の医療」をどんどん推し進めて下さるのは、患者にとっては嬉しいことですが、医療者側はますます疲弊し、医療現場が破綻しませんか?
A:医療者側が患者さんのことをもっと勉強するとともに、患者さんが医療をもっと勉強して欲しいと思います。おっしゃる通り、片方だけが努力する構図は成り立ちません。自分で分かることは調べて、疑問に思う点だけを医師に質問すれば、時間は短くとも密度の濃いコミュニケーションができます。もう少し言えば、やはりのこと自分だけではなく、医療者のことや社会全体のことも考えるだけの気持ちの余裕を持つ努力をして頂ければ、日本の医療が良い方向に向かうと思います。

Q:その時に「情報」が果たす役割は大きいですね。
A:「がん患者」になるのは、誰もが初めての体験です。情報がないと、最初にかかった病院でずっと治療を受け続けることになります。でも今は、様々な治療法や専門の医療機関があります。セカンドオピニオンも当り前になってきました。さらには、医療だけでなく生活支援も重要視されてきました。選択肢を広げて、一人で悩まず、より納得して治療を進めるためには、「情報」が大事です。患者さんだけではありません。健康な人が患者さんをどう支えていくのかも、これからの日本では重要なテーマです。皆で情報共有・情報活用していくことが、こうしたゴールを達成する有効な手段であることは、間違いありません。

国立がんセンター
中央病院 放射線診断部 医長
がん対策情報センター センター長補佐
情報提供・診療支援グループ長
若尾 文彦 氏

患者・生活者が『がん対策応援団』として活躍!国立がんセンターが、患者と協力するプロジェクトを始動
 1.全ての人に情報を・・・ネットで、紙で、地域イベントで
 2.患者・家族・市民の視点を取り入れた患者視点での情報発信
 3.心のこもった医療を実現するためには、医療者側が患者の機微に通じることが大切 ≪

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