[病院を知ろう!プロジェクト] 2008/12/03[水]

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目次
①「「5万5千人署名」の無力。「要求だけでは何も変わらない」と学んだ。
②普段はスーパーで働く普通の主婦。活動は子供の学校行事の合間。
✔③「地域医療の現状」「医療の不確実性」を、もっと伝えたい。

Q:「守る会」活動の成果は?
A:活動をしてから、柏原病院小児科の時間外受診者数が半減し、さらに新しく3名の小児科医が赴任しました。しかしこれは、「守る会」の成果というより、「守る会」の呼び掛けを聞き、共感し、実際に行動してくれた住民の皆さまのおかげです。


「守る会」の活動に共鳴してステッカーを貼るお店や車が増えている。

Q:じゃあ、地域の皆さんもだいぶ変わってきた。
いえ、まだまだ住民の意識は高いとはいえません。医療問題がメディアに取り上げられることが多くなったせいか、関心は高くなってきていると思います。しかし、地域の現状をよく知らないまま、不安に感じたり、不平・不満を言う住民も多くいるように思います。住民が「正しい情報」を得ることはとても重要だと感じます。

Q:どうしたら良いのでしょう?
A:医療者と患者間の「溝」を埋めるには、お互いを理解することが必要です。医療者はこれまで、あまり情報を発信しなかったように思いますが、最近は積極的に情報発信する医療者も増えています。医療講座の開催など、医療知識を患者や住民に伝えようという動きが出ています。本当に嬉しく思います。
住民は、地域医療の現状を知りたいと思っていますし、医療知識を得ることで、より健康な生活を送りたいと思っています。それが医療者とのコミュニケーションになり、ひいては相互理解につながります。

Q:今後は、どのように活動を広げていきますか?


地元商店街も賛同。こんな街灯フラッグが60本。

A:「守る会」の本来の目的は「丹波の地域医療を守ること」です。ここ丹波の地が、安心して子どもを生み、育てられる地域でありつづけて欲しい。誰もが安心して暮らせる地域であって欲しい。そのために、今いるお医者さんを大切にしたい。医療に理解のある地域づくりを進めていきたいと思っています。
しかし、医療システムの改善など、住民としてどうすることもできない問題も多くあります。最近その「壁」にぶちあたって、気持ちばかり先走っています。
 「どうしたらよいか?私たちに何ができるのか?」と考えたとき、やはり、地域医療の現状を一人でも多くの人に知らせ、共に考え行動するよう呼び掛けること。これしかないのでは?と思うのです。
医療が進歩した現在、「お産で死ぬはずない」「このような病気は治るはず」などという、生活者の思い込みが医療者を苦しめているように思います。「医療の不確実性」についての理解を広めていきたいと考えています。

丹生裕子(たんじょうゆうこ)氏
愛知県西尾市出身、大阪外国語大学卒業。阪神淡路大震災にて被災後、夫の郷里の丹波市に移る。高校教師の夫と三人の子ども(小6・4・2年生)と市営住宅に暮らす。

「守る会」では、『子どもを守ろう お医者さんを守ろう』と書いたマグネットステッカーを販売しています。また活動資金のために寄付を募っています。「賛同する!」「協力したい!」と思ったあなた、どうぞこちらのページ(http://www.mamorusyounika.com/kifu.html)をご覧ください。

“救急”と慌てる前にまずチェック!「守る会」が作成した「受診の目安チャート図」の一部。こちらのページ(http://www.mamorusyounika.com/joho.html)から、ダウンロードできます。

目次
①「「5万5千人署名」の無力。「要求だけでは何も変わらない」と学んだ。
②普段はスーパーで働く普通の主婦。活動は子供の学校行事の合間。
✔③「地域医療の現状」「医療の不確実性」を、もっと伝えたい。

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