[病院を知ろう!プロジェクト] 2017/11/01[水]

いいね!つぶやくはてなブックマークGooglePlus

2017年版 インフルエンザ予防接種全国平均価格

2017年から2018年シーズンの全国平均は3,524円。前年度と比較すると、178円のアップとなりました。東京都は3,651円(前年度比287円プラス)、大阪府は3,460円(前年度比298円プラス)でした。
2017年から2018年シーズンのインフルエンザワクチンの製造量は、前シーズンより約250万本少ない2527.5万本にとどまる見込みで、厚生労働省はワクチンの効率的な活用とともに、13歳以上の接種では医師が特に必要と認める場合を除き「1回注射」とすることの周知徹底を求めています。ワクチン接種を考えている方は接種前に医療機関に確認をしたほうがよいでしょう。

詳しくはこちら

平均価格 2017-2018年調査 全国平均は1回あたり3,524円

2016年版 インフルエンザ予防接種全国平均価格

2016年から2017年シーズンの全国平均は3,346円。東京都は3,364円(前年度比76円マイナス)、大阪府は3,162円(前年度比3円マイナス)でした。
3価から4価に変更され、ワクチン価格が上昇した昨年と比較すると上昇の幅は小さくなっています。しかし、熊本地震の影響で厚生労働省から、ワクチン生産が前年比約10.42%の供給減となることから、接種の予約を受け付けている医療機関が増加しています。予防のためにも、また混雑を避けるためにも、早め早めのワクチン接種が良いでしょう。

詳しくはこちら

平均価格 2016-2017年調査 全国平均は1回あたり3,346円

2015年版 インフルエンザ予防接種全国平均価格

2015年から2016年シーズンの全国平均は3,204円。東京都は3,440円(前年比440円アップ)、大阪府は3,165円(前年比282円アップ)でした。
価格別では3,000円ないし3,080円が最も多く、次いで3500円、4000円の順に。3,000円未満のクリニックはほとんど無くなりました。2015年度からインフルエンザワクチンが3価から4価に変更されたことで、ワクチンの仕入れ価格が上昇したことが値上げの主な原因と考えられますが、「価格を上げると接種人口が減る可能性がある」「むしろ集客のチャンスとしたい」と、料金を据え置くクリニックも半数近くありました。

詳しくはこちら

平均価格 2015-2016年調査 全国平均は1回あたり3,204円

2014年版 インフルエンザ予防接種全国平均価格

詳しくはこちら

平均価格 2014-2015年調査 全国平均は1回あたり2939円

以下の記事は2008/12/11時点のものです

1000~6500円と価格差は大きい—「家族割」や「早割」も!

病院を探す際に、「インフルエンザ 安い」「予防接種 安い」などのキーワードでQLifeの口コミを検索するユーザが平成20年11月に入ってから急増した。「安い」が検索ワード上位ランクに入ったのはQLife運営史上で初めてのこと。不況の影響か、生活者が予防接種でも費用に敏感になっている様子が伺える。(参考資料→http://www.qlife.co.jp/news/108.html

そこでQLifeでは、全国300の医師に自院での接種実態についてアンケート調査を行った。それによると、大人の接種(1回目)費用の平均は3066円。ちなみに、大人の接種は「1回を推奨」している医院がほとんどだ。最も多かったのは3000円。全体的にはこの3000円前後に価格設定する医院群と、4000円前後に設定する医院群とで、二つの山ができている。

【大人の1回目の接種費用】(平均値は、病院3168円、診療所2945円。公的助成ない場合)
【大人の1回目の接種費用】(平均値は、病院3168円、診療所2945円。公的助成ない場合)

子供の接種は「無料」とする医院も。なぜ?

一方、子供の接種費用は、1回目での接種費用が0円~7350円と7000円以上の開きが出た。最も多かったのは2000円だが、3000円の医院も同じくらい多い。そして2回目は、1回目より安くなるケースも多く、0円(無料)にしていた医院も7%あった。子供の接種が1回で終わってしまうことを防ごうとしてくれているのだろうか。

【子供の1回目の接種費用】(平均値は、病院2702円、診療所2525円)
【子供の1回目の接種費用】(平均値は、病院2702円、診療所2525円)

【子供の2回目の接種費用】(平均値は、病院2379円、診療所2160円)
【子供の2回目の接種費用】(平均値は、病院2379円、診療所2160円)

「病院」と「診療所」の差は小さい、地域差は大きい

「病院は高く、診療所は安い」というイメージを持つ人も多いだろう。実際、近隣の診療所と連携して地域医療ネットワークを形成しようとしている病院も増えているため、「地域の診療所と競合しないように、あえて価格は高めに設定している」「なるべくよそでやってもらうようにしている」病院もある。ところが全体的には、分布状況の違いはわずかだった。

ただし、診療所の方が「割引」制度に積極的だ。「家族同時接種」「2回セット申込/予約」などのほか、「早割制度(10月)」を設けている医院もあるので、積極的に利用すると良いだろう。

地域別の価格差は大きい。東京・神奈川など首都圏が高く、地方が安い傾向にある。ただ大阪だけ例外的に安い結果となり、平均値が大人2629円、子供1回目2179円、2回目1671円だった。
kakakusa1.gif

なぜそんなに金額がバラバラなの?

インフルエンザの予防接種は、保険外診療。いわゆる自由診療だ。接種を受けるだけでは保険診療の初診料・再診料はかからない(保険外診療としての初診料名目で、追加費用を請求する医院もあると聞く)。だから費用は各医院の自由裁量で決められる。

医院のなかには、「予防接種は、来院経験のない患者さんと接点を持つ貴重な機会」と考えて戦略的に安い価格設定をしたり、「予防接種は患者さん個人だけでなく地域全体にメリットあることなので、地域医療貢献として」多くの人が接種しやすい価格設定にするという、頭の下がるところもある。

「値段」だけでなく、注射の「中身」が違うかも

ところで、QLifeを「インフルエンザ 安い」で検索するとヒットする口コミは77件、「予防接種 安い」は73件だ(平成20年12月11日現在)。よく読むと、必ずしも「安ければよい」という投稿ばかりではない。なかには「水銀/チメロサールが含まれない接種」についての投稿が8件あり、安さよりも安全性を志向する生活者も見られる。

チメロサールとは水銀を含む化合物で、ワクチンの防腐剤として使われる。特に海外では自閉症との関連性を疑う医師もいるため、国内の医院でも、子供向けにはこれを含まないワクチンを提供するケースがある。チメロサール入りのワクチンよりも値段は高くなりがちだ。

先生は、そんなに安くしても大丈夫なの?

逆に「無料」「1000円」などと聞くと、どうやって利益を出しているのだろうかと心配してしまうが、「販売業者との納入価格交渉」など仕入れ面での苦心を挙げる医院は多い。「消毒綿を半分の大きさに切って使う」「関わるスタッフの数を最小限におさえる」「接種液が余った場合は、職員などから接種する人を探す」という努力をしている医院も複数ある。

コストダウンを図るために、患者側への働きかけも実施している医院も多い。「インフルエンザワクチンのみの専門外来を開設」「予約制にして接種の時間帯を限定」など、接種を集約している医院は珍しくない。さらに「注射液が余らないように予約人数を合わせる(特に小児)」「偶数での接種を奨励」といったものまで含めると、ロスを抑える施策を具体的に実施している医院は少なくとも17%(※)に上った。また、注目すべき工夫としては「在宅患者様のご家族に(訪問診療時に)サービスを提供する」という医院があった。
※自由記入方式で回答に出現した数。つまり、同様の工夫をしている医院は実際にはこれらの数値を上回ると思われる。

ただし、「受付でのチェック、介助、ショックへの対応などあるから、とてもこれ以上安くはできない」「すでに赤字」という声も多くみられた。

患者側が、コストダウンのためにできることは、多い

患者側が原因となっている無駄なコスト要因は、意外に多い。多くの医院が困っているのは、「問診表をきちんと書かないため、時間かかる」「予約したのにドタキャンする人がいて、ロスが生じてしまう」の二つ。後者は明らかなモラル違反だが、前者についても「正確かつ短時間での問診」は医師と患者双方にメリットがあること。患者側の意識向上が望まれる。

その他には、多いものから順に、「熱があるのに接種を強く望む」「過剰に効果を期待」「子供が暴れるのを親が止めない」「腕を出しにくい服や厚着で来院」「アレルギーある患者が接種を望む」などがあった。これらも患者側の知識や意識のレベルが少し高まるだけで、容易に解決する内容と思われる。

患者側も知識や意識レベルをちょっとだけ向上させることで、双方のコストメリットを生む余地は、まだまだありそうだ。

そもそも予防接種って、効果あるのか

818411_44558533.jpgインフルエンザの予防接種とは、どんなしくみだろうか。これはワクチン注射で、人間の体がもっている免疫のしくみを利用して、本物のウイルスが入っても感染しないようにする。ただし効果の度合いはさまざまだ。

まず「人によって効果はさまざま」という話から。ワクチンの効果は免疫力に依存する。そのため免疫力が低い人、具体的には「小さな子供」や「高齢者」などは、効果が低くなりがちだ。大人の場合でも、免疫力が低下しているときには効果が下がる。つまり、過労、ストレス、睡眠不足や不摂生な生活をしている人は、要注意だ。

次に「ウイルスの種類によっても、さまざま」という話。ウイルスの種類はたくさんあるので、ワクチンは、特定のウイルスを狙って作られる。「今度の冬に流行するのは、このウイルスだろう」と予測された種類が、外れる場合がある。あるいはウイルス側が変異することも珍しくない。いずれの場合も、効果は低くなりがちだ。

「効果」には3つある

そして、「効果」という言葉自体がクセもので、私達を混乱させている。「インフルエンザにかからない効果(発症予防)」だけではないからだ。

それ以外に、「かかっても症状が重くならない効果(重症化予防)」も考慮しなければならない。インフルエンザは死に至ることもある病だから。つまり「予防接種したのに、インフルエンザにかかった=効果がなかった」とは言えない。もっと重くなっていたかもしれないのだ。

さらに視点を広げると、地域社会や学校・職場での集団感染の予防、つまり「流行を抑える効果」も重要だ。たとえば仮に2人に1人しか発症予防効果がない場合でも、2分の1に感染ルートを減らせることになるので、感染拡大スピードを大幅に抑えて少なくとも爆発的な流行(”パンデミック”と呼ばれる)を防ぐことができる。家族や友人を守るための予防接種という発想もある。

もちろん、デメリットもある

ただし、個々人レベルでは、接種によるデメリットもあり得る。副作用の確率ゼロの薬はない。

特に最近よく指摘されるようになったのが「鶏卵アレルギー」。ワクチンは鶏の卵から作る(※)から、卵に強いアレルギー反応を示す人は、注意が必要だ。
※ワクチン製造に使われる卵は、外部から汚染のない状態でつくられた受精卵である必要があるため、「雛から育てる」のだそうだ。だから6ヶ月程度の製造期間が必要で、急な「品切れ」には対応できない。

そのほか、熱があったり、病気の治療中の場合には、予防接種を受けない方が良いと判断されることも多い。これらの内容は、接種を受ける前の問診の際に、きちんと相談をする必要がある。

特に他の病気にかかっているケースは悩ましい。予防接種することで副作用が生じるリスクがより大きいのも確かだが、前述した「重症化予防」効果のメリットも、健康な人の場合より大きいことがある。つまり、メリットもリスクも両方大きくなりがちだ。慎重に医師と検討したい。

予防接種は、相性よい医院と知り合う機会

予防接種を「新患との接点機会」と位置づける医院があることを前述したが、我々生活者側も同様に「医院を知る機会、かかりつけ医をつくる機会」と前向きに考えてはどうだろう?

既にかかりつけ医がある場合は、そこで接種してもらうのが安全だが、しばらく病院に行っていないような人は、かかりつけ医として自分との相性が良さそうなところを探すのが良い。

しかも、QLifeの医師へのアンケート調査では、実に10%以上の医師が「予防接種がきっかけで、患者本人がそれまで知らなかった重大な疾患が見つかった経験が、過去一年の間にある」と答えている。予防接種時の問診、診察が、あなたの命を救うかもしれないのだ。

【2017年版】インフルエンザ予防接種全国平均価格 NEW!

 ⇒ <都道府県別>2017-2018年調査 全国平均は1回あたり3,524円

【2016年版】インフルエンザ予防接種全国平均価格

 ⇒ <都道府県別>2016-2017年調査 全国平均は1回あたり3,346円

【2015年版】インフルエンザ予防接種全国平均価格

 ⇒ <都道府県別>2015-2016年調査 全国平均は1回あたり3,204円

【2014年版】インフルエンザ予防接種全国平均価格

 ⇒ <都道府県別>平均価格 2014-2015 全国平均は1回あたり2939円

おすすめの記事

インフルエンザに関する
この記事を読んだ人は
他にこんな記事も読んでいます。
記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。