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[知っておきたい!ニュースな言葉] 2015/05/28[木]

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知っておきたい!ニュースな言葉

今月のテーマ 「健康診断にまつわる疑問あれこれ」について

 みなさんこんにちは。看護師兼保健医療福祉ニュースウォッチャーのTSUBAKIです。
 5月頃から、企業などによる健康診断シーズンが始まりますね。これは、体調管理がしやすく正確なデータが得やすい時期であること、保健指導まで年度内に行うには年度初めに行う方が余裕を持てること、新入社員の健康診断は入社後早めに行う方が良いこと、などがその理由のようです。
 ところで、健康診断での決まりには「なぜ?」と感じることも少なくありません。今回はこの、健康診断にまつわる「なぜ?」を調べてみました。

なぜ、診断当日は朝食を抜くの?

 一般に、健康診断で行う採血は「空腹時採血」と呼ばれる検査です。この検査では、血糖、中性脂肪、肝機能などの数値が前日の食事内容に影響を受けるといわれています。特に血糖値は食後2時間、中性脂肪は食後10時間以上経過しないと、正確な判定ができません。これも個人によって多少の差がみられるため、最低でも12時間以上、絶食した状態にしてから検査を行う必要があります。

 また、午後に検診がある場合は、健診を受ける医療機関から特に指示がない場合は、健診予約時間のおよそ12時間前までに、前日の夕食が終わるようにすればよいでしょう。検査当日は、朝食・昼食ともに食べないようにすれば、検査結果への影響は少ないと考えられます。例えば午前中は仕事をしてから午後から健診・・・という場合は、かなりの時間、空腹に耐えなければなりませんが、健診が終われば普通に食事ができますので一時の辛抱です。


図1:健康診断受診時間による食事時間の目安

当日は水や薬を飲んでも大丈夫?

 健診当日は、「水を少量であればOK」とされることが多いです。ただし、常用薬を服用する程度です。アメやガム、サプリメント、タバコなどは口にしないで下さい。
 薬については、飲んで良いものと飲んではいけないものがあります。原則として糖尿病の治療薬は、低血糖になる危険があるため、当日飲んではいけません。高血圧や心疾患などで常用薬がある人は、健診の前に主治医に確認しましょう。

胃のX線検査が苦手・・・。なぜバリウムと発泡剤を飲むの?

 胃がん検診で行うX線検査。その時に飲むバリウムと発泡剤は、それぞれ役割が異なります。

  • 発泡剤:縮んでいる胃を膨らませることで、病変を発見しやすくする
  • バリウム:バリウム製剤が胃壁を覆うことで、X線で撮影できるようになる

 つまり、どちらか片方だけ飲んでも、胃の中をまんべんなく観察することは出来ません。最近では胃のX線検査だけではなく、胃内視鏡検査(胃カメラ)を推奨される場合もあるようです。受診者にとっては選択肢が増えることになり、受診率の向上も期待されます。

大腸がん検診の採便はなぜ2日分必要なの?

 大腸がん検診では、「排便時に、専用の綿棒で便の表面をまんべんなくこする」という採便方法が一般的です。もし大腸の中にポリープやがん組織などの病変がある場合、排便の時にこれらの組織と便がこすれて、ほんのわずかですが出血します。大腸がんの可能性があるかどうかは、便の中にこうした目に見えない血液成分が含まれるかどうかで判断します。しかし、毎日出血しているとは限らないため、2日分を採便する必要があるのです。

 同じ「けんしん」でも、例えば「がん検診」は、「がんを早期に発見し、必要な場合は精密検査や治療を勧める」ために行われます。一方の健康診断は「健康かどうか、病気の危険因子がないかどうかを確かめる」ために行われるものです。そのためにはやはり正確なデータが必要ですから、いろいろな決まりができるのです。病気は早期の段階では自分で気づかないことも多いため、「健康だから」「自覚症状がないから」大丈夫と考えず、自分が将来にわたって健康でいるために必要な検査という気持ちで受診できると良いですね。

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