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[知っておきたい!ニュースな言葉] 2015/12/11[金]

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知っておきたい!ニュースな言葉

今月のテーマ
「あったかアイテムの落とし穴」

 みなさんこんにちは。看護師兼保健医療福祉ニュースウォッチャーのTSUBAKIです。
 寒くなってくると、コタツに電気カーペット、カイロや湯たんぽなど、身体を温めるものが恋しくなりますよね。ついうっかりコタツでうたた寝をして、風邪を引いた!という経験がある人も多いのではないでしょうか?

コタツで眠る→翌朝風邪っぽくなる理由とは?

 コタツでついうっかりうたた寝をしてしまい、気づくと朝、何だか体調が・・・という経験ありませんか?
 ヒトには常に体温を一定に保とうとする体温調節機能が働いています。お腹のあたりまでコタツに入っていた場合、上半身は寒いので体温を上げようとしますが、コタツで温められた下半身は逆に体温を下げようとします。このように同じ身体の中で低温と高温のところがあると、体温調節機能が上手く働かなくなってしまいます。さらに、高温の部分は、体温を下げるために汗をかきますが、眠っていると水分を補給できず、脱水状態になりがち。脱水状態による疲労感と、喉などの粘膜の乾燥からウイルスに感染しやすくなると考えられます。

「低温やけど」になってしまう危険性も

 コタツで眠ることによるリスクには、44~60℃という比較的低い温度で生じる「低温やけど」もあります。消費者庁が11月に公表したデータによると、2015年9月までの6年間に、65歳以上の高齢者が低温やけどを負ったという事故情報が寄せられた件数は、合計119件。うち10件(8.4%)は入院が必要なほど重症でした。
 高齢者の場合は、若い人たちに比べて皮膚が薄く、感覚機能が低下しがちなことがその背景にあります。重症化した例には、左足の親指と人差し指を切断、中指は皮膚移植を行ったケースもあります。また乳幼児や、糖尿病などで神経障害がある人も、皮膚の感覚が鈍くなっていて低温やけどを起こしやすく、重症化しやすいため注意が必要です。

図1 一般的な「やけど」と「低温やけど」の進行の仕方の違い

気づくまで時間がかかることの多い低温やけど

 前出の消費者庁のデータでは、低温やけどの原因で最も多かったのが「カイロ(28件)」。次いで湯たんぽ(19件)、ストーブ類(18件)、電気毛布、あんか(12件)でした。
 低温やけどの怖いところは、低い温度でゆっくり症状が進むため、やけどに気づくまで時間がかかってしまうことが多いということです。気づいた時は少し皮膚が赤くヒリヒリするくらいで、1日放っておいたら水ぶくれができてグジュグジュするというケースが多いようです。低温やけどは一般的なやけどと違い、あまり熱さや痛みを感じにくく、一見大きな損傷はないように思われます。しかし、時間の経過とともに皮膚の深い部分まで熱が伝わり、損傷していることが多く、筋肉等が壊死したり、手術が必要になるほど重症化してしまうこともあります。

 いかがでしょうか。今回はこれからの季節に増えてきそうな、「低温やけど」について調べてみました。皮膚が赤くなったり、水ぶくれを起こしている場合は、低温やけどの可能性があります。低温やけどは見た目以上に皮膚の深部が重症化していることもあるため、普通のやけどのように患部を冷やして様子見など自己判断をせず、形成外科や皮膚科などを受診してください。低温やけどは日常生活で少し気をつけていれば、予防することができます。また、コタツでのうたた寝などは体調不良の原因になるだけでなく、気持ち良い温かさでも低温やけどを起こすリスクがあることを覚えておきましょう。

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