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[知っておきたい!ニュースな言葉] 2016/03/08[火]

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知っておきたい!ニュースな言葉

今月のテーマ「眠りに関する病気」

 みなさん、こんにちは。看護師兼保健医療福祉ニュースウォッチャーのTSUBAKIです。「春眠暁を覚えず」の故事にもあるように、春はぽかぽかして気持ちがよく、ついつい寝すぎてしまいがちです。そこで、今回は「眠りに関する病気」について調べてみました。

睡眠時間30分以上減少、睡眠障害は増加

 総務省の「平成23年社会生活基本調査 生活時間に関する結果」によると、2011年の1日あたりの平均睡眠時間は7時間42分。1976年と比べると、過去35年間で30分以上も減少しています。

図1:1日あたりの平均睡眠時間(分)

 睡眠時間が減る一方、睡眠障害患者は増加しています。2014年と1996年を比べると、推計患者数は約2.7倍となっています(厚生労働省「平成26年患者調査(傷病分類編)」)

日中に強い眠気が生じたら…「ナルコレプシー」の疑いも

 睡眠障害というと、「不眠症」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、夜、ベッドや布団で睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気が生じ起きているのが困難となる状態の「過眠症」もそのひとつです。

 その代表例が「ナルコレプシー」です。突然睡魔におそわれ、どんな状態でも眠ってしまいます。有症率は1000人に1人程度、発症年齢は10歳代であることが多く、いったん眠れば、ひとまずスッキリするといった特徴が見られます。

  • 1日に3~5回ほど居眠りをしてしまう
  • 居眠りの時間は10~20分程度と短い
  • 「笑う」「驚く」「怒る」などの感情の変化にともなって、身体の力が抜けることがある
  • 眠り始めのタイミングで幻覚を見ることが多い
  • “金縛り”のような状態になることが多い

 このような症状が頻繁に現れるようなら、ナルコレプシーを疑ってみるのもよいかもしれません。

 同様に、日中に強烈な眠気がおそってくるものとして、「特発性過眠症」があります。日中に1~4時間という長い時間寝てしまうことが特徴です。発症年齢は10~20歳代で、たとえ1時間以上眠ったとしてもスッキリせず、眠気もなかなか消えません。目が覚めたときに自分がどこにいるのか、今どういう状況なのかわからない、といった経験をすることもあるようです。

 過眠症の原因としては、脳内の覚醒維持機能の異常や何らかの原因で夜間の睡眠障害があることなどが想定されているようです。眠気により周囲から怠け者とみなされることや、仕事上のミスにもつながることから、過眠症については、早期診断・治療の重要性が呼びかけられています。

午後早めの30分以内の昼寝が作業効率改善に効果的

 厚生労働省は、睡眠の重要性を普及するため、科学的知見に基づいた「健康づくりのための睡眠指針2014」をまとめています。

<睡眠12箇条>

  1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に
  2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを
  3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります
  4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です
  5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を
  6. 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です
  7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ
  8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
  9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠
  10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
  11. いつもと違う睡眠には、要注意
  12. 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を

 指針では、個人差はあるものの、必要な睡眠時間は6時間以上8時間未満で、「必要な睡眠時間以上に長く睡眠をとったからといって、健康になるわけではありません」と注意喚起しています。自分に必要な睡眠時間を知ることが大切であり、日中の仕事や活動に支障をきたす程度の眠気でなければ、睡眠時間は足りていると考えてよいようです。

 毎日、十分な睡眠をとることが基本ですが、仕事や生活上の都合で夜間に必要な睡眠時間が確保できなかった場合は昼寝が役に立つそうです。午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的である、と提言されています。

 3月18日は「春の睡眠の日」。この機会に、ご自身の睡眠を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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