会員限定この記事を読むと10pt 進呈!!

新規会員登録(無料) ログイン

[知っておきたい!ニュースな言葉] 2016/04/08[金]

いいね!つぶやく はてなブックマーク
知っておきたい!ニュースな言葉

今月のテーマ「カバは誰のもの?」

 みなさん、こんにちは。看護師兼保健医療福祉ニュースウォッチャーのTSUBAKIです。うがい薬といえば、「イソジン(R)うがい薬」が有名ですが、4月1日から、これと同じ成分の「明治うがい薬」が販売されていることをご存じでしょうか?今回は、このうがい薬をめぐる争いについて、調べてみました。

「イソジン」、明治からシオノギへ

 イソジンうがい薬は、「ポビドンヨード(Povidone-iodine)」を主成分としています。ポビドンヨードとは、ヨウ素の酸化作用を利用した抗微生物成分です。殺菌力はもちろん、即効性に優れていることから、うがい薬や手指の殺菌、傷の消毒液などに広く使われています。

 国内では、明治グループが、「イソジン(R)」ブランド製品を開発した米国系のムンディファーマ株式会社(Mファーマ)と契約を結び、50年以上も製造販売を行ってきました。ところが、その契約が3月末に切れ、明治は「イソジン」の商品名でうがい薬を販売することができなくなりました。

 有効成分のポビドンヨードは製造特許が切れており、同じ成分のうがい薬を独自に製造することができるため、明治は「明治うがい薬」と商品名を変更して販売することに。一方、Mファーマは新たに塩野義製薬株式会社と契約を締結。「イソジンうがい薬」は塩野義製薬の子会社であるシオノギヘルスケア(シオノギ)が販売することになりました。

明治、「カバくん」守りたい


動物園で人気者のカバ。思いもよらず騒動に巻き込まれることに

 そこで問題となったのが、パッケージデザインです。長年、イソジンうがい薬のイメージキャラクターとして愛されてきた「カバくん」ですが、商標権を持つ明治はもちろん、4月以降も「明治うがい薬」のパッケージにも継続して採用。一方で、シオノギも「イソジンうがい薬」で「カバくん」に類似したキャラクターを採用しました。

 明治は今年2月、Mファーマとシオノギに対して、「カバくん」に類似したキャラクターを使用した商品の製造販売を行わないよう、不正競争行為差止等の仮処分命令を申し立て。これを受け、Mファーマも明治に対し、「明治うがい薬」が「イソジンうがい薬」と混合するなどとして、デザインの使用差し止めを求める仮処分命令の申し立てを行ったことが、各社で報道されました。

「カバくん」と「イソジン」共存の道を

 このような”訴訟合戦”が注目されていましたが、3月18日に和解が成立。「カバくん」は明治が継続して使用し、Mファーマとシオノギは今年8月末までにデザインを変更することになりました。

 明治は、「明治カバくん うがいラボ」を開設するなど、「カバくん」を全面に押し出したPRを展開。Mファーマは、新宿・歌舞伎町にある巨大ゴジラがイソジンうがい薬でうがいをする企画を行うなど、「イソジン」のPRに力を入れています。

 「カバくん」と「イソジン」、共存共栄(?)できるといいですね。

記事を読んでポイント獲得!

10pt 進呈!!

この記事を読んで
簡単なアンケートに回答すると、
"Amazonギフト券に交換できる"
QLifeポイントを獲得できます!

おすすめの記事

この記事を読んだ人は他にこんな記事も読んでいます。
記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。