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[知っておきたい!ニュースな言葉] 2016/05/16[月]

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知っておきたい!ニュースな言葉

今月のテーマ “ギャンブル依存症”

 みなさん、こんにちは。看護師兼保健医療福祉ニュースウォッチャーのTSUBAKIです。

 先日、バドミントンのトップアスリートが違法賭博でリオ五輪出場を見送られるなど、スポーツ界でギャンブル問題が後を絶ちません。そこで、一度ハマるとなかなか抜け出せない「ギャンブル依存症」について調べてみました。

原因はっきりせず

 ギャンブル依存症とは、「ギャンブルをしたい」という強い欲求ややることへの執着があり、ギャンブルを自制できない状態とされています。経済的、職業的、人間関係的に好ましくない結果をもたらし、やめなければならないと決意してさまざまな努力をしてみても、結局やめられずに反復する、などの特徴があります。

 厚生労働省の検討会資料では、ギャンブル依存症患者はギャンブルがらみの刺激に対して脳が過剰に反応する一方、ギャンブルがからまない刺激にはあまり反応せず、そのため、ギャンブルから抜け出しにくいと考えられる、などといった研究結果が示されています。ただ、どのような人がなりやすいのか、原因は何なのかについては、明確にわかっていないようです。

男性1割に疑い、全体で542万人

 厚生労働省研究班が2013年に成人4153人を対象に実施した調査結果によると、ギャンブル依存症の疑いがある人は男性8.8%、女性1.8%。2016年4月現在の人口に当てはめると、全体で約542万人と推計できます。すべてが有病者というわけではありませんが、オーストラリアが2%強、アメリカ、イギリスなどが1%前後であるのと比べると、高い数値といえそうです。

 アメリカならラスベガス、中国ならマカオ、フランスならモナコというように、他国では普段生活している場所から離れたところでギャンブルが行われており、ギャンブルの広告、少なくともテレビCMは禁止している国が多いようです。一方、日本では、パチンコ店が至るところにあって簡単にアクセスでき、テレビCMも当たり前のように流れています。“ギャンブルにはまりやすい環境”といえるのかもしれません。

依存度チェック

 アメリカ精神医学会は2013年、「ギャンブル障害 チェックシート」を発表。過去1年間を振り返って4つ以上に当てはまる人は、ギャンブル依存症の可能性が高いといわれています。

臨床的に意味のある機能障害または苦痛を引き起こすに至る持続的かつ反復性の問題賭博行動で、その人が過去12か月間に以下のうち4つ(またはそれ以上)を示している。

  1. 興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をする欲求
  2. 賭博をするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる、またはいらだつ
  3. 賭博をするのを制限する、減らす、または中止するなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある
  4. しばしば賭博に心を奪われている(例:次の賭けの計画を立てること、賭博をするための金銭を得る方法を考えること、を絶えず考えている)
  5. 苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)のときに、賭博をすることが多い
  6. 賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い(失った金を“深追いする”)
  7. 賭博へののめり込みを隠すために、嘘をつく
  8. 賭博のために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
  9. 賭博によって引き起こされた絶望的な経済状況を免れるために、他人に金を出してくれるよう頼む

 ギャンブルに依存症すると、“資金調達”のために借金を重ねたり、熱中するあまりに仕事を無断で休んだりして、大切な人間関係や職場を失いかねません。今国会でひとまず見送りとなった「カジノ法案」についても、現状を踏まえ、今後も慎重に議論を進めてほしいものです。

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