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[注目疾患!] 2012/04/13[金]

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 高齢者によく見られる「背が縮んだ気がする」「立ち上がる時に背中や腰に痛みを感じる」などの症状。「歳だからしょうがない」などとあきらめてはいけません。これらの症状の中には、骨粗しょう症が原因で起こるものがあります。骨粗しょう症について、正しい知識を身につけるとともに、少しでも不安を感じたら専門医を受診しましょう。
骨粗しょう症のセルフチェックをする

めずらしい病気ですか?

 骨粗しょう症は今や“国民病”ともいっても過言ではないポピュラーな病気です。日本における患者数は約1,100万人と、実に日本の人口の1割近くを占めています。特に、閉経後の女性が大多数を占めていて、その患者数は約800万人いる、というデータもあります。このように多くの患者さんが悩む骨粗しょう症ですが、病院を受診し治療を受けている患者さんは200万人程度しかいません。約80%の患者さんが、さまざまな症状で日常生活に支障がありながらも、適切な治療を行っていないのです。今後、“超”高齢化社会を迎えるにあたり、患者数は増加の一途となることが確実視されています。高齢者だけでなく、全ての年代の人が、骨粗しょう症について知っておくことは重要でしょう。

どんな症状を起こしますか?

 詳しいメカニズムは知らなくても、なんとなく骨粗しょう症とは「骨がもろくなる病気」ということはご存じかと思います。「骨がもろくなる」ことが原因で起こる症状の代表的なものが骨折です。骨折する部分として多くみられるのが、背骨や太ももの付け根、手首(橈骨)、肩(上腕骨)など。「たかが骨折」などとあなどってはいけません。一度骨折したら次にまた骨折を起こす可能性が高くなります。太ももの付け根を骨折すると、歩行が困難となり、高齢者の場合はそのまま“寝たきり”になる方もいます。また、背骨の骨折(圧迫骨折)を繰り返し、背中が曲がったりするなど、姿勢が大きく変化し、日常生活に大きな影響を与える場合もあります。
 骨粗しょう症は、名前の通り「骨」の病気なので、“病気のサイン”を直接見つけることは難しいです。しかし、「背が縮んだ(気がする)」「立ち上がる時に背中や腰が痛い」「食欲不振」「息切れしやすい」などを感じたら、それは骨粗しょう症の“病気のサイン”の可能性があります。これらの症状が気になったら、すぐに専門医に相談しましょう。

原因は?

 骨粗しょう症の最も大きな原因は加齢です。骨は絶えず新陳代謝を行っており、骨が壊される「骨吸収」と新しい骨を作る「骨形成」が交互に繰り返されることによって、丈夫な骨を形づくっています。しかし、女性では閉経をきっかけに、骨吸収が骨形成を大きく上回り、新陳代謝のバランスが崩れ、「骨形成」が間に合わなくなってしまいます。その結果、骨密度が低下し、骨がスカスカになってしまう。それが骨粗しょう症なのです。
 閉経後の女性が特に骨の新陳代謝バランスが崩れやすいとされる原因の1つに、女性ホルモンの一種であるエストロゲンがあります。エストロゲンには骨吸収のスピードを遅くさせる働きがあるのですが、閉経後にこのエストロゲンが減ってしまうため、骨がもろくなってしまうのです。また、ダイエットによる栄養不足も骨粗しょう症の原因となります。栄養不足で血中のカルシウムが不足すると、骨の中のカルシウムを血中に補い、骨の中のカルシウムが失われ、骨密度が低下していきます。

治療法は?

 治療は、大きく分けて「生活改善」と「薬物療法」の2つを行います。「生活改善」は、カルシウムやカルシウムの吸収を助けるビタミンDの摂取を意識した食生活や、転倒防止のための適度な運動などを行います。「薬物療法」については、骨の破壊を抑える薬やカルシウムの吸収を促進・カルシウムの量を増やす治療薬のほか、近年では骨形成を促進する薬も登場しました。骨折の危険性の高い患者さんの治療も可能になるなど、治療の選択肢が拡がっています。
 “寝たきり”になる可能性のある骨粗しょう症は、早めの受診が重要です。自分や身近な人が下にあげた「セルフチェック」のうち、どれか1つでも当てはまるようでしたら、専門医に相談してください。

骨粗しょう症 セルフチェック

 下記5項目のうち、どれか1つにあてはまったら「骨粗しょう症」の可能性があります。専門医に相談しましょう。

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