[注目疾患!] 2012/10/01[月]

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逆流性食道炎ってどんな病気?

 「逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)」は、胃酸の逆流によって引き起こされる病気です。
 食道は口から入れた食物を、胃に送るための管で、通常一方通行です。食道と胃の間は下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)によって、通常は閉じられていますが、食物を飲み込んだ際に開いて、食物を胃に送り込みます。胃では、酸性度の強い塩酸(胃酸とも呼ばれています)と消化酵素が含まれる胃液が分泌されています。胃液は食物の中に含まれるタンパク質を分解し、おかゆ程度の固さにすることで、小腸で吸収しやすい状態にします。胃には酸から粘膜を守る防御機能が働いています。しかし食道にはこの防御機能がないため、何らかの原因で胃酸が食道に逆流すると、食道粘膜は強い酸である胃酸にさらされて炎症を起こします。また、胃酸によって活性化されたタンパク質分解酵素が食道を傷つけます。胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍(かいよう)が生じ、胸やけや呑酸(どんさん)などの不快な症状が起こります。これが「逆流性食道炎」です。

逆流性食道炎になる原因は?

 様々な原因で胃酸が逆流することで、逆流性食道炎が起こります。
 食道には、胃酸に対する防御機能がないため、酸に繰り返しさらされることで炎症を起こし、粘膜のただれや潰瘍が生じたり、胸やけや呑酸などの不快な症状の原因となります。

逆流性食道炎になる原因

食道知覚過敏
食道が過敏になる
原因ストレス
下部食道括約筋(LES)圧低下
胃から食道への逆流を防いでいる、食道最下部の下部食道括約筋による締め付け機能の低下
原因加齢
一過性LES圧低下(TLESR)・胃酸分泌の増加
下部食道括約筋の一時的なゆるみと胃酸の分泌の増加
原因となる食品等アルコール、喫煙、高蛋白食、高脂肪食、コーヒー、緑茶、過食
胃内圧の上昇
腹圧が上がることで胃の中の圧力が上昇
原因ベルトや下着による腹部の締め過ぎ、過食、前かがみの姿勢、肥満、重い荷物を持ち上げる作業

逆流性食道炎の疑いがある症状

 逆流性食道炎になると、「胸やけ」や「呑酸」(のどの辺りや口の中が酸っぱい、胃の中身が逆流する感じがする)といった不快な症状が起こります。その他にも、お腹の張り、のどの違和感(イガイガ感・ヒリヒリなど)、胃もたれ(重苦しい)、頻繁にげっぷが出る、よく咳き込む、胃の痛みなどの症状がある場合も、逆流性食道炎の疑いがあります。お薬による治療によって改善する場合があるので、これらの症状があれば早めに医師に相談しましょう。

逆流性食道炎になるとどんな影響があるの?

 「逆流性食道炎」は日常生活にこんな影響をもたらします。
 胃酸の逆流によって引き起こされる「胸やけ」や「呑酸」によって、逆流性食道炎の患者さんは日常生活に支障をきたすことがあります。

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