秋田県立リハビリテーション・精神医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

秋田県立リハビリテーション・精神医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

常勤医師は1人を除きすべて他臨床科経験(外科・脳神経外科・消化器科・神経内科・耳鼻咽喉科)あり、当科の診療内容を特徴づける。東北地方で数少ないリハ学会専門医複数人を擁するリハ専門基幹病院。脳卒中患者が対象患者の3/4を占め、また早くから認知症患者のリハに取り組む。背景疾患・続発症管理を必要とするリハ対応困難例を多く扱うほか「心と身体」障害を対象とする神経精神科とリハ科の2診療科で構成する利点を生かした診療を展開。対象病床は、回復期リハ50、療養病床リハ50、認知症リハ病床(精神病床)50。脳卒中のほか、頭部外傷・脊損・神経変性疾患・変性性認知症を含む認知症を扱う。嚥下困難や呼吸障害、高次脳機能・認知機能の進行性低下に対して包括的対応が可能。摂食・嚥下障害に対するVF評価、胃瘻造設、嚥下訓練を行う。訓練部門は、24時間365日訓練(FIT)を行うチーム医療体制。

症例数

認知症リハ病床を除く年間リハ科新規入院患者数は約350。紹介型病院で秋田県内全県から紹介あり。

医療設備

放射線関係ではMRI、CTのほか、機能画像診断のため、CT-SPECT(脳血流・心筋血流など)や坐位保持装置付き嚥下造影装置(VF)を備える。リハ関連機器ではドライビングシミュレーター(自動車運転技能評価)、天井懸架式トレッドミル、筋力測定装置、バランスマスター(以上PT部門)などを完備。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

神経・精神科

分野

精神科

特色

当センターは300床中200床が精神病床である。精神病床は一般精神障害用として40床、30床、30床と小規模の病棟が用意されており、入院する患者さんの病状により、より適した治療環境が選択できる。また、個室が多いのが特徴的であり、最も個室の比率の高い40床の病棟では、半分の20床が個室となっている。個室の使用により、精神症状が原因の患者さん間のトラブルを避け、十分に安静を保てる治療環境が提供できている。この環境により、入院患者さんの苦痛を軽減し、より効率的な治療を行うことが可能となっていると考える。短期集中治療を開業以来の方針としてあげ、十分な職員数で関わることにより、短期での治療、退院が可能な体制を維持している。これら3つの病棟の平均在院期間は別記のように3カ月を切っている。私個人の診療上の理念としては、常に「相手の立場に立って考えてみる」ことが大切だと思っている。患者さんや家族の立場になってみる視点を持つことが、精神医療のみならず医療にかかわるすべての者にとって必要だろうと考える

★疾患としては、異例に躁うつ病圏内の入院数が多く、一般の病院では対応困難な躁状態、混合状態の患者さんを受け入れ、国際的なガイドラインを参考に最先端の治療方針を取り入れ、速やかな治療を行っている。30床の病棟の一つは開放病棟であり、快適性にも配慮した環境となっており、軽度から中等度のうつ病患者さんの療養に適した条件にある。統合失調症は、発症後まもなくのフレッシュな例も多く、きめ細かな対応を行っている。内科的な対応などは限界があるが、その他、神経症圏など、一般精神障害全体を幅広く治療対象としている

★また、認知症病棟は各50床の2つの病棟を持つ。その中の一つは精神症状の激しい症状を積極的に受け入れ、治療に努めている。他の一つはリハビリテーション科との協力により、両科がそれぞれ持つ技能を結集した体制を整え、リハビリテーションに重点を置いた病棟運営を行っている。認知症への対応技術に対する秋田県内諸施設からの期待は大きく、年に1回開催する認知症に関する講演会は、毎回、会場に収容しきれないために、参加希望者の一部の参加を断らざるを得ない盛況をみせている

★他に、豊富な症例数を背景に毎年、秋田大学から若手医師を受け入れている。一般臨床技術、指定医資格取得のための法的研修を含めた臨床修練の場として、県内の精神科医養成体制の一部として機能、貢献している。

症例数

08年度の当センターの運営実績を示す

★外来部門において、年間外来初診患者数は280人、1日あたりの外来平均患者数は49.6人である。認知症患者への窓口として、ものわすれ外来がリハビリテーション科と神経・精神科共同で運営されており、延べ受診者数は1,623人で、初診患者数は244人である

★入院部門において、神経・精神科病棟は開放病棟30床、閉鎖病棟170床(保護室4床を含む)である。1年間の新入院患者数は617人(男性231人、女性386人)、平均在院日数は98.6日(一般精神病棟89.6日、認知症病棟110.6日)である。入院患者の内訳は、認知症等の器質性精神障害(51%)、うつ病・躁うつ病などの気分障害(24%)や統合失調症(17%)がこれに続いている

★精神科救急病院として、秋田県の中核的役割を担っており、医療観察法における指定通院医療機関の指定も受けている。救急受診者数は185人で、うち入院は77人、夜間・休日の入院割合はその69%である。措置入院では秋田県全体で11人中8人が当病院への入院となっている

★認知症診療では、認知症病棟(100床)への入院数は284人で、高介護度の患者や激しい問題行動を持つ患者が増加している。

医療設備

MRI、CT等の放射性検査、脳血流SPECT等の核医学検査、脳波、心電図、臨床心理士によるカウンセリング、心理検査が可能である。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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