千葉県済生会 習志野病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

千葉県済生会 習志野病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

05年6月に国立習志野病院の移譲を受け、船橋済生会病院と統合されて旧国立習志野病院の跡地に発足した急性期病院である。山森、山本、林は国立習志野病院から継続して外科診療にあたっている。各医師は専門を持っているが、どの臓器についても外科の研鑽を積んでおり協力して手術、診療に当たっている。05年5月に新病院が完成。病室、廊下のスペースを広くとってあるので、ゆったりした環境で療養できる。敷地内のウッドデッキスペース、8階屋上の庭園、患者用図書室、読書スペースなども快適な療養生活の一助となっている。新病院発足時より、電子オーダリングシステムを導入し、検査結果をオンラインでただちに見ることができるため、迅速な診療が可能となっている

★乳腺・甲状腺外科では病理医との連携のもとに、初診日にマンモグラフィ、乳腺エコー、迅速穿刺吸引細胞診まで行い、確定診断をつけることができる体制になっている。また、手術に当たっても病理医との連携のもとに術中迅速組織診を行い的確な診断、そして手術侵襲の軽減を図っている。手術目的でご紹介いただいた患者さんについては、外来にて精密検査、術前検査を行い、初診日より2週間以内での手術を心がけており、患者さんをお待たせしないようにしている

★医療機器では、2台のマルチスライスCT、MRI、RI、多数の超音波診断装置、上部下部消化管内視鏡など充実した診断機器をそろえており、上部消化管では経鼻内視鏡も行っている。治療ではリニアック放射線照射装置により、外科では乳房温存手術後の放射線治療、膵癌の術中照射を行っている。これらの放射線治療は予後の改善に大きく貢献している

★抗癌化学療法は入院、外来いずれでも行っているが、外来化学療法では快適な環境で治療を受けられるように専用のスペースを設けている。また、最新の抗癌治療薬の導入を常に行い、患者さんが最先端の治療を受けられるようにしている

★病院全体として、感染制御チーム、褥瘡制御チーム、栄養サポートチームが活動しており、術後合併症発生の軽減、早期の回復に役立っている。また、医療安全にも病院全体として力を入れており、年2回の安全教育講演会、月に1度のMedical Saferによる安全教育ワークショップ(これには全職員が必ず1回は参加するようなシステムにしている)、インシデント・アクシデントレポートの提出を奨励することなどで、常に医療安全に対する意識を高めるようにしている。千葉大学はじめ他病院との共同研究も多数行っており、医学的レベルの向上にも努力を行っている

★夜間・休日の救急外来からの入院患者さんの受け入れをスムーズにするために12年3月より救急病棟が稼働している。

症例数

11年度の外科の手術件数は684件、うち全身麻酔手術は431件であった。主だった手術の症例数をあげる

★胃癌手術40例(うち胃全摘手術例12例、腹腔鏡手術例7例)。大腸癌手術72例(うち腹腔鏡手術12例)。直腸癌手術52例(うち人工肛門増設例2例、腹腔鏡手術例3例)。肝癌・上部胆管癌での肝切除例11例であった。膵臓癌と下部胆管癌などでの膵切除術は12例で、膵頭十二指腸切除術6例うち2例に術中照射を行っている。胆石症、胆のう摘出術は76例で、うち62例が腹腔鏡手術。乳癌手術33例で、うち15例が乳房温存手術。乳房温存手術例には全例放射線治療が併用されている。甲状腺癌手術16例。鼠径ヘルニア・大腿ヘルニア手術116例。このなかには小児鼠径ヘルニアも含まれている。小児鼠径ヘルニアは1泊2日の入院で行っている。痔手術8例。下肢静脈瘤手術61例で、うち31例が日帰り手術であった

★癌の治療成績は、電子カルテ移行後の追跡できた症例の集計から、胃癌、結腸癌、直腸癌の5年生存率は、胃癌では、stageIA:88.4%、IB:86.7%、II:83.3%、IIIA:50%、IIIB:12.5%、IV:0%。結腸癌では、stageI:100%、II:82.4%、IIIa:71.4%、IIIb:63.6%、IV:25%。直腸癌では、stageI:100%、II:84.6%、IIIa:68.8%、IIIb:0%、IV:0%であった。いずれも他病死を含む集計である。

医療設備

電子内視鏡、超音波内視鏡、超音波診断装置、MRI、RI、マルチスライスCT、DSA、腹腔鏡下手術装置、ハーモニック・スカルペル、キューサー、リガシュアなど。リニアック、ICU6床。外来化学療法室。救急病棟。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科疾患全般を対象に、地域の基幹病院としての使命をはたす努力をしている。当院では救急医療を積極的に行っているため尿路結石、腎不全、腎外傷といった泌尿器科救急患者さんが多いのが特徴。チーム医療を第一に考え、泌尿器科医、薬剤師、看護師が集まってのミーティングならびに回診を毎日行っている。そうすることによって入院患者さんの病態は主治医以外でも患者情報を共有しており、迅速に対応することが可能となっている。

症例数

1日の外来患者数は50~80人、1日入院患者数は20~25人、年間手術件数は400~450件である

★外来で行う男性の内視鏡検査を軟性尿道膀胱鏡に変更した。従来の硬性尿道膀胱鏡に比べて検査時の苦痛は格段に改善した。11年からは尿路結石の治療を新たに開始した。初年度は体外衝撃波結石破砕(ESWL)120件、経尿道的砕石術(TUL)48件、経皮的尿路結石砕石術(PNL)6件の治療を行った

★前立腺癌の患者さんも多く、11年度度の当院での前立腺生検件数は162件であった。前立腺癌の治療は癌の進行状態や患者さんの状態、希望により手術治療、放射線治療、内分泌治療を行っている

★膀胱癌や前立腺肥大症を治療する内視鏡手術器具(オリンパス製TURis)も新たに更新した。従来の機器に比べ安全に手術を行えるようになりました。11年度は経尿道的前立腺切除術40件、経尿道的膀胱腫瘍切除術68件の手術を行った

★女性の尿失禁手術、子供の夜尿症、包茎、陰嚢水腫、停留精巣も診察している。セカンドオピニオンの紹介、受け入れも行っているので気軽に相談してください。

医療設備

MRI、CT、RI、リニアック、ESWL、軟性尿道膀胱鏡、硬性尿管鏡、軟性尿管鏡、レーザー砕石装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

リウマチ膠原病センター(リウマチ膠原病アレルギー科)

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

当院は01年旧国立習志野病院が済生会に移管され発足し、06年新病院が完成。09年に膠原病リウマチ性疾患の診療拠点として「リウマチ膠原病センター」を設立。当院は「関節外科センター」と連携し、リウマチ性疾患を総合的に診療可能な本邦でも数少ない施設であり、リウマチ学会(アレルギー学会)専門医教育施設に認定されている。主なスタッフはリウマチ専門医・アレルギー専門医であり、特に「膠原病」を専門とし豊富な経験を有しており、陣容は千葉県トップクラスである。関節リウマチ治療では生物学的製剤の実績も多数あり。

症例数

外来通院数は月平均約1,500例、年約2,500例でほとんど専門疾患である。リウマチ性疾患としては、関節リウマチ(RA)1,500例、全身性エリテマトーデス(SLE)170例、シェーグレン症候群(SJS:2次性含む)350例、強皮症150例、血管炎症候群80例、多発性筋炎・皮膚筋炎70例、リウマチ性多発筋痛症70例、混合性結合組織病(MCTD)35例、ベーチェット病35例、その他抗リン脂質抗体症候群、成人発症スティル病などの膠原病・膠原病類縁疾患であり、アレルギー性疾患としては好酸球増多症など約100例

入院患者数=年間約220例で、関節リウマチ70例、SLE/SJS 20例、血管炎症候群23例、多発性筋炎・皮膚筋炎16例、強皮症12例、リウマチ性多発筋痛症10例、MCTD5例、ベーチェット病5例、成人発症スティル病5例、不明熱20例など

★膠原病を診断し、臓器病変(間質性肺炎、腎症など)の合併を検索し活動性を評価して適切な治療を行う。副腎皮質ステロイド剤(パルス療法含む)、免疫抑制剤[シクロホスファミド(パルス)、シクロスポリンなど]、免疫グロブリン大量療法、血漿交換療法・免疫吸着療法などで治療。ステロイド剤や免疫抑制剤は有用だが副作用も知られており、副作用の予防・早期発見・治療を行い、有効で副作用が少なく質の高い治療を目指している。また関節リウマチの治療では、近年生物学的製剤(レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、シンポニー、オレンシア)が導入され、メトトレキサートMTX増量可能となり、寛解を目指す画期的な時代を迎えている。発症早期の「治療の好機」とされる時期に、臨床的寛解を達成し関節破壊の進行を抑えQOL(生活の質)を追求する、最新の知見に基づく医療を実践している。治療に伴う合併症への対応も膠原病診療の経験が生かされている。また新規製剤の臨床治験(RA、SLE)にも積極的に参加している

成績=生物学的製剤は延べ約300例の投与実績があり約200例に投与中。選択的免疫抑制剤プログラフも約250例と多数に投与。

医療設備

画像診断ではCT、MRI/MRA、RI等の設備。治療では血漿交換療法・免疫吸着法など可能。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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