専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

済生会川口総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

循環器内科

分野

循環器科

特色

当科ではカテーテルを用いた冠動脈疾患へのインターベンション(PCI)や不整脈への高周波心筋焼灼術(アブレーション)、ペースメーカー移植術等、先端治療を行っている。5年~10年後を見据えた安心安全なカテーテル治療を目的とすることが当科最大の特色と言える。インターベンションやアブレーション治療は造影剤腎症や放射線障害として患者に見えない形で加わり、医療者に責任のあるリスクとなりうる。当院では過度の造影剤使用や透視時間を防ぎ、効率的治療を安心安全に提供するため、医師と心カテ室スタッフが相互協力のもと造影剤と被曝へのフィードバックを実践し、2つのリスクを可能な限り低減する努力をしている。

症例数

血管内治療=冠動脈PCIから末梢血管拡張術(PTA)、そして肺動脈血栓塞栓への対応まで、様々な血管の狭窄閉塞疾患に対して豊富な経験があり、安全かつ迅速にカテーテル治療を実践している。PCIはおよそ年間200件で、初回成功率は98%を維持している。医師全員が夜間休日を含む緊急治療に際してPCI、大動脈バルーンポンプ等の実施能力があるため随時緊急対応している

★また当科は心房細動への総合的治療を診療の一つの柱としている。脳梗塞・心不全等予防のための必要適切な薬剤管理に始まり、カテーテル治療(高周波アブレーションによる肺静脈隔離術)までが実践できる不整脈センターとしての陣容を整備しつつある

★当院循環器内科がトータルな心臓・血管病に取り組む診療科として地域に貢献できる診療科であり続けるため、医師数8~9人体制に向けての体制作りも始まっている。心血管病の一般診療(生活習慣病に対しての予防医学的介入や薬物療法)も当科が窓口となり、安定後は病診連携を介してかかりつけ医を紹介している。埼玉県内のJリーグプロサッカーチームのメディカルチェックを実施する病院でもある。

医療設備

マルチスライスCT(日本初512列シーメンス社製;被曝線量激減、短時間に鮮やかな撮影可能)、CT、MRI、CAVI/ABI、心エコー(一般、経食道)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

一般的泌尿器科疾患に加え、当院が地域がん診療拠点病院であるため、癌治療に中心をおいている。診断においては、CT、MRI、シンチグラフィーおよびPET-CTを設置しており高度な診断が可能。治療では、腹腔鏡手術といった低浸襲手術のみならず、膀胱癌に対する全摘除術後の尿路再建には、自分で排尿が可能な代用膀胱の作成を積極的に行い、生活の質(QOL)の向上に配慮している。また、放射線治療、化学療法も積極的に行っている。尿路結石に対しては、体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)を設置し、あらゆるオプションの結石治療が可能である。また、前立腺肥大症に対しても積極的に手術を行っている。地域の中核病院として、大病院にはないアットホームな、きめの細やかなケアが提供できるよう心がけている。外来での膀胱鏡検査は、軟性鏡を導入しており、痛みの少ない検査が可能である。

症例数

外来患者数1,300~1,400人/月、うち新規患者数130人/月。入院患者数50~70人/月。年間手術件数約600件。主な手術内容は、前立腺全摘除術20~30件、腎摘出術(部分切除、腎尿管全摘を含む)20~25件、膀胱全摘除術6~10件、腹腔鏡手術15~20件、前立腺生検150~200件、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)40~50件、経尿道的膀胱腫瘍切除術 80~90件、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)160~180件、前立腺癌に対する放射線治療20~30件など。

医療設備

CT、MRI、DSA、ESWL、核医学検査、リニアック、PET-CT、軟性膀胱鏡、双電極内視鏡切除機器(TURis、TUEB)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

整形外科

分野

整形外科

特色

★地域の基幹病院であるが、専門性、先進性、特殊性を要する脊椎脊髄病疾患、手の外科疾患に絞って高度の医療を行っている。常勤医師9人中8人が整形外科専門医、脊椎は6人中5人が脊椎脊髄外科指導医、手の外科は2人中1人が手の外科専門医である。手術数の97.8%は脊椎、手の外科の症例である。脊椎は側彎症に対する脊椎矯正固定術のような難易度の高い手術から、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症に対する低侵襲手術として、内視鏡手術を症例に応じて施行している

★日帰り手術センターがあり、手の外科手術、脊椎検査に利用している。膝・スポーツ疾患は病病連携を行っている川口工業病院に紹介し、股関節疾患は非常勤医師が外来・手術を担当している

★地域と医療連携を行っており、登録医制をとっている。新患はすべて紹介状が必要で、当科への紹介は年間2,556例である。脊椎疾患の手術適応を厳格にするため、東京医科歯科大学と毎週脊椎手術カンファレンスを行っている。

症例数

整形外科病床数は57床、11年度の新患数は3,354人、外来患者は1日122人、手術数は1,069例、平均在院日数は15.8日である

脊椎脊髄病疾患=脊椎手術数は639例、うち頚椎142例、胸椎50例、腰椎439例、その他8例である。脊椎はほぼすべての疾患をあつかっている。手術数100例を超える疾患は頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症(変性すべり症を含む)、腰椎椎間板ヘルニアである。このうち、02年より始めた脊椎内視鏡手術は49例、腰椎椎間板ヘルニアにはヘルニア摘出術、腰部脊柱管狭窄症に片側進入両側除圧術を鏡視下に行っている

手の外科=手の外科手術は456例、うち骨折約300例(橈骨遠位端骨折143例、槌指17例、肘頭骨折23例など)、神経圧迫(手根管症候群、肘部管症候群など)約40例、腱損傷約45例、その他60例である。股関節手術は23例である。手の外科の日帰り手術は149例である。

医療設備

MRI2台、ヘリカルCT 2台、DSA 2台、リニアック、RI、DEXA、手術用顕微鏡、マンモグラフィ、PET-CT。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

小児科

分野

小児医療

特色

病棟規模は新生児5床、一般25床の合計30床。新生児病床はNICU認可あり、埼玉県新生児救急医療事業協力病院。一般小児病床は7:1看護で、原則として家族の付添いは不要(希望により付添いは可)。面会時間は午前8時から午後8時で、家族の生活リズムに合わせやすいよう配慮している。20年以上にわたり小児健康教室を開催し、慢性疾患を持つこどもと家族の教育に力を入れている。臨床研修指定病院、日本小児科学会専門医研修施設。日本医療機能評価機構Ver.6.0認証、ISO9001:2008認証。

症例数

入院数は年間1,200人前後。このうち新生児は400人前後で、産科と緊密に連携して診療を行っている。残りの一般小児は急性疾患が多いが、様々な難治性疾患も診療しており、2次救急病院として人工呼吸管理を含む高度医療を提供している。一般小児入院患者の約8割は紹介症例。外来数は、紹介外来制のため年間12,000人前後と同規模病院に比べ少ない。周辺の開業医、県内の高次医療機関、社会福祉関係機関との連携は極めて密である。予防接種外来ではシナジスなどの接種の他、海外渡航者への接種やポリオの任意接種にも対応している。在宅医療も行っており、09年度からは埼玉県超重症心身障害児短期入所等促進事業に参加し、家族の休息のための援助を実施している。

医療設備

PET-CT、MRI、CT、リニアックなど。乳児院、訪問看護ステーションなどを併設。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

眼科

分野

眼科

特色

最新の検査、治療設備を有し、幅広い疾患に対応している。特に白内障を主に、専門的な診療、高い技術水準の手術を行っている。

症例数

年間の初診患者は約3,000人、他院からの紹介率42%、再診延べ患者数約30,000人である。年間手術件数は約1,000人であり、うち約900件が白内障手術、その他が約100件である

白内障手術=日帰り手術センターを有しており、専用の術後休息用スペース(ベッド)、専任看護師、麻酔医のバックアップ体制があるため、日帰りでも安全な手術が行われている。手術は主に点眼麻酔で実施しており、手術時間は5~10分で、痛みはなく視力回復も早い。種々の全身疾患を有する場合でも、入院のうえ内科医による全身管理を受けながら、安全に手術を受けることができる

糖尿病網膜症=糖尿病専門内科医と連携しながら、光凝固治療から硝子体手術まで、一貫した治療を行っている。その他、緑内障手術、斜視手術、黄斑円孔、黄斑上膜、糖尿病網膜症に対し硝子体手術を行っている。外来は1日2~4人体制で診察を行い、初診は完全紹介制を取り、近隣の診療所と密な連携を取り行っている。また、難症例に対しては大学病院と連携し紹介を行っている。

医療設備

先端医療に必要な検査・治療機器・手術用機材がほとんど揃っている。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科領域の疾患全般を取り扱っている。可能な症例に対しては短期間の入院手術で鼻内内視鏡副鼻腔手術を行っている。いびき、睡眠呼吸障害では、薬物睡眠下内視鏡検査、アプノモニター検査を1泊2日で行っている。アレルギー性鼻炎にはレーザー治療も行っている。主任は身体障害者指定医であり、聴覚障害、平衡機能障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害に関する書類記入を行っている。04年7月に病院が新しくなり、快適な入院生活を送ることができる。詳細はホームページをご覧頂きたい。http://www.saiseikai.gr.jp/

症例数

年間の手術件数は約200件。代表的疾患に対する手術の内訳:副鼻腔炎手術、扁桃摘出術、喉頭微細手術、鼻中隔彎曲矯正術、鼻粘膜焼灼術(レーザー等)、下甲介切除術、甲状腺手術、鼓膜形成術、耳下腺手術など。鼻手術に力を入れ、副鼻腔炎手術ではマイクロデブリッダーを使用し、好成績をあげている。同期間での入院患者数は約400例。入院治療を行った代表的疾患(非手術症例)の内訳:めまい、いびき・睡眠時無呼吸症候群(検査入院)、突発性難聴、急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、顔面神経麻痺、急性咽喉頭炎などであった。めまい、突発性難聴、急性扁桃炎、顔面神経麻痺など早期治療を必要とする疾患については、原則として外来受診をした当日より入院加療を行い、良好な成績を得ている。

医療設備

聴力検査、ティンパノメトリー、ABR(聴性脳幹反応検査)、ENG(電気眼振図検査)、重心動揺検査、鼻咽喉・喉頭ファイバースコピー、CT、MRI、エコー、顔面神経検査、電気味覚検査、レーザー。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

迅速・的確な診断と適切な治療をモットーに皮膚科領域全般の治療を行う。検査として皮膚生検、貼付試験、直接鏡検、培養検査などを重視。専門外来・診療として、形成外科、フットケア外来、味覚外来を行っている。

症例数

1日外来数80~90人、入院患者2~3人

★湿疹・皮膚炎、真菌・細菌・ウイルス感染症、皮膚腫瘍患者が多い

★接触皮膚炎は必要に応じて、貼付試験を行い、原因検索に努める

★アトピー性皮膚炎は成人のみならず小児患者も多い。アレルギー検査を行うとともに、最新の情報に基づいて標準的な外用・内服療法を行う。また漢方治療も併用している

★真菌症は直接鏡検で確実な診断を行う。爪白癬の内服療法の経験も豊富である。口腔カンジダ症と関連させて、皮膚科ではまれであるが、味覚障害の検査と治療を行っている

★細菌・ウイルス感染症は早期診断と適切な抗菌療法を心がけ、重症患者は入院治療を行っている

★足と爪の病気にも力を入れている。フィンランド式のフットケアを習得した看護師が皮膚科医と連携して、フットケア外来を行っている

★蕁麻疹、乾癬、掌蹠膿疱症、円形脱毛症など難治性で比較的多い病気はナローバンドUVB療法を含めて複数の治療法を示し選択している

★皮膚腫瘍は形成外科医の協力の下、年間350例程度の手術を行っている。うち悪性腫瘍は10例程度。小児科医、麻酔医と連携して乳幼児の全身麻酔手術も行う

★専門施設による治療が必要な患者は責任を持って紹介し、病診連携にも努めている。

医療設備

PET-CT、MRI、CT。皮膚科にはデルマレイ。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

糖尿病・内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病の治療に関し、日本糖尿病学会のガイドラインを遵守し医師だけでなく看護師、薬剤師、管理栄養士と協力し、全人的な治療を行っている。また、内分泌疾患(甲状腺、副腎、下垂体)に関しても専門性の高い診断、治療を行っている。

症例数

現在通院中の患者は3,628人、うち糖尿病が2,481人、内分泌疾患では甲状腺疾患が656人、下垂体、副腎疾患が82人である。入院加療に関しては糖尿病311人、内分泌29人

★外来通院患者のHbA1c(JDS値)は男性平均6.9%、女性平均6.7%(11年)と比較的コントロール良好である

★入院患者に対しては医師、看護師、薬剤師、管理栄養士により月~金の毎日2回ずつ糖尿病教室を行い、疾患理解をして頂いている。また外来患者に対しても年間4回糖尿病教室を開催している

★血糖コントロールのみならず、付随する合併症に関しても積極的に精査を行い、他科と連携しながら治療にあたっている。入院にて24時間持続血糖測定(CGM)を行うことが可能であり、より精密な血糖変動の把握、治療ができる

★治療に関しては内服、インスリンおよびインクレチンを用い、各人の状況に応じたテーラーメイド的な治療を行っている。糖尿病患者会“コスモスの会”で患者相互の交流、および糖尿病の社会啓蒙活動も行っている

★甲状腺に関しては主にバセドウ病、橋本病、甲状腺癌の診断、治療を行っている。副腎に関しては原発性アルドステロン症に対し負荷試験、静脈サンプリングで診断を行い治療をしている。その他の副腎、下垂体、副甲状腺に関しても診断、治療を行っている

★講演、学会発表、執筆などの情報発信をコンスタントに行っている。

医療設備

CT、MRI、甲状腺・頚動脈エコー、CAVI、核医学診断装置、CGM。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

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