専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

越谷市立病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

診療は消化管疾患を中心に、肝胆膵疾患と多岐にわたる。内視鏡センタ-と外来治療室が新設され、診療の中心となってきている。上記スタッフで内視鏡検査と内視鏡治療、X線検査(上部・下部消化管検査、PTCD等)、外来化学療法、病棟を担当している。さらに、初期研修医と後期研修医が病棟を中心に勤務している。

症例数

消化器科の病床数は55床で、他病棟を借りて緊急入院の患者さんが入院している事も多々ある

★検査は内視鏡検査が中心で上部消化管検査、下部内視鏡検査ともに月曜~金曜まで行われ、11年度の検査件数は上部消化管内視鏡検査1,973例、大腸内視鏡検査1,145例であった。05年9月より12年3月まで6年半の内視鏡検査成績は食道癌が75例で、内訳は早期癌20.0%、進行癌76.0%、食道癌と胃癌の合併例が4.0%であった。治療は表在癌、早期癌ではEMR(内視鏡的粘膜切除術)や手術等の根治的治療が行われるが、進行癌は手術可能例が23.3%のため、手術不能例に対し放射線化学療法後のステント挿入を行っている. QOL(生活の質)改善後は外来化学療法に移行しているが、放射線化学療法と外来での化学療法で食道癌が消失し、5年以上延命している症例が約10%になった

★胃癌は427例で最も多く、早期癌が41.9%、進行癌が58.1%である。早期癌の内視鏡切除例は41.3%で、内視鏡切除例の74.3%が完全切除であった。不完全切除例は粘膜下層へ500μm以上浸潤が多かった

★大腸癌は389例で、早期癌が35.5%で、内視鏡での完全切除例は早期癌全体の70.3%、不完全切除例は29.7%であった。粘膜下層への浸潤が1,000μm以上の症例が不完全切除の大多数を占め、Isp型は粘膜下層への浸潤が1,000μm未満でも、ly1の症例がある点が特徴的であった。当科ではクリニカルパスで内視鏡切除前後を管理し、緊急手術を要するような出血、穿孔等の合併症は現在まで認めていない

★また、潰瘍性大腸炎やクロ-ン病に代表される炎症性腸疾患が120例と多く、5-ASA製剤に抗TNFα製剤を併用し、ステロイドを減量、離脱し寛解を維持している

★肝胆膵疾患で紹介が最も多いのはC型慢性肝炎で、インタ-フェロン単独療法の頃より100例以上のC型慢性肝炎を治療してきているが、現在はペグイントロンとレベト-ルの併用療法が最も多く、SVRは37.5%であった。 また、緊急入院が最も多いのが胆石発作の症例で、膵炎合併例など重症例が多く、急性期の治療は当科で行われ術前検査に移行している。

医療設備

上部・下部内視鏡、上部・下部X線検査装置、腹部超音波、CT、MRI。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

当院は病床数481症を有する地域の基幹病院。患者さんにやさしく・丁寧な診療を心がけている。外科では疾患の良性悪性を問わず、消化器(食道・胃・肝臓・膵臓・胆道・大腸)疾患を中心に診断・治療を行っている。また、乳腺疾患の診断・治療も行っている。癌の治療においては手術・化学療法・放射線治療を駆使した専門的な集学的治療を行っている。低侵襲な治療・QOL(生活の質)を重視した治療を心がけており、内視鏡治療・腹腔鏡手術にも力を入れている。胆嚢結石・総胆管結石・胆嚢ポリープには腹腔鏡手術を、早期胃癌・大腸癌には内視鏡治療・腹腔鏡手術を行っている。乳腺疾患は行方医師を中心に診療に当たっており、乳癌に対する乳房温存手術も積極的に行っている。

症例数

11年度の手術総数は576例。内訳は以下の通り(カッコ内は悪性疾患/良性疾患の症例数)。食道1例(1/0)、胃51例(43/8)、小腸21例(3/18)、大腸129例(113/16)、肝15例(15/0)、膵4例(3/1)、胆139例(8/131)、虫垂55例、鼠径・大腿ヘルニア64例、乳腺56例(49/7)、その他39例。11年度の内視鏡検査総数は以下の通り(当院内科の症例数は含まず)。上部消化管内視鏡検査567例、うち内視鏡治療(ESD)8例。下部消化管内視鏡検査393例、うち内視鏡治療(EMR・ポリペクトミー)109例。

医療設備

MRI、CT、PET、血管造影撮影装置、X線透視撮影装置、マンモグラフィ、医用リニアック、核医学体外測定装置等。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

地域に密着した高度医療を念頭に、患者第一主義の全人的な医療を実践している

★患者さんに対する十分な医療情報提供と、それに基づく患者の自己決定権を尊重した医療を目標に診療を行っており、日本医療機能評価機構による病院機能評価の審査も受け、合格している。産科では快適に安心してお産をしていただけるように医師、助産師の協力のもと、自然分娩、立ち会い出産、母乳保育を励行している

★緊急時には麻酔科や小児科との連携により迅速なバックアップ体制を整えている。総合病院の特性を生かして合併症妊娠などのハイリスク妊婦の受け入れも行っている

★婦人科では、婦人科悪性腫瘍、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害、性器脱手術のそれぞれ専門知識を有するスタッフを中心に、チーム医療を実践している。セカンドオピニオンの受け入れおよび紹介についても積極的に取り組んでいる。

症例数

★外来患者数は1日平均130~150人。産科外来、婦人科一般外来のほかに腫瘍外来、子宮頚部特殊検査外来、不妊外来、双胎外来、助産師外来、母乳外来、リンパ浮腫外来などの専門外来を開設している

産科=年間分娩数695件。自然分娩を基本としており、夫立ち会い分娩の希望も受け入れている。分娩は原則として自然経過によるものとし、破水症例や予定日超過症例など、適応症例に対してのみ分娩誘発を行っている。会陰切開率は初産婦30%、経産婦10%。埼玉県東部地域の母体搬送を合併症妊娠などのハイリスク妊娠を積極的に受け入れているため、帝王切開率は35%である。NICUがあり、30週以降、1,000g以上の児に対応可能である

婦人科=年間手術件数919件。婦人科悪性腫瘍の治療にも積極的に取り組んでいる。子宮頚癌では広汎子宮全摘出術(年間12件)、上皮内癌、高度異型性に対する円錐切除術(年間44件)など手術療法を中心とし、化学療法併用放射線療法などの治療法も行っている。子宮体癌(年間14件)、卵巣癌(年間17件)では手術療法を中心とし、必要に応じて化学療法を併用している。化学療法は外来での治療を中心に行っている。リンパ節郭清を行った場合はリンパマッサージの指導を行い、リンパ浮腫教室も開かれている。悪性腫瘍は長期的なフォローが必要となることが多く、診断から治療終了まで責任をもったケアを行っている

★子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの婦人科疾患ではMRIなどの画像検査を併用し適切な評価を行い、手術療法、薬物療法などの治療方針を決定している。開腹手術を中心としているが、可能であれば腟式手術(子宮筋腫)や腹腔鏡手術(卵巣のう腫)を選択している

★性器脱診察を行い、下垂の程度を評価したのちにQOL(生活の質)の改善を目的とした手術療法を行っている。根治術のほかに再発が少ないといわれるメッシュを用いた手術も取り入れている(年間101件)

★更年期障害に対してはホルモン補充療法のほかに、漢方専門医による漢方療法を行っている

★不妊症に対する治療は子宮卵管造影検査などのスクリーニング検査の後、超音波検査や血中迅速ホルモン値測定を行い、タイミング指導や人工授精を中心に行っている。

医療設備

MRI、CT、カラードプラ超音波診断装置、NICU、コルポスコープ。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

小児科

分野

小児医療

特色

埼玉県東部の基幹病院として一般小児診療から専門診療に至るまで、幅広く対応している。地域医師会との連携を密としており、特に越谷市小児夜間救急診療所の後方支援病院として24時間365日の小児救急医療を担っている。同時に東部第三地区の小児2次救急輪番病院として、広域にわたる小児医療の要として機能している。また子供たちの心身両面からのサポートを重視しており、心理カウンセリングを市内小・中学校、教育相談所と連携しながら行っている。入院患者の教育も小・中学校併設の病院内学級である「おおぞら学級」において、きめ細かい学習指導がなされており、マルチメディアを活用した院内教育の先進的な取り組みも続けている。

症例数

外来受診者数は年間延べ約28,000人、うち時間外救急患者数は約5,000人である。市内、市外を問わずに救急搬送も受け入れている。入院病床数は43床、入院患者数は年間約1,000人、乳幼児の感染症など急性疾患が主体である。腸重積症の診断と治療は超音波で行っている。その他、肥厚性幽門狭窄症、急性虫垂炎、中腸軸捻転症、尿膜管遺残などの腹部疾患の診断を行っている

★感染症については、多くの迅速診断(A群溶連菌、細菌性髄膜炎の主要5種類起炎菌、インフルエンザ、アデノウイルス、RSウイルス、マイコプラズマ、ノロウイルス、ロタウイルス)などが院内で可能である。またLAMP法で種々の感染症の迅速診断を行っている

★循環器疾患は午後の専門外来で週2回、各種先天性疾患・川崎病のフォロー等を行っている

★小児腎疾患は、各種腎炎・ネフローゼ症候群/尿路感染症・尿路奇形等の診療を行っている。腎生検・膀胱造影・腎シンチグラフィーなどの検査も可能である

★アレルギー疾患では入院による食物負荷試験や気管支喘息ではスパイロメーターによる呼吸機能検査を用いて診療を行っている

★成長外来では低身長、糖尿病、その他内分泌疾患の診断・治療を行っている

★心理カウンセリング・思春期外来では心身症・学習障害などの小児に対して、各種心理テストなどを行いながら、カウンセラーと小児心理専門医の連携によりケアしている

★予防接種は心疾患・神経疾患などの基礎疾患を持っている児に対し行っている。シナジス投与も行っている。院内学級は長期に入院する患児の学習空白を少なくし、心理的な安定を図る意味で重要である。当科には小・中学校の院内学級である「おおぞら学級」があり、専属教諭が常駐し院内教育に当たっている。

医療設備

小児病棟に隣接して院内学級の教室・職員室が併設されている。約250㎡のルーフバルコニーは入院患児の憩いの場となっている。病棟内には小児の成長発達に合わせた遊具、玩具、書籍等を備えたプレイルームがある。病棟には1人の保育士が常駐しており、入院患児の保育に当たっている。小児科外来にはプレイスペース付きの待合室にビデオ、授乳室、子供用トイレがある。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

県内有数の地域の脳卒中センター、神経疾患センターを自負し、脳神経内科医2人、脳血管内治療専門医1人、リハビリテーション科とともにグループ診療に当たっていてスムーズな超早期脳卒中治療、リハビリテーションが行える。医療連携にも力を入れており2つの大きな回復期リハビリテーション病院と地域連携パスにより繋がっている。http://www.mhp.koshigaya.saitama.jp

症例数

年間の脳卒中入院患者は、脳梗塞約200人、脳出血約90人、くも膜下出血約40人。脳梗塞ではt-PA使用が約20例(県内2位)、頸動脈ステント留置約10例。脳動脈瘤は約50例の治療が行われ、内訳は破裂瘤クリッピング75%、コイリング25%、未破裂瘤ではクリッピング30%、コイリング60%である。順天堂大学脳血管内治療チーム大石英則医師との連携により、脳血管内治療指導医の治療が大学と遜色ないレベルで当院にて受けることが可能である。また脊髄疾患、一部の脳腫瘍などは学閥を超え、それぞれエキスパートの医師に紹介している。

医療設備

"CT 2台、MRI 2台、SPECT、DSA、放射線集光照射(Xナイフ)。 "
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

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