専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

筑波学園病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器外科

分野

消化器外科

特色

急性腹症の診療にもっとも重点をおいている。消化器内科と協力し、消化器疾患の急性期は、夜間休日を問わず対応できるように体制を整えている。また透析部と連携し、敗血症性ショックに対するエンドトキシン吸着療法、重症急性膵炎に対する膵酵素阻害剤動注療法なども手がけている。

症例数

年間手術件数は平均400例前後(11年は417例)。対象は、良性消化器疾患一般のほか、食道、胃、大腸など消化管悪性腫瘍、肝胆膵悪性腫瘍。肝臓癌に対しては手術のほかに、TAE(肝動脈塞栓術)、RFA(ラジオ波焼灼療法)、化学療法を施行している(消化器内科)。鏡視下手術は現在は胆嚢摘出術のみで行っている(年間約25~30例)。

医療設備

MRI、CT、ヘリカルCT、超音波、内視鏡、超音波内視鏡、血管造影、鏡視下手術装置、その他。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院はつくば市南部に位置する地域基幹病院である。呼吸器疾患は急性疾患から慢性疾患まで幅広く診療しており、近隣の医療機関や施設などからの依頼で慢性疾患の急性増悪に対しても迅速に集中治療を行えるよう体制を整えている。33床の結核病棟を有しており、県南から県西・県境の千葉県までの地域の結核患者の入院治療を行っている。

症例数

11年度の入院総数は764人であった(一般病棟640人、結核病棟124人)。外来患者数は1カ月平均約1,300人である

肺炎=市中肺炎はほとんど外来で治療を行っているが、重症例、呼吸不全がある場合などは入院治療となる。高齢者の増加に伴い、誤嚥による肺炎は非常に症例数が多い。当院では入院の上、急性期の治療を行い、それと並行して嚥下・呼吸リハビリテーションを含めた包括的リハビリテーションを行っている。入院中他職種(看護師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、栄養師、ソーシャルワーカーなど)との医療者カンファレンスを行い、自宅への退院が困難なケースでは、家族やケアマネジャーと相談のうえ、施設や長期療養型の病院など、適切な退院先を検討し、紹介している

慢性呼吸不全=慢性呼吸不全の急性増悪に対しては、入院治療が原則であり、適応がある場合はNPPVや人工呼吸器による呼吸管理を施行している。在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法を導入した場合は、訪問看護ステーションと連携し診療を行っている。在宅酸素療法はクリニカルパスに沿って導入している

気管支喘息=気管支喘息はガイドラインに沿った外来治療が中心であり、入院適応となる重症患者は減少した。発作のコントロールがつかない場合は入院治療を行う。初回発作例や、コントロール不良のケースの場合は、ピークフローモニタリングを行い、適切な指導を行っている

肺癌=肺癌患者に対しては臨床病期によって化学療法を施行し、外来化学療法にも対応している。当院は地域がんセンターではないため、放射線治療やシンチグラフィーなどの設備がなく、また呼吸器外科医も不在のため、手術や放射線治療の適応がある患者は、当院で診断後に専門施設へセカンドオピニオンや治療のため紹介を行っている

間質性肺炎=当院の特色として、リウマチ科、透析施設があることから、関節リウマチや膠原病、血管炎症候群などに伴う間質性肺炎症例が多い。急性増悪に対しての治療成績は残念ながら不良である

肺結核症=当院は県南で唯一の結核病棟を有するため、県南・県西地区や、県境に近い千葉県までの結核患者を受け入れている。喀痰塗抹陽性肺結核患者の平均入院期間は約1.5~2カ月である。入院後は院内DOTS(直接監視下服薬)を行っており、月1回保健所の担当保健師とのDOTSカンファレンスを開催し、看護師、薬剤師、臨床検査技師なども出席して退院後の地域DOTSにスムーズに移行できるよう準備している

睡眠時無呼吸症候群=疑いのある場合はまず外来で簡易型のポリソムノグラフィーを施行し、診断、重症度によりCPAP療法を導入、またはフルポリソムノグラフィー目的で専門医療機関を紹介している。必要に応じ耳鼻咽喉科、口腔外科的な治療を行うことが可能である

その他=気管支鏡検査は一泊入院で行っている。院内感染対策委員会および院内感染対策チーム(ICT)にICDとして参加し、院内感染対策の責任者として活動している。

医療設備

X線検査(単純、CT)、MRI、超音波検査、気管支鏡検査、肺機能検査、簡易型ポリソムノグラフィーなど。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

血尿・蛋白尿、浮腫、高血圧、腎炎・ネフローゼ症候群、糖尿病や膠原病に伴う内科的腎疾患に対して、初期から末期腎不全に至るまで総合的な医療を行っている。腎不全医療に関しては血液透析を行い、患者の社会復帰を支援している。急性期総合病院として、透析患者の合併症を院内各診療科と連携して治療している。

症例数

★腎臓内科外来で約500人の患者を管理している。腎臓内科としての入院ベッドは約30床

★腎炎疾患診断の腎生検は年間約20例である。筑波大学医師との連携による検討で、最善の治療法を選択している

★保存期腎不全に対して、食事指導・生活指導のための教育入院も行っている

★11年末、腎センター管理の血液透析患者は160人である。透析合併症予防のために5時間透析や血液濾過透析をすすめている

★血液透析用シャント作成は年間約100例である。シャント血管拡張術(PTA)も年間約80例手掛けている。いずれも他施設からの紹介患者も多い

★合併症で紹介される透析患者に対して、外科・循環器内科・整形外科・眼科など各診療科の協力を得て高度の医療を提供している

★ICUでは血液浄化療法として通常の血液透析をはじめ、循環不全やSIRSに陥った症例に対しては、持続緩徐血液濾過透析や血漿交換・エンドトキシン吸着などを施行している。

医療設備

CT、MRI、超音波診断装置、超音波下腎生検(随時施行)、血管造影検査、血液透析装置、血漿交換装置(DFPP含む)、LDL吸着療法装置、骨塩定量装置(DXA)。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

一部の診療(NICUや放射線治療)を除いて、産婦人科診療全般にわたり幅広く対応し、地域の基幹病院としての役割を果たしている。特に腹腔鏡などの婦人科手術と不妊症に力を入れている。プライバシーに配慮し、産婦人科外来は他科と別のスペースとしてある。産科病棟のセキュリティーは特に強化してある。筑波大学との連携が強い。

症例数

11年分娩数500件、うち帝王切開98件(19.6%)。11年手術数433件、うち腹腔鏡手術51件、卵管鏡下手術7件、子宮鏡下手術35件。11年不妊患者919例、妊娠症例278例(妊娠率30.4%)。一般不妊治療の他、人工授精248例(730回)、体外受精126周期、顕微授精72周期、融解胚移植121周期

★周産期においては、安全と質の高い医療の提供のため新生児は出生後すべて小児科管理としている。妊婦健診は完全予約制を取っており、入院においては個室の充実などに努めている。夫立ち会い分娩や母児同室を行っている

★婦人科においては、上記の他にも腟式子宮全摘術や子宮脱の手術、顕微鏡下卵管形成術や子宮奇形形成術など多岐にわたる手術を行っている。悪性腫瘍に対する手術は筑波大学と連携をとっている。不妊診療においては、上記の他TESE(精巣内精子採取)、胚盤胞移植、不育症検査、治療も行っている。また、体外受精コーディネーター、不妊カウンセラーが分かりやすい説明と心のケアにあたっている。

医療設備

CT、MRI、腹腔鏡システム、子宮鏡システム、レゼクトスコープ、卵管鏡システム等。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

小児科

分野

小児医療

特色

つくば市南部に位置する総合病院で、新生児から小児全般の疾患を扱う。地域の医療機関と密接に連携している。市内では産科と小児科が併設する唯一の一般病院である。専門外来では、てんかん、頭痛などの神経疾患、不登校、摂食障害をはじめとするこころの問題、発達障害に力を入れている。入院児のケアには病院保母を配し、プレイルームも備えている。臨床研修指定病院。http://www.gakuen-hospital.or.jp

症例数

1年間の出生数は約500人、入院数は約950人、外来患者数は1日平均60人。各種感染症、気管支喘息は近隣の病院、診療所から、小児の頭痛やこころの病気は茨城県下および他県からも紹介される。入院患者は新生児疾患、感染症、気管支喘息が多くを占める

神経外来=けいれん性疾患の診断治療、頭痛ダイアリーを用いた頭痛の診断治療

精神外来=不登校、摂食障害、うつ病、チック、転換障害、起立性調節障害などに対応し、1人あたり30分の時間枠を設け、心のケアに努めている。必要に応じて薬物治療も行っている

発達外来=15歳未満の精神・運動の発達の問題、広汎性発達障害、注意欠陥/多動性障害など、薬物治療も行っている

乳児健診=1カ月、3〜4カ月、その他の月齢、当院出生の乳児以外も受け入れ可。

医療設備

MRI、CT、脳波、超音波検査(心臓、腹部)、呼吸機能検査。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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