専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

富山赤十字病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

肺癌、縦隔腫瘍、自然気胸を中心としたあらゆる呼吸器外科疾患を対象とする。小型肺癌、転移性肺腫瘍、自然気胸には積極的に胸腔鏡下手術を施行している。他科との連携も密で、呼吸器疾患の治療方針等について、呼吸器内科、放射線科、病理医とのキャンサーボードを定期的に行って検討・決定している。インフォームド・コンセントを重視し、外来初診時から退院後のフォローアップまで、納得のいく治療を行うよう努力している。

症例数

2008年手術症例数は88例。内訳は肺悪性腫瘍53例(原発性肺癌51例、転移性肺腫瘍2例)、縦隔腫瘍7例、炎症性疾患1例、肺嚢胞性疾患25例(自然気胸23例、巨大肺嚢胞2例)、手掌多汗症1例、肺生検1例。うち80例は胸腔鏡下手術であった

★非小細胞肺癌はIIIA期まで、小細胞癌はI期まで手術を第一選択とし、IIIB期、IV期は放射線・化学併用療法を行っている。肺癌は根治性を重視し、肺葉切除+縦隔リンパ節郭清の標準術式を基本としている。完全切除術後の5年生存率は全体で69%、Stage別では、IA期94%、IB期77%、IIIA期39%、IIIB期22%である

★ヘリカルCTで発見される径10mm以下の小型肺病変には、診断と治療を兼ねて、CT透視下マーキングと胸腔鏡を併用した低侵襲手術を行っている

★術後平均在院日数は約13日

★自然気胸は完全胸腔鏡下手術にて在院日数の短縮、疼痛の軽減を図っている。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、DSA、RI、電子内視鏡、レーザー、胸腔鏡、超音波メス、リニアック。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

循環器科

分野

循環器科

特色

虚血性心疾患、心不全、高血圧などの循環器内科領域の疾患全般にわたり専門的な診療を行う。冠動脈の評価では64列MDCTを活用し、外来での診断が可能になっている。冠インターベンション(PCI)を得意としており、常に最新の技術を導入し、高い成功率を維持している(ここ数年の緊急・待機的を含めたすべてのPCIの手技成功率は98.1~99.7%)。特に急性冠症候群に対しては24時間体制で対応し、高い救命率を維持している。また循環器疾患のみならず、患者様の全体像を把握し治療に当たることを心掛け、精神的なケアや疾患の背景としての生活習慣病などに対しても、スタッフと協力し積極的に取り組んでいる。

症例数

1年間に、心臓カテーテル検査を800~850例、冠インターベンションを280~340例、ペースメーカー挿入を30~40例、植え込み型除細動器(ICD)・両心室ペーシング(CRT-D)を各々数例、カテーテル・アブレーションを10~20例に施行

★冠動脈造影、冠インターベンションの約80%は橈骨動脈からのカテーテル挿入法にて施行し、患者さんの苦痛緩和に努めている

★冠インターベンションの成功率は98.1~99.7%であり、治療法としては、ステント、ロータブレーター、血栓吸引療法などを病変に応じて選択する

★末梢血管に対するインターベンションは年間80~130例に施行。

医療設備

CCU、シネアンギオ、DSA、血管内超音波、心臓核医学検査、心臓超音波検査(経食道エコー含む)、トレッドミル運動負荷試験、ホルター心電図、MRI、64列MDCT、PCPS、IABPなど。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

地域の基幹病院として二次救急を担当している。外傷が多いが、脊椎外科、手の外科、関節外科等、整形外科のすべての疾患に対応している。また、スポーツ外来を開設している。整形外科学会認定研修施設、リウマチ学会認定教育施設である。リウマチセンター:2008年10月から内科、整形外科、リハビリテーション科等が協力してリウマチ疾患の治療を専門的かつ包括的に行っている。

症例数

患者数および手術件数は2008年のもの:1日の外来患者数は約100人、入院患者数約65人、年間手術件数848件である

★脊椎の手術は96例で、頸椎椎間板ヘルニアに対しては、保存療法に抵抗するものに頸椎前方固定、頸髄症に対しては積極的に脊柱管拡大術を行っている。腰椎椎間板ヘルニアは内視鏡手術またはLove法を、腰部脊柱管狭窄症に対して椎弓切除術を行うが、不安定性のある場合は固定術を追加している

★人工関節置換術は76例(股関節17例、膝関節56例、肘関節3例)で破壊の進行した症例にのみ行っている

★膝関節鏡手術47例、膝前十宇靱帯再建術6例、肩関節鏡手術は40例

★大腿骨頸部骨折に対して147例の手術を行っている

★また人工関節、脊椎手術等、輸血が必要な症例に対しては積極的に自己血輸血を用いている。

医療設備

MRI、MDCT、DSA、DEXA、RIシンチ、筋電計、手術用顕微鏡、MED,サイベックス、無菌手術室。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

小児医療

分野

小児医療

特色

1907年(明治40年)に開設され、1997年に新病院となった。富山駅の北側徒歩10分の神通川辺りにあり、赤十字精神に基づいた、優しく心のこもった医療を心掛けている。富山市の中核病院の一つとして、より高度な先進医療の実践と地域医療に貢献する病院を目指している。また、十分な情報提供を行い、説明に基づき患者さんが医療を選択できるよう努めている。

症例数

外来数1日平均約90人、入院患者数年間約1,300人。富山市の二次救急病院4病院の一つとして、一般診療から専門的診療まで幅広く対応している

★神経:発達についての心配、けいれん、てんかんなどの診療を行っている

★思春期:摂食障害(拒食、過食)や、不登校などの相談に応じている

★アレルギー:気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの診療を行っている。毎月第1木曜日午後2時よりアトピーについて、第2木曜日午後2時より小児喘息についての勉強会を行っている(要予約)

★循環器:先天性心疾患、不整脈、川崎病後遺症等の治療およびフォロー。心臓検診の精密検査に対応

★腎:腎炎、ネフローゼ症候群、尿路奇形などの治療とフォロー。学校検尿異常者の精密検査に対応

★免疫異常、悪性腫瘍:富山医薬大病院と密接な連携をもって対応する

★その他:発育障害、低身長、肥満等を扱い、下垂体、甲状腺、糖尿病が主な疾患。乳児院が併設されている。

医療設備

CT、MRI、SPECT、脳波、各種超音波検査、RI検査、リニアックなど。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚科全般を対象に診療しているが、他科との連携を取りながら総合的な診療を行っている。乳幼児のアトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触皮膚炎などのアレルギー疾患、膠原病や水疱症などの自己免疫疾患の診療に力を入れている。積極的に皮膚生検を施行し、正確な診断に努めている。

症例数

年間外来患者総数は33,000人、新患は7,300人。入院は延べ約2,500人。年間生検・手術件数は400件

★アトピー性皮膚炎では、IgERAST値や病歴を参考に食事、生活指導を含め全人格的な対応を行っている

★蕁麻疹では難治例が多く、増悪因子の除去、生活指導の上、抗アレルギー剤を使い分けている

★湿疹、皮膚炎群ではパッチテスト、MED測定を行い、可能な限り原因を検索している

★掌蹠膿疱症では病巣感染、金属アレルギーの検索を行い、良好な結果を得ている

★乾癬群では、PUVA療法、レチノイド、シクロスポリン、ビタミンD3外用等を症状に応じて行っている

★帯状疱疹には、重症度により抗ウイルス剤の点滴、内服を使い分け、神経ブロック、遠赤外線レーザー照射を併用し、帯状疱疹後神経痛の発症を極力防止している

★膠原病、水疱症では免疫蛍光法を施行、入院のうえ加療している

★皮膚腫瘍は、手術療法が中心であるが、脂漏性角化症等は外来にて随時、冷凍凝固法も施行している

★陥入爪に対してはフェノール法が主体で、外来にて行っている。

医療設備

紫外線照射装置(全身用、局所用)、高周波電気メス、遠赤外線レーザー、サーモグラフィー、リニアック、MRI、CT、RI、ナローバンドUVB照射装置、炭酸ガスレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、ダーモスコピー。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

糖尿病内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病を中心に甲状腺、下垂体、副腎、副甲状腺、性腺あるいは膵内分泌腺などの幅広い内分泌疾患の診断および治療を行っている。日本糖尿病協会富山県支部の事務局を担当しており、地域医療との連携を積極的に進めている。たとえば病診連携を促進する目的で、糖尿病地域連携パスを積極的に運用している。

症例数

糖尿病外来患者数は約1,500人。糖尿病教育入院は2泊3日間コースと5日間と10日間コースの3種類で、年間約120人。医師、糖尿病療養指導師、薬剤師、栄養士による糖尿病教育、日常生活指導、服薬指導、インスリン自己注射指導、血糖自己測定、ビデオ学習、理解度チェックを中心に、合併症のチェック(フットケアを含む)および治療方法の決定を行っている。また、進行した合併症(腎不全、網膜症、心筋梗塞、壊疽)にも全て対応可能な総合診療を行っている。「さわやか会」という患者会を支援し、昼食会、レクリエーション、学術講演会などを開催している。また、会報も発行している。糖尿病療養指導師による療養指導も毎日行っている。内分泌疾患は甲状腺疾患が中心で、詳細な内分泌負荷試験、放射線検査、穿刺細胞診などを行うことができ、短期に正確な診断が可能である。また、すべての内分泌疾患に対応可能であり、下垂体、副腎、副甲状腺、性腺あるいは膵内分泌腺などの疾患はそれぞれ年間2~3例である。特に副腎疾患は経験豊富である。

医療設備

MRI、CT、核医学診断装置、超音波、携帯型持続皮下注入用インスリンポンプ、骨密度測定装置、各種血液浄化装置、血管造影。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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