専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

高岡市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

腎臓病の診断は当院では内科の一分野として、上記の医師を中心にして行っている。腎疾患、水電解質異常、膠原病、高血圧、糖尿病、痛風等を取り扱っている。末期腎不全に対しては血液透析、腹膜透析の導入、維持透析を富山県呉西地区の基幹病院として施行してる。当院の他の専門内科と密に連絡を取り、内科臨床に幅広く対応している。日本透析医学会教育関連施設に認定されている。

症例数

腎生検は年間約30件実施(光顕、蛍光、電顕)。蛋白尿、血尿の診断、ネフローゼ症候群、急性腎不全等に対して積極的に施行している。膠原病、血管炎症候群に対しても腎生検で診断をつけることが多い。検査成績、病理所見等の根拠に基づいた治療(EBM)を行っている。金沢大学第2内科と組織所見を討論し、特殊な症例については腎臓学会に報告している

★血液透析への導入は年間約20例。最近は糖尿病性腎症の導入が多い。血液透析ベッド数は19床で、コンピューターによる監視システムを2000年5月より導入。看護師、薬剤師、栄養士等とのチーム医療により、行き届いた患者教育がなされている。内シャントは当院胸部血管外科で作製。整形外科、外科、眼科的合併症等を持つ患者の他病院からの紹介入院も多い

★症例に応じてCAPD、自己免疫疾患に対する血漿交換、家族性高コレステロール血症に対するLDLアフェレーシス、薬物中毒に対する血液吸着、また重症患者に対するエンドトキシン吸着やCHDFも麻酔科・集中治療科との連携の下で施行している。

医療設備

超音波診断装置、CT、MRI、UCG、腎スキャン、骨塩量装置、血液透析装置、血漿交換装置、HDF装置、CHDF装置。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

主として関節疾患、脊椎疾患、四肢および脊椎外傷、関節リウマチ、骨粗鬆症などを最新の手技やプロトコールを用いて治療し、早期社会復帰を目指している。

症例数

年間の総手術件数は約700例

★関節疾患では股関節、膝関節の変形性疾患に対し、人エ関節置換術のみならず、保存的療法や骨切り術を含めて多角的に対応している。人工関節置換術70例、骨切り術20例

★スポーツ外傷やスポーツ障害による骨関節病変については、隔週月曜日のスポーツ外来で、フォームのチェックから始まり運動生理学的視点を含めた治療指導を行い、必要に応じて関節鏡、半月板切除、靱帯再建術などを施行している。ACL再建術40例、半月板切除50例、関節鏡50例

★脊椎疾患では腰椎、頸椎の変性疾患に対し、保存的治療を主として行っているが、手術を行う際にも最小限の侵襲で、昨今流行の内固定材料を用いずに早期の離床を目指して治療を行っている。腰椎手術70例、頸椎手術30例

★四肢の外傷では機能温存、早期社会復帰を目指し、必要に応じて手術療法を行っている。脊椎外傷でも早期の除圧、固定を行い麻痺の回復と社会復帰を可能としている。四肢外傷手術100例、脊椎外傷手術10例

★その他、手根管症候群や肩、肘関節疾患などに対し、積極的に関節鏡視下手術を行っている。骨粗鬆症や慢性関節リウマチに対し、個々の患者さんに応じた各種治療薬を併用するプロトコールを施行している。末梢神経手術20例、手の外科手術20例、骨軟部腫瘍20例。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、2方向X線透視装置、腰椎骨密度測定器、エコー、リニアック、ガンマカメラ、メドマー、間欠的空気圧加圧装置、半導体レーザー、下肢筋力測定装置、持続性他動的関節運動装置、手術用顕微鏡、関節鏡、ヤグレーザー、高周波メス等。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

当院は高岡市をはじめとする県西部地区の中核的病院として、急性期医療から地域に根ざした医療まで幅広く行っている。当科でも早期リハビリテーションを行い、機能回復や合併症の予防に努めるとともに、在宅生活に向けての指導、援助も行い、退院後のフォローアップも行っている。

症例数

1日の患者数は平均約100人である。入院患者と外来患者の比率はおよそ20対1である。リハビリテーション科としての入院病床は持っていない

★急性期におけるベッドサイドリハビリから積極的に行っている。症例に応じて理学療法、作業療法、言語療法(失語症、構音障害などのコミュニケーション障害に対する訓練や、嚥下障害に対する訓練)によるチームアプローチを行っている

★整形外科、脳神経外科、神経内科の医師および病棟看護師と定期的にカンファレンスを行い、個々の患者についてリハビリの目標を設定している

★対象疾患としては骨関節疾患が最も多く、次いで脳血管疾患である。その他、脳外傷、脊髄疾患、脊髄損傷、神経筋疾患、呼吸器疾患、内科・外科疾患急性期後の廃用症候群、乳癌術後、顔面神経麻痺など、多岐にわたる疾患のリハビリに対応している。整形外科からの依頼で行っているスポーツ医学外来(月2回、月曜日のみで予約制)では、スポーツ障害の対策や手術後のアスレチック・リハビリテーションの指導なども行っている

★補装具や車椅子などの作製の相談に応じている。

医療設備

各訓練室、訓練機器、筋力測定器、各種物理療法機器、運動器リハビリテーションI・II、脳血管リハビリテーションII、呼吸器リハビリテーションIの施設基準取得。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

脳血管障害(クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞等)、脳腫瘍、頭部外傷、その他脳神経外科疾患全般に専門的な治療をしている。リハビリ専門医の協力のもと、早期よりベッドサイドリハを行い、QOLを高めるように努めている。定位放射線療法(Xナイフ)および脳ドックも行っている。

症例数

病床数は約45床。年間の入院患者数は350~450人。手術件数は約90例。その内訳は、脳動脈瘤直達手術、脳腫瘍、脳内出血が各10~20例、その他頭部外傷、慢性硬膜下血腫、顔面けいれん、脳腫瘍、水頭症手術等

★破裂脳動脈瘤に対しては、重症例も含め積極的に早期手術を行っている。未破裂脳動脈瘤に対しては適応を選び、十分なインフォームド・コンセントの上で手術を行い症例は少ないが全て社会復帰している。血管内手術による脳動脈瘤塞栓術は施行していないが、適応症例があればその専門医を要請する方針としている。脳内出血に対しては、症例に応じて開頭血腫除去もしくは定位的血腫除去術を適用している

★虚血性脳血管障害に対しては、超急性期血栓溶解療法、稀であるが適応があればバイパス手術を行っている

★脳腫瘍では、特にQOLを考えて治療をしている。良性腫瘍では必ずしも全摘にとらわれず、症例によりXナイフも併用。悪性腫瘍では手術、放射線、化学療法を行い、転移性腫瘍に対しては手術あるいはXナイフ治療を選択している

★その他、頭部外傷、顔面けいれん、三叉神経痛、頸椎疾患等に対しても十分なインフォームド・コンセントのもと、手術を行っている。金曜日に脳ドックを行っている。

医療設備

CT、MRI、DSA、SPECT、放射線治療(Xナイフ)、レーザー。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛をはじめとする慢性疼痛疾患を中心に、日本ペインクリニック学会認定医3人が専門的治療を行っている。各疾患とも各種神経ブロック療法、薬物療法を主体に、インフォームド・コンセントを基本としてQOLを考慮した治療に努めている。日本ペインクリニック学会認定施設。

症例数

院内および近医からの紹介が中心。年間ペインクリニック新患者数約60人。最近では主に薬物療法を主体に治療を行っているが、神経ブロック療法の適応となる症例には積極的に施行している。年間神経ブロック療法は、硬膜外ブロック約300例、星状神経節ブロック約60例、三叉神経ブロック約20例などである。三叉神経痛に対しては、神経ブロック療法を主体にし薬物療法を併用している。手術適応があれば脳神経外科に紹介している。帯状疱疹後神経痛に対しては、薬物療法を主体に行っている。癌性疼痛に対しては長瀬部長を中心とした緩和ケア外来を開設している。痛みは、生体の異常を知らせる警告信号であるから仕方のないもの、我慢するものとの考え方がいまだにあり、漫然と鎮痛薬の投与が行われている場合が少なくない。当科では「我慢できるのは他人の痛みのみ、痛みを我慢してはいけない。可能な限り除痛を試みる」をモットーに治療に当たっている。しかし、痛み、特に難治性慢性疼痛の原因は非常に複雑であり、個々の患者によっても経過および治療成績は多様である。問診、診察に十分な時間をかけ、種々の治療法を組み合わせることによって患者のQOLを高める治療法を選択している。

医療設備

直線偏光近赤外線治療器、低周波治療器、鍼通電器、Xナイフ、ヤグレーザーなど。当病院内に画像診断装置はすべて完備。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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