専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

弘前大学医学部附属病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器血液膠原病内科

分野

消化器・一般内科

特色

消化器(消化管、肝胆膵)、血液、リウマチ、膠原病、心療内科と幅広い分野を担当しており、さらに、光学医療診療部、腫瘍内科、輸血部とも共同で診療に当たっている。それぞれの領域における指導医・専門医が診療を行うという点で、診療のレベルは確保されており、さらに医師が複数の領域を担当することで連携の強化、他領域疾患、教育面など総合内科としての利点を生かした診療を行っている。また、厚労省による肝疾患診療連携拠点病院、難治性炎症性腸管障害調査研究対策事業研究分担施設、免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業の研究分担施設、リウマチ災害時支援協力医療機関に指定されている。

症例数

★消化管疾患に関しては、食道、胃、大腸がんにおける拡大特殊光観察と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、ダブルバルーン小腸内視鏡およびカプセル内視鏡による原因不明の出血性病変に対する診断、食道・胃静脈瘤に対する硬化療法、ヘリコバクター感染における2次除菌、炎症性腸疾患に関する新規免疫抑制剤と生物学的製剤の投与などを行っている。胃・食道がんESDは年間約80例、大腸がんESDは年間約20例、大腸がんEMR・ポリペクトミー約40例。カプセル内視鏡年間約20例、潰瘍性大腸炎約100例(治療法:病型と重症度に応じた寛解導入と維持、免疫調節剤使用40例、臨床試験4例、血球除去療法3例、09年手術件数2例、新規臨床試験4例)、クローン病約80例(治療法:病型と重症度に応じた寛解導入と維持生物学的製剤治療約40例、免疫調節剤使用約40例、09年の手術件数10例)、また、ヘリコバクター胃炎に対して2次除菌治療を行っており、良好な成績を収めている

★肝胆膵疾患では、造影エコーによる肝がんの超音波診断、肝がんに対するラジオ波焼灼療法(RFA)やエタノール注入療法(PEI)、また、放射線科と連携して肝動脈化学塞栓療法(TACE)とRFAを組み合わせて治療を行っている。C型慢性肝炎については、周囲の医療機関と連携の上、ペグインターフェロンとリバビリン併用療法の導入を行っている。また、肝疾患診療連携拠点病院の事業の一環として肝疾患相談センターを設置し、肝炎を中心とした肝疾患の相談を行っている。肝がんに対して、TACE年間約30例、RFA年間約55例を行っており、TACE後にRFAを追加した症例では5年生存率約40%であった。膵胆道疾患に関しては、消化器外科、腫瘍内科と連携し、最善の治療を選択しており、閉塞性黄疸に対して経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)や胆管ステントの留置、内視鏡的胆道ドレナージなどを行っている

★血液疾患では、急性白血病や骨髄異形成症候群などに対する治療などを行っており、09年の新規症例は、急性白血病15例、骨髄異形成症候群17例、多発性骨髄腫10例などであった。また、入院、外来にて、出血性疾患や貧血などを含め、幅広い疾患の診療を行っている

★リウマチ、膠原病疾患は、膠原病全般に関して幅広い診療を行っており、内訳としては、ベーチェット病約40例(生物学的製剤10例)、関節リウマチ約80例(寛解率70~80%、生物学的製剤30例、新規免疫調節剤10例、MTX使用40例)、SLE約80例、その他、肺高血圧症を含めた膠原病約50例などである

★心療内科は、外来中心の診療で1カ月の外来患者数は約160人。月間の症例の内訳は、過敏性腸症候群(IBS)約20例や機能性胃腸症などの消化器心身症の他、慢性疼痛10例、摂食障害10例、身体症状が主体のうつ病性障害や身体表現性障害、不安障害などである。内服治療の他、各症例に合わせて、交流分析や自律訓練法、認知行動療法などによる診療を行っている。

医療設備

CT、MRI、PET-CT、シンチ、電子ファイバースコープ、超音波内視鏡、外来化学療法室など、大学病院として高度な設備を備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

消化器外科

分野

消化器・一般外科

特色

上部消化管グループ、下部消化管グループ、肝胆膵グループに分かれ、臓器別の専門的な診療を行っている。上部消化管グループは、食道・胃の疾患を担当している。対象となる疾患は、食道がん、胃がん、消化管間葉系腫瘍(GIST)などの悪性疾患が主で、それ以外に食道アカラシア、特発性食道破裂、胃・十二指腸潰瘍の穿孔・狭窄などの良性疾患の外科治療も行っている。下部消化管グループでは結腸がん・直腸がん・肛門がんおよび大腸悪性リンパ腫・カルチノイド・GIST・腹膜偽粘液腫などの悪性疾患と、潰瘍性大腸炎・クローン病・家族性大腸腺腫症・ベーチェット病などの大腸良性疾患の2本立てで診療にあたっている。肝胆膵グループでは、肝がん・胆管がん・胆嚢がん・乳頭部がん・膵がんなどの悪性疾患治療、胆石症や良性膵腫瘍などの肝胆膵良性疾患全般の診療にあたっている他、生体肝移植を担当している。また、近年進歩した鏡視下手術も各分野(肝臓、胆道、膵臓、脾臓)で積極的に行っており、胆石症を中心に600例以上の実績がある。すべての診療グループで腹腔鏡下手術を取り入れており、腹部救急外科などと幅広い分野を担当している。

症例数

09年の年間手術例数は715例で、上部消化管144例、肝切除63例、膵切除51例、胆道手術33例、下部消化管手術201例、生体肝移植4例

上部消化管グループ:食道がん=50例。術後5年生存率は、Stage 0+I:61.5%、II:51.4%、III:29.4%、IV:22.0%。食道がん治療ガイドライン(日本食道学会/編)に則り治療方針を検討し、消化器内科、腫瘍内科、放射線科と連携をとりながら、症例ごとに適切な治療法を提示・説明し、進行度に合わせた治療法を決定。腫瘍の進行度によっては、術前または術後に化学療法が必要となる症例もある。胃がん=70例。5年生存率は、StageIA:89.4%、IB:92.3%、II:73.3%、IIIA:53.9%、IIIb:54.6%、IV:23.4%。早期胃がんの一部の症例に対して、腹腔鏡補助下胃切除を施行している。また、術前の診断にてリンパ節転移を認める症例や、腫瘍が大きく近接した臓器に食い込みつつあるような症例に対しては、手術の前に化学療法を施行し腫瘍が縮小した後に手術を行っている

下部消化管グループ:結腸がん=65例。5年生存率は、StageI:96.5%、II:89.7%、IIIa:79.5%、IIIb:66.2%、IV:21.3%。近年は大腸がんに対する腹腔鏡手術も行っている。超低位前方切除術などの高度な手術も増加しており、根治させることはもとより、患者さんにとって最適な侵襲の少ない手術を施行中。直腸がん=63例。5年生存率は、StageI:95.5%、II:82.3%、IIIa:80.3%、IIIb:62.1%、IV:16.8%。直腸がんは全国トップクラスの症例数を誇っており、肛門温存という観点からは日本でも類をみないほどの肛門温存率を維持・発展させており、術後の機能成績や遠隔成績も良好。術後補助化学療法も随時施行している

肝胆膵グループ:肝臓がん=22例。5年生存率は、StageI:53.6%、II:42.2%、III:43.8%、IVA:28.5%、IVB:0%。胆道がん=37例。StageI:93.3%、II:57.3%、III:40.0%、IVa:13.9%、IVb:9.1%。膵臓がん=StageI:62.2%、II:26.8%、III:14.0%、IVa:17.6%。胆道がん、膵がんは年間各々20~30症例。胆道がん、膵がんでは術後補助化学療法も積極的に施行している。転移性肝がん(特に大腸がん)も積極的に切除している。MDCTから血管・胆管構造を3D画像に構築し、手術のナビゲーションとしている。生体肝移植=4例。5年生存率85.9%、生体肝移植は東北・北海道では初めて成人例に適応を拡大し小児、成人全般に行っている。

医療設備

MDCT、MRI、血管造影、超音波(造影)、腹腔鏡下手術装置、ラジオ波凝固装置、内視鏡、その他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

循環呼吸腎臓内科(呼吸器)

分野

呼吸器内科

特色

日本呼吸器学会の認定施設。他に呼吸器内視鏡学会、日本アレルギー学会の認定施設。青森県の地域がん診療連携拠点病院であり、青森県肺がん検診の精検指定病院でもある。地域の中核病院であり、呼吸器疾患についてはその種類に関係なく、多くの患者が紹介、受診され対応している。診断がされていない患者の紹介も多いが、診断がついて紹介される患者では肺がんの精査、治療目的の紹介が多い。肺がんについては、呼吸器外科、放射線科、腫瘍内科と毎週症例検討会を行い、肺がん診療ガイドライン、最新のエビデンス(科学的根拠)を基本とした治療方針の決定が行われている。緩和治療には麻酔科も参加している。ベッドの使用も限られており、周辺の学会認定施設、関連施設と連携して診療している。その他の疾患では、びまん性肺疾患、外来患者では肺気腫、気管支喘息患者の受診も多いが、診療所などで対応が困難な患者以外は、治療方針が決まり安定すれば近医に紹介する病診連携を基本としている。

症例数

胸部写真上の異常陰影の精査が最も多い。新患者数は年間約500例、気管支鏡検査は年間300件前後、肺がん症例は年間約80例前後、間質性肺疾患50例程度。特殊検査としては、気管支鏡検査が年間300件~400件、気管支肺胞洗浄約50件、内視鏡下治療(ステント、レーザーなど)は年に数件施行している。入院ベッド数については、呼吸器内科としては10~20床を使用している。

医療設備

X線(単純、CT)、MRI、核医学検査(PETを含む)、気管支ファイバースコープ、ダイオードレーザー、高周波スネア、肺機能検査、呼気一酸化窒素測定装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

重症の救急心臓血管疾患を多数受け入れている。

症例数

09年の手術実績:冠動脈バイパス術35例、大動脈弁置換術23例、大動脈基部再建術6例、僧帽弁形成術16例、左室形成術2例、弓部大動脈人工血管置換術21例、下行胸腹部大動脈人工血管置換術11例、胸部大動脈ステントグラフト2例、腹部大動脈瘤ステントグラフト17例、腹部大動脈瘤人工血管置換31例。先天性心疾患に対する手術51例、末梢血管手術20例など

★虚血性心疾患では重症例、高齢者にも積極的に手術を行っている。単独冠動脈バイパス術の90%以上はホフポンプCABGであり、動脈グラフトを多用することにより過去9年間の580例の開存率は良好(97%)。心筋梗塞後の僧帽弁閉鎖不全症、虚血性心筋症に対しても積極的に僧帽弁形成術、左室縮小手術を行っている

★僧帽弁閉鎖不全症に対する手術は僧帽弁形成術が第一選択で、現在まで10年間に119例の僧帽弁形成術を行い、10年間での再手術回避率97%、心臓死回避率100%。透析例に対しても積極的に心臓手術を行っている。大動脈基部拡張による大動脈弁閉鎖不全に対しては積極的に大動脈基部形成術を行っている

★胸部大動脈瘤の手術は弓部大動脈瘤の予定手術の死亡率は146例中6例4.1%、胸腹部大動脈瘤にも積極的に拡大手術を行っている。腹部大動脈瘤に対してはステントグラフトによる治療も行っている

★末梢血管の閉塞による重症の下肢の虚血に対しては、血管内治療を組み合わせたバイパス手術を行い、できる限り足の切断を回避

★青森県で唯一の小児心臓手術を行える施設として、新生児・乳児の重症心疾患の手術を担当している。フォンタン手術、完全大血管転移症に対する手術など難易度が極めて高い症例でも良好な成績である。

医療設備

人工心肺装置2台、IABP 2台、経皮的体外循環装置2台、補助人工心臓使用可。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

健診での検尿異常から末期腎不全、腎移植まで、腎臓病分野におけるプライマリケアから高度先進医療まで、幅広い診療を行っている。検尿異常では適応症例には積極的に腎生検を行い、的確な診断により治療方針を立てている。また膠原病、血管炎などに伴う腎疾患も積極的に診療している。末期腎不全においては、適切な腎代替療法を導入している。泌尿器科、消化器外科と協力して腎移植も行っている。

症例数

外来患者数は月間約500人、病床数10~15床、腎生検数は年間約100例、年間透析導入数:血液透析20例、その他血液浄化療法(血漿交換、各種吸着療法など)約20例、腹膜透析導入数約5例(外来通院患者約10人)、内シャント造設術約30例、腹膜透析カテーテル留置術約5例である(いずれも年間実績)

★IgA腎症、ネフローゼ症候群(膜性腎症、微小変化型ネフローゼなど)などの管理とともに、全身疾患に伴う腎障害(糖尿病性腎症、ループス腎炎、血管炎症候群など)の治療も積極的に行っている。膠原病、血管炎に対しては、血漿交換などの血液浄化療法も試みている

★慢性腎不全患者においては、腎代替療法として血液透析、腹膜透析、腎移植を提示して決定している。内シャント造設術、腹膜透析カテーテル留置術は当科で行っている。腎移植は泌尿器科、消化器外科と協力して年間4~6件施行している。

医療設備

当院の血液浄化療法室では通院透析は行わず、基本的には導入後は他透析施設に紹介しているため、入院患者の血液浄化を行っている。透析ベッドは8台用意している。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

診療内容は腎・泌尿器系・副腎疾患のほとんどをカバーしている。当科の診療範囲は泌尿器系悪性腫瘍、前立腺肥大症、排尿障害、男性不妊症、勃起障害、女性泌尿器科、腎血管外科、血液透析、腎移植、尿路感染症、小児泌尿器科、内分泌・代謝疾患、結石症など広範囲にわたる。特に、前立腺がんや膀胱がんなどの悪性腫瘍、排尿障害、腎移植に重点を置いている。「患者さんに優しい低侵襲治療の提供」をモットーとしている。これは手術に限らず、膀胱がんや前立腺がんなど高齢者が多い尿路悪性腫瘍においても、患者に負担が少なく、かつ有効ながん化学療法を実施している。難治症例、高度合併症の症例に関しては、診療科の枠組みを超えたチームを形成し、附属病院の総力を結集した診療を展開できる。また、すべての生検標本と手術の摘出標本を病理診断医が参加する病理カンファレンスで詳細に再検討している。

症例数

腎がん=年間の腎摘術の件数は50件。腎がんのStage別疾患特異的5年生存率はStageI:100%、II:92.3%、III:91.0%、IV:35.7%である。腎がんは基本的に腹腔鏡下腎摘除術を施行するが、腫瘍の進展度によっては開放手術の適応になる。最近では、できるだけ腎機能を温存するために腎部分切除の適応を拡大している。進行腎がんには分子標的薬をはじめ、インターフェロンやインターロイキン2などのサイトカイン療法を組み合わせて使用する

腎盂・尿管がん=腎摘除術を腹腔鏡で行って、尿管切除と膀胱部分切除を下腹部小切開創(8 cm)で行う

膀胱がん=根治的膀胱全摘術は30件。膀胱全摘術後の疾患特異的5年生存率はpT1:100%、pT2:75%、pT3以上4:40%である。筋層浸潤膀胱がんは副作用が軽微で完遂率の高いゲムシタビン+カルボプラチンのネオアジュバント療法を行って腫瘍を縮小させてから7~8 cmのミニマム創で膀胱全摘を施行し、非常に良好な成績をあげている。尿路変更術は、自然な排尿が可能な回腸新膀胱(弘前膀胱)を原則とし、状況に応じて回腸導管、尿管皮膚瘻を採用する

前立腺がん=前立腺がんでは多彩な治療法を取りそろえている。根治的前立腺全摘術の件数は、早期前立腺がんを中心に105件(ミニマム創手術)。1年後の禁制率は94.5%である。ハイリスク症例は単独の治療方法では根治困難なので、エストラムスチン+LH-RHアナログ併用療法を6カ月間行った後に根治的前立腺全摘除術を行っている。早期前立腺がんに対しては、治療オプションを提示して、患者さんの年齢、PSA値、臨床病期、生検Gleason score、患者さんのご希望をもとに、ご家族を交えて十分に相談をしながら治療方針を決めている。放射線治療は通常の外照射、強度変調放射線治療(IMRT)、小線源刺入療法(ブラキ療法)を実施している

副腎疾患=原発性アルドステロン症やクッシング症候群などの副腎疾患は、当院内分泌内科と綿密な連絡を取り合いながら診療を進めている。内分泌内科で的確な診断を行い、術前合同カンファレンスで十分に検討して当科での手術(原則として腹腔鏡手術)に臨む。

医療設備

PET-CT、MRI、3DCT、マルチディテクターCT、カラードプラ超音波診断装置、リニアック、IMRT、密封小線源治療(ブラキ療法)、電子スコープ軟性膀胱鏡、ウロダイナミクス機器、人工透析機器などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

移植医療研究センター(泌尿器科・腎臓内科・消化器外科)

分野

腎移植

特色

移植医療研究センターを構成する泌尿器科、腎臓内科、消化器外科の3科が共同で腎移植ユニットを構築し、術前検査から移植後長期間にわたるケアまでを一貫して管理している。診療科の枠組みを取りはらった腎移植チームなので、総合医療としての腎移植を多方面からサポートできる。また、当研究センターは「臓器移植における糖鎖生物学的アプローチが可能な講座横断的研究組織」であり、文部科学省特別教育研究経費(戦略的研究推進経費)の支援を受け「免疫学的不適合臓器移植の拡大に向けた基礎的・応用的研究」に取り組んでいる。

症例数

弘前大学泌尿器科腎移植グループは83年より鷹揚郷腎研究所弘前病院で腎移植を開始し、06年まで99例の腎移植(献腎20例、生体79例)の実績を持つ。当研究センターは鷹揚郷腎研究所弘前病院との強力な連携、協力体制を築き、腎移植の臨床と研究を推進している。生体腎移植を弘前大学医学部附属病院で担当し、献腎移植は鷹揚郷腎研究所弘前病院で行っている。腎移植ユニットを構築した06年以降に行った生体腎移植23例、献腎移植2例(脳死1例、心臓死1例)の生着率、生存率はともに100%である。免疫抑制剤はバシリキシマブ、プログラフもしくはシクロスポリン、ミコフェノール酸モフェチル、ステロイドという標準的な使用法を基本に症例ごとに検討して使用している。ABO不適合移植の場合はリツキシマブも併用している。

医療設備

3DCT、MRI、腎シンチグラフィー、ドプラ超音波検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

小児科

分野

小児医療

特色

当科では、患者・家族の立場に立った全人的医療を目指している。高度の小児医療を幅広い分野にわたって担当するために、専門グループ(血液、心臓、腎臓、神経、新生児)による診療を行っている。病棟の診療体制は、各領域の専門医グループが1人の患者を担当するグループ診療を基本としている。また、小児外科、心臓血管外科などの外科系の診療科と連携して包括的な診療を行っている。主な対象疾患としては、白血病などの血液疾患、悪性腫瘍、先天性免疫不全、先天性心疾患、不整脈、川崎病、心筋疾患、ネフローゼ症候群などの腎疾患、自己免疫疾患、てんかん、先天性脳奇形、神経筋疾患、新生児未熟児疾患、低身長などがある

★特色のある診療としては、白血病などに対する造血幹細胞移植、心臓超音波検査による心疾患の出生前診断、難治性腎疾患の免疫抑制療法などがあげられる。また、ダウン症候群のTAMと先天性赤芽球癆(Diamond-Blackfan貧血)の遺伝子診断を行っており、全国の施設から解析を依頼されている

★就学後の長期入院を要する患児の教育は院内学級が整備されており、中学校までの教育を受けることができる。また、就学前の入院中の児の精神的なサポートとして、専属の病棟保育士が1人配属されている。

症例数

小児科の一般病床は37床で、NICU 3床、GCUが6床である。08年度の小児科の入院延べ患者数は13,063人、外来患者延べ数は7,990人で1日平均33人。他施設から各専門外来へ紹介された難治例、重症例が多くを占めている

血液=白血病などの造血器腫瘍、固形腫瘍を中心に診療する。ほとんどの疾患について全国規模の臨床試験に参加しており、現時点で最も良いと考えられる治療を提供するとともに、日本における新しい標準治療の開発に貢献している。強力化学療法室(無菌室)を利用して積極的に造血幹細胞移植を行っており、東北地区の小児科の中では最も移植数の多い施設の一つである。これまでに160回以上の造血幹細胞移植を施行している。難治性血液・腫瘍性疾患の患者に対して毎年10例前後の造血幹細胞移植を行い、良好な成績を収めている。固形腫瘍の診療には小児外科、放射線科など関連各科との連携が不可欠であり、その中心的役割を果たしている

心臓=先天性心疾患、川崎病、不整脈、心筋疾患を対象としている。先天性心疾患に関しては、心臓血管外科と協同で診療にあたり、段階的、計画的に治療を必要とする複雑心奇形に対する治療成績は年々向上している。また、産科と協力して心疾患の出生前診断を積極的に行い、年々、出生前診断の精度が向上し、予後の改善に寄与している

腎臓=腎疾患、自己免疫性疾患、アレルギー性疾患を対象としている。多くは他施設から紹介される重症、難治な腎疾患・自己免疫性疾患や末期腎不全であり、特殊施設でなければ行い得ない先進的治療も取り入れ、より効果的かつ副作用の少ない治療を目指している

神経=神経疾患、筋疾患、思春期の精神疾患を対象としている。難治性てんかんや先天性脳奇形症例が増加している。特に、けいれんに対する管理・治療に進歩が見られる

未熟児・新生児=周産母子センターを中心にして、低出生体重児、先天異常などの診療を行っている。10年度よりNICUが新設され、稼働を開始している。近年は外科的治療を必要とする低出生体重児が増加し、関連各科と協力して診療にあたっている。

医療設備

PET-CT、MRI、CTなどを含め、多くの先端設備が備わっている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

青森県唯一の大学病院として、眼科のあらゆる病気に対して専門的な視点からの診断と高度なレベルでの治療を行えるような体制を整えている。特定機能病院の働きを十分に発揮するために、新患者は紹介状持参の方に限定している。このため、難治性疾患や重症症例など一般の医療機関では診療が難しい疾患の診療に特化している。また、治療が一段落した後は、紹介元の医療機関での継続的な診療に移行するシステムとなっている。

症例数

08年度の新患者数は2,000人、再診患者数は延べ50,000人、手術件数は950件である

★網膜硝子体手術は年間300件行っている。そのうち重症糖尿病網膜症に対する硝子体手術は100件である。糖尿病網膜症については、当院代謝内分泌内科と連携して全身管理を行いながら、レーザーや硝子体手術などの眼科治療を行う体制となっている。そのほかの網膜硝子体手術適応疾患としては網膜剥離、黄斑円孔、黄斑前膜、増殖硝子体網膜症、網膜静脈分枝閉塞症などとなっている。加齢黄斑変性に対しては抗新生血管薬(分子標的治療薬)の眼内注射や、半導体レーザーを用いた光線力学的治療を症例によって適宜選択して施行している。網膜剥離に対しては、症例によって経強膜的手術と硝子体手術のいずれかを選択している。黄斑円孔や黄斑前膜に対しても、基本的に硝子体手術にて治療している

★血管外来では、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症、網膜静脈閉塞症などの循環障害に対する外来診療を総合的に行っている

★緑内障は、様々な病型や進行度に対して、最善の治療が行えるような体制を整えている。各種薬物治療、レーザー治療および各種の手術治療(年間90件)を適宜選択している。病気の進行度の評価にはゴールドマン視野、ハンフリー視野、FDT、MP-1など多種類の視野検査法を駆使している

★網膜外来では、網膜色素変性を中心とした遺伝性網膜変性疾患に対する診断、遺伝相談、遺伝子診療、ロービジョンケアの相談などの検討を行っている

★白内障の単独手術は年間約250件であり、大部分を超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ移植手術が占めている。白内障が高度である症例に対しては、白内障嚢外摘出術に眼内レンズ移植術を併用している。また、かつて白内障手術を受けて、眼内レンズ移植を受けなかった症例に対しては、眼内レンズ2次移植を行っている

★ぶどう膜外来では、サルコイドーシス、原田病およびベーチェット病などの三大ぶどう膜炎を筆頭に、各種ぶどう膜炎に対して診断と治療を行っている。ベーチェット病には、新しい分子標的治療薬のインフリキシマブによる治療を当院消化器・膠原病内科との連携により行っており、良好な治療成績を挙げている

★屈折外来では、遠視、乱視、近視および弱視の眼鏡矯正および視力向上、斜視に対する眼位矯正を目的としている。斜視手術の術前と術後の診療も行っている。専任医師のほか視能訓練士2人のチームで診療にあたっている

★角膜外来では、各種の角膜疾患・前眼部疾患のほか、角膜移植術の術前・術後管理を中心とした診療を行っている

★神経眼科外来では、甲状腺眼症の診療のほか、各種神経眼科疾患の診療を行っている。そのほか、ボツリヌス毒素を用いた眼瞼けいれんや半側顔面けいれんに対する治療を行っている

★ロービジョン外来では、網膜色素変性などの網膜変性疾患や緑内障、糖尿病、加齢黄斑変性などで視機能障害に陥った症例に対するロービジョンケアを行っている。

医療設備

各種視野計、各種レーザー治療装置、各種網膜電図、光干渉断層計、超音波診断装置、各種眼底撮影装置、微小視野測定装置など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

内分泌・代謝・感染症内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

弘大病院は特定機能病院の指定を受けており、通常の診療のみならず、高度な医療技術の提供・開発・評価および研修を行う施設として承認されている。日本内科学会、日本内分泌学会、日本糖尿病学会の認定制度における教育病院となっている。外来診療においても、必ず関連分野の専門医が対応できる体制をとっている

★内分泌領域では、特殊なノウハウを要求される間脳下垂体疾患についての専門的診療は、当科内分泌領域の特色と言える。治癒可能な高血圧症としての原発性アルドステロン症や、メタボリックシンドロームの潜在的な原因としてのクッシング症候群、バセドウ眼症に対するステロイドパルス療法と放射線療法などの診療に積極的に取り組んでいる

★糖尿病については、来診された時点における高血糖の病因検索、糖尿病の病型分類、細小血管合併症(網膜症・腎症・神経障害)や大血管障害の評価を踏まえて、各人に最適の治療法を選択している。2週間の教育入院システムも導入しており、短期間で効果的な治療を行える体制を整えている。紹介元の医療施設とよりよい病診連携体制を構築して、患者さんを長期的にフォローできるようにしている。

症例数

生活習慣病として社会問題となるほど有病率の高い慢性疾患を取り扱うという科の性格から、年間外来患者数は、新患約800人、各専門外来の延べ患者数は28,000人余りである。内分泌、糖尿病、高脂血症、膵疾患の各分野あわせて毎日10人前後の専門医スタッフを配置し、患者さんがいつ来院しても専門医の診察が受けられるような体制を心がけている。入院定床は36床で、年間500人の患者さんが入院する(糖尿病関連60%、内分泌35%、その他5%)。入院は内分泌、糖尿病教育、糖尿病合併症のグループに分かれて、各グループの指導医のもと、主治医制で診療を受ける

★内分泌診療では、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、性腺などの幅広い分野にわたって、各種ホルモン機能検査、画像診断、病理診断、遺伝子診断を行っている。豊富な臨床経験に基づき、内分泌疾患の典型的な臨床症状が出そろう前に高血圧、糖尿病、骨粗鬆症といった日常診療で多くみられる症状・所見の中に隠れている内分泌疾患が的確に診断され、有効かつ根本的な治療がなされている症例が数多い。そのために放射線科、眼科、脳神経外科、内分泌外科、泌尿器科との入念なカンファレンスを行い、集学的な治療が行われている。特殊な症例では、当院以外の医療施設にも積極的にコンサルトし、治療効果をあげている。根本的な治療を目指して当科に紹介されるケースが目立って増えてきている

★糖尿病診療では、血糖コントロール不良例に対する紹介の他、1型糖尿病、若年発症糖尿病、妊娠糖尿病、周術期の血糖コントロール依頼の患者さんを多数診療している。糖尿病の病型・ステージ分類に基づき、三大合併症(網膜症、腎症、神経障害)の進行度を評価した上で、最も適した治療が選択されている。さらに虚血性心疾患、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの大血管障害についても定期的にチェックし、予後と生活の質の向上を目指している。糖尿病の他に高脂血症、耐糖能障害、肥満の診療も行っている。また、2週間の糖尿病教育入院システムを導入しており、主治医の他に看護師、薬剤師、栄養管理士がチームを組んで糖尿病教室や眼科、皮膚科とのカンファレンスなど多角的に患者指導を行っている。専門の看護師による糖尿病性足病変に対するフットケアも行っている

★胆・膵診療では、慢性膵炎や術後膵外分泌機能障害を中心に、身体計測や生体試料(血液・呼気・尿・糞便)分析による栄養評価に基づいて、膵消化酵素や各種栄養素の補充療法を行っている。

医療設備

CT、MRI、PET-CT、各種シンチグラフィー、放射線内・外照射、FMDなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

循環呼吸腎臓内科(呼吸器アレルギー)

分野

アレルギー科

特色

県内で唯一の日本アレルギー学会の認定正施設である。アレルギー科として皮膚科、耳鼻咽喉科などすべてのアレルギー性疾患に対応しているわけではない。基本的には呼吸器内科としてのアレルギー性疾患に対応している。日本呼吸器学会、呼吸器内視鏡学会の認定施設でもある。対応しているアレルギー性疾患では気管支喘息患者が最も多い。診断され、治療方針が決定され、一定期間安定している場合は、近医に紹介する病診連携を基本としている。外来では主に重症喘息患者に対応している。診断には喀痰好酸球検査、呼気一酸化窒素測定装置なども使用されており、気管支喘息のみならず慢性咳嗽の診断にも応用されている。アレルギー性のびまん性肺疾患に気管支肺胞洗浄なども行われている。膠原病の診療については、当科の腎臓グループ、院内の消化器血液内科学の膠原病グループと協力のうえ、肺病変を主体とする患者については当科で加療を行っている。

症例数

気管支喘息などの外来初診患者は年間20~30人、症例は多くはないが、好酸球性肺炎、チャーグ・シュトラウス症候群、アレルギー性気管支肺真菌症、薬剤性肺炎、過敏性肺炎、間質性肺病変を伴う膠原病などについては、入院のうえ精査、加療が行われている。治療については、基本的にガイドラインに沿った治療を行っている(気管支喘息・慢性咳嗽のガイドラインなど)。気管支喘息患者が急性増悪のために入院されることは稀である。

医療設備

X線(単純、CT)、呼気一酸化窒素測定装置、肺機能検査、MRI、核医学検査(PETを含む)、気管支ファイバースコープなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

神経内科

分野

神経内科

特色

当科では青森県全域をはじめとして道南、北東北一円における唯一の神経内科高度診療機関として、脳血管障害などの急性疾患から神経難病や認知症の診療まで、広い領域での神経内科専門医療を行っている。特に、認知症、パーキンソン病、神経難病や末梢神経・筋疾患の診断および治療面では全国的に標準化された先端的な診療を行っている。多数の患者様が紹介受診されており、最新の薬物を用いた治療の経験が豊富である。弘前大学神経内科は06年1月から附属病院に開設され、日本神経学会神経内科専門医5人、日本脳卒中学会専門医1人、日本内科学会(認定医5人、専門医1人、指導医4人)、日本老年医学会指導医1人、日本人類遺伝学会専門医1人の各専門医が外来と入院診療を行っている。定床は9床であり、常に満床の状態で入院を待っている患者様も多く、関連病院との連携を図っている。当科は開設4年目となり青森県における弘前大学神経内科の知名度も高まってきており、地域ネットワークも次第に形成されつつある。特に、北秋田や津軽地区の神経感染症や免疫神経疾患などの受け入れを行っており、この地域の高度な神経疾患診療の機能を担っており、神経内科疾患のセンターとしての役割を果たしている。神経内科学(Neurology)は欧米では長い歴史をもつ臨床部門で、common diseaseから神経変性疾患、免疫性神経疾患、筋疾患、神経感染症などの診療を行う。救急疾患の25%は脳神経疾患で、寝たきりの40%は脳血管障害や認知症に原因している。内科疾患の約60%に神経症状が出現するため、救急から慢性期、リハビリテーション、遺伝疾患カウンセリング、疾病予防まで守備範囲は極めて広く、各科のコンサルタントとしても極めて重要で高い専門性が要求される。

症例数

09年度の外来患者数は1日平均約40人、年間約1,500人の外来患者と120人の入院患者の診療をしている。入院の内訳は神経変性疾患36、神経免疫疾患20、末梢神経疾患10、筋疾患10、神経感染症9、その他に脳血管障害、腫瘍などとなっている。年間約700件の神経画像検査と300件の生理学的検査を行っている

★外来診療では一般外来のほかに、東北地方のセンターとして当科のもの忘れ外来に続々と紹介患者が増加しており、新たな治療薬の治験やバイオマーカー診断など先進的な診療を行っている。新たに新設したパーキンソン病外来、神経免疫疾患外来、ボトックス外来、神経変性疾患外来と遺伝子診断とカウンセリングの開始、もの忘れ外来と連動した高次神経機能障害のリハビリテーションのためにコミュニケーション治療室を設置し、言語聴覚士による認知症リハビリテーションも開始している

★もの忘れ外来は毎週水曜日、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮側索硬化症などの神経変性疾患の専門外来も木曜、金曜日に行っている。診断や遺伝相談など先端的な診療を心がけており、神経内科疾患や認知症のセカンドオピニオン外来も行っている

★神経内科とは「脳や脊髄、末梢神経、筋肉」の病気を内科的に診断・治療する科である。次のような症状がある場合は、神経内科の専門医に診てもらうことをお勧めします。頭痛・頭重、めまい・ふらつき、もの忘れ、体や手足のしびれ・痛み・ふるえ、手足のやせ・脱力、動作が鈍い・遅い、歩きづらい・ころびやすい・立てない、言葉がはっきりしない、ものが二重に見える、まぶたが下がる、視力低下、聴力低下、意識がおかしい、けいれんなどである。神経内科専門医が診るおもな病気は、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、特定神経疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症)、認知症(アルツハイマー病)、感染症(髄膜炎・脳炎)、末梢神経障害(多発性神経炎、糖尿病性神経障害、顔面神経麻痺)、筋肉疾患(多発性筋炎、重症筋無力症、筋ジストロフィー)などが代表的なものである。神経内科では不安やうつ病、ストレス、不眠など心の問題で起こる病気は扱っていないので、そのような問題でお困りの方は精神神経科や心療内科に相談されることを勧めている。

医療設備

3テスラMRI、CT、PET、SPECT、脳血管撮影、脳波、頸動脈エコー、心エコー、末梢神経伝導検査、筋電図、誘発筋電図、筋・末梢神経病理学検査、睡眠時無呼吸検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

先端医療を行いつつ、同時に地域医療の中核かつ最前線の脳神経外科施設として機能していることが最大の特徴である。先端医療としては、下記に示すように、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の治療成績向上のための様々な工夫をこれまでに行ってきた。手術アプローチの工夫や術後合併症である脳血管攣縮に対する新たな治療の開発を行っており、治療成績は全国でも有数のレベルである。また、脳内出血に対して、いち早く内視鏡下手術を導入し、また、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術や頸動脈狭窄に対するステント留置術をはじめとする血管内手術も、十分な施行数を積み重ね技術の確立を達成した。腫瘍分野では、様々な手術支援装置を駆使し、安全かつ十分な摘出を確立している。また、悪性脳腫瘍に対する独自の集学的治療を開発し、予後の格段の向上を目指している。一方、地域医療に対する役割としては、当該地域において脳神経外科的救急疾患に対応し得る唯一の施設として、手術対象となるすべての症例を迅速に受け入れ、的確な外科治療を行っている。従って当施設で施行している手術件数の約半数は、救急疾患に対する臨時手術である。10年度より、当院に高度救命救急センターが開設されるため、脳神経外科救急疾患に対する対応はさらに格段に充実することが見込まれる。

症例数

年間の手術数は380件

脳血管障害(脳卒中)=手術数は年間約90件。①脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血:当科年間症例数は全国の国立大学附属病院脳神経外科の中で最多である。発症24時間以内の脳動脈瘤根治術を前提としている。手術法としては開頭術(脳動脈瘤頸部クリッピング術)を第一選択とし、開頭術が困難な症例には血管内手術(脳動脈瘤コイル塞栓術)で対処している。結果的には開頭術が8割で、血管内手術を2割に施行している。術後合併症として最も重大な脳血管攣縮(動脈が収縮し、血管腔が狭小化して脳の血流障害を引き起こす)に対して、ステロイドの髄腔内投与、新薬の投与などの独自の治療法により、全国平均の半分の発生率(8%)に抑えている。これらの工夫の結果、9割以上の症例で良好な予後(元の生活に復帰)となっている。②脳内出血:救命のための開頭による血腫除去術に加え、神経障害の改善を目的として、穿頭(頭蓋骨に小孔を開けること)のもと神経内視鏡による血腫除去を行っている。③虚血性脳血管障害:頸部の内頸動脈のアテロームによる狭窄に対して、血栓内膜摘除術または血管内手術(ステント留置術)を施行している。また、頸部の内頸動脈の閉塞や頭蓋内動脈の狭窄に対しては頭蓋外動脈を頭蓋内の動脈に吻合するバイパス手術を行っている

脳腫瘍=手術数年間約80件。①良性腫瘍:ニューロナビゲーターにより正確な位置確認のもと、神経モニタリングにより周囲の重要な神経の存在を確認し、安全かつ的確な腫瘍の摘出を試みている。下垂体腺腫には、神経内視鏡を併用し摘出率の向上を図っている。②悪性腫瘍:脳原発の神経膠芽腫に対して、周囲神経機能との位置関係の把握のためtractographyなどの術前評価を行い、かつニューロナビゲーター、神経モニタリング、蛍光色素による標識などを併用し、神経障害を最小限に抑えつつ最大限の摘出を行っている。また、術後、独自の化学療法を行い、長期生命予後(2年生存率70%)を達成している

頭部外傷=当該地域の地域医療をカバーしているため、手術適応となる頭部外傷に対して、24時間対応のもと迅速な手術を施行している

機能性疾患=顔面けいれん、三叉神経痛などの神経血管圧迫に対して血管減圧手術を施行し、95%以上の有効性を得ている。

医療設備

診断機器として、MRI(3テスラ)、CT、3DCT、DSA、SPECT、超音波診断装置などを有している。手術および治療機器としては、ニューロナビゲーター、神経モニタリング装置、神経内視鏡、レーザーメス、超音波吸引装置、定位脳手術装置、手術用超音波診断装置、放射線照射装置などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

神経科精神科

分野

精神科

特色

当院は地域における医学教育の拠点として、長い歴史を持つ病院である。また、当院は大学病院として臨床的な研究を展開している。当科は伝統的に国内有数のてんかん研究機関として認知されてきた。また、統合失調症・うつ病を中心に薬理学的な研究も活発に行っており、薬物反応の個人差の問題の解明などにも当たっている。その他、98年に児童思春期外来を開設して以来、当科では児童・思春期の患者が急増しており、これらの症例の詳細な検討を重ねている。当院は総合病院であり、他の身体科からの診察依頼も多い。身体疾患で入院されている患者は、しばしば精神科的な問題も合併し(適応障害、うつ病またせん妄などが多い)、当科はこのような患者の治療にも多く当たっている。また当院は特定機能病院であり、一般の病院では行えない高度な手術などの医療を行っている。たとえば臓器移植術など活発に行っており、当科(精神科)でも移植に関する精神科的評価や術後のケア・治療など関与する場面も急増してきている。本院は地域がん診療連携拠点病院でもある。近年は緩和ケア医療の進歩・発展が著しく、当院でも地域のニーズに応えるべくがん患者さんの精神科的治療にも力を入れている。

症例数

★外来部門において、1年間の新患者数は400人。患者さんの4割が男性で、6割が女性。初診患者の内訳で多いものは神経症性障害、うつ病・躁うつ病などの感情障害また統合失調症で、それぞれ約2割ずつである。再診には1日平均80人の患者さんが受診している。当科では、他の医療機関を受診中の患者さんが紹介状を持参し、精査や専門外来での診療を求めるケースや、セカンドオピニオンを依頼されるケースが少なくない。当院は特定機能病院かつ総合病院であり、その中の精神科である当科は様々な役割を期待されている。肝や腎移植術の術前の精神医学的評価や術後の治療・ケアなどといった先進医療における精神科的介入や、緩和ケアへ参画する機会が増加している

★入院部門において、神経精神科病棟は41床の半閉鎖病棟である(保護室1床を含む)。平均在院日数が50日と比較的回転の早い病棟(41床)であり、年間延べ230人の入院患者を数える。疾患別では感情障害と統合失調症がそれぞれ約4割、また神経症性障害が約1割である。入院患者の年齢は10代から80代と幅広い。最近では、児童思春期の入院患者の増加に加え、身体疾患合併例、難治例、遷延例が当科に紹介されてくることも多く、専門性の高い治療を提供する医療機関としての期待に応えるよう努めている

★専門外来として、「てんかん外来」「児童・思春期外来」を設けている。てんかん外来では、てんかん専門医が病状に合わせて薬物療法などを行っている。児童思春期外来では、10~20歳代の受診者が増加しており、発達障害、不登校、神経症、摂食障害、パーソナリティー障害の増加に伴い、多彩な疾患像を呈する患者さんが増えてきている。また、最近は当院における緩和ケアの合同カンファレンスに当科は定期的に参加して、がん診療における精神科的治療に当たっている

治療=近年の目覚ましい精神医学の進歩に基づき、新薬を積極的に導入した薬物療法を行っている。臨床治験も積極的に検討している。薬物療法で難治な感情障害や統合失調症の患者さんには、電気けいれん療法を施行している。電気けいれん療法は、全身麻酔下に行う安全性の高い修正型である。また、必要に応じて認知行動療法などの精神療法を施行したり、臨床心理士による心理治療を併用することもある。

医療設備

MRI、CT、PET-CT等の放射線検査、脳波、心電図等の生理学検査、臨床心理士による心理検査が可能である。電気けいれん療法の際には、短パルス矩形波の通電器(サイマトロン)を用いている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

放射線科

分野

放射線科

特色

北東北の医療圏の中核病院として発展し、青森県唯一の特定機能病院、津軽地方の地域がん診療連携拠点病院に指定されている当院の放射線科として、高度な医療を提供するとともに、先進医療の開発に努め、研修医・医学生などの教育を担当するという3つの役割を担っている。スタッフは、9人の日本医学放射線学会専門医を始め、3人の日本核医学会専門医、3人の放射線腫瘍学会認定医の他、PET核医学認定医、日本脳神経血管内治療学会専門医、がん治療認定医機構暫定教育医、がん治療認定医機構がん治療認定医の専門医・認定医が在籍する。画像診断部門では、当院のCT、MRI、核医学の全例を責任施行し、レポートも即日発行、画像診断管理加算2を取得している。IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)も、肝細胞がんのTACE(肝動脈化学塞栓療法)や頭頸部腫瘍の動注化学療法などを中心に、多数の症例を担当、日本IVR学会のIVR専門医修練認定施設に認定されている。放射線治療部門では、がんを治すことを目的とした根治的照射から、がんによる様々な症状を抑えることを目的とした緩和的照射まで、幅広く治療を行っている。

症例数

★画像診断部門では、08年度は、CT 13,338件、MRI 5,304件、一般核医学851件、PET 786件(半年間)、血管造影286件の検査を担当した。IVRでは、動脈塞栓術110件、動注療法96件、動脈形成術19件、IVCフィルター留置術6件などを施行した。CTは、最新型の2管球型64列CT機で、非常に高いスキャンの時間分解能を有し、高精細な冠動脈CTに威力を発揮する。また、Dual Energy CTで、造影剤と骨や石灰化との分離、組織内の造影剤分布の把握等へ応用されている。MRIは、県内最初の3T(テスラ)MRI機を有し、非常に分解能の高い中枢神経の画像や肝臓のダイナミック・肝細胞造影相画像などを提供している

★核医学、PETでは、SPECT-CT、PET-CT機を備え、正確な解剖学的位置の同定、吸収補正から、がん診療や心臓核医学、脳血流検査などに貴重な情報を提供している。DSA装置は、大口径FD搭載型バイプレーン血管撮影装置で、Dyna CTというコーンビームCTも可能であり、頭頸部や体幹部のIVRに威力を発揮している。これら多量の画像を診断・配信するためのPACS・サーバーシステムが整備されており、高精度の読影レポートを短時間で作成できるとともに、各種カンファレンスなどへの画像・情報提供、フイルムレス環境の院内への画像配信を行っている

★放射線治療部門では、08年度は、甲状腺がん96例、肺がん48例、乳がん42例、悪性リンパ腫23例、食道がん18例、頭頸部がん16例、前立腺がん15例、直腸がん10例、甲状腺機能亢進症8例、子宮がん8例など、総数297例の放射線治療を担当した。病棟は、一般病棟が23床、RI病棟が5床、合計28床である。通常の直線加速器を用いた各種がんに対する外部照射の他、密封小線源を用いた前立腺がんに対する組織内照射8例や、子宮がん・食道がんに対する腔内照射8例、ラジオアイソトープを用いた甲状腺がんなどに対する内照射99例、がん性疼痛に対するストロンチウムによる内照射7例、全身照射1例も実施している。さらに、先進医療である高精度放射線治療として、呼吸同期CTを用いた肺がんに対する体幹部定位照射18例や、前立腺がんに対する強度変調放射線治療8例も施行している。10年9月には、画像誘導放射線治療に対応可能な最新型直線加速器が2台導入される予定である。

医療設備

CT 3台、MRI 3台、ガンマカメラ・SPECT 2台、PET-CT 1台、DSA装置2台、アンギオCT 1台、直線加速器2台、治療計画CT、X線シミュレーター、イリジウム遠隔操作密封小線源治療(RALS)、密封小線源による小線源照射、放射性ヨード・ストロンチウムの内用療法、RI治療病室、一般病室など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

腫瘍内科

分野

癌化学療法

特色

消化器血液膠原病内科の化学療法グループが一診療科に昇格し、東北大学から呼吸器内科の専門医が赴任した経緯もあり、当科のカバーする領域は消化器・呼吸器のみならず、悪性リンパ腫、原発不明がんなど多岐にわたる。また全国規模、東北大、北海道大学を中心としたグループに参加して臨床研究を行い、新治療法の開発に参画している。

症例数

外来延べ患者数4,326人、延べ入院数174人。延べ新患者数231人の疾患別内訳は、悪性リンパ腫23%、肺がん14%、胃がん14%、膵がん11%、食道がん9%などである

消化器がん=食道がんは入院の上、5FUとシスプラチンの投与と放射線照射を行う。胃がんにはS-1にタキサン、シスプラチン、イリノテカンなどを組み合わせて治療を行う。大腸がんは、腫瘍の局所症状が強い場合は外科的切除後に残存腫瘍に対して5FU、オキサリプラチン、イリノテカンにベバシズマブやセツキシマブを組み合わせて標準的治療を行う。膵・胆道がんは、黄疸軽減後にゲムシタビンやS-1を使用する

肺がん=病期によりプラチナ製剤を含む2剤併用化学療法や放射線治療を行う。遺伝子検査による個別化医療の実現に向けて努力している

悪性リンパ腫=化学療法の他に放射線療法、また自己末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を病型、進行度に合わせて行う。B細胞リンパ腫に対しては、リツキシマブを併用している

★入院待ちが長くなる場合、同治療可能な関連病院に紹介することもある。化学療法は初回治療時入院にて副作用を慎重に観察し、可能な限り外来化学療法に移行して治療を継続する。

医療設備

一般病床当科枠10床、造血幹細胞移植用の強力化学療法室3床、RI病棟6床、外来化学療法室13床、CT、MRI、PET-CT、放射線治療設備、がん診療相談支援室、地域連携室。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

麻酔科

分野

ペインクリニック

特色

院内緩和ケアチームの中核として、疼痛治療を中心にがんに伴う様々な身体症状の評価と苦痛緩和を行っている。各診療科の主治医からの依頼に応じて、原則的に毎日直接的な診療を行っており、緩和ケアを専門とする認定看護師や臨床心理士、精神科医、薬剤師、栄養士との連携体制も整っている。緩和ケアを含むペインクリニック診療全体として、各種神経ブロック療法も行っているが、多くの症例では診察に際してのコミュニケーションに重点をおいて、薬物療法を中心とした非侵襲的な治療を第一に行っている。

症例数

年間の新患者数は800人前後で、8割以上が院内もしくは近隣の医療機関からの紹介である。その内訳は、持続硬膜外鎮痛やPCAポンプを用いた経静脈的な術後鎮痛、がん性疼痛、帯状疱疹痛・帯状疱疹後神経痛、変形性脊椎症、三叉神経痛、末梢血行障害などが主として挙げられる。緩和ケアチームとして介入する患者数は年間150人以上で、外来も含めて新患者数に占めるがん患者数は年々増加している。透視下神経ブロック療法としては、神経根ブロック、腰部交感神経節ブロック、腰神経叢ブロックなどを年間150~200例程度行っている。緩和ケアに関しては、緩和ケアチームメンバー間の密接な連携と院内各診療科のスタッフとの協力により、集学的な苦痛緩和を迅速に図っており、患者のみならず家族や病棟スタッフのケアにも成果をあげている。

医療設備

MRI、CT、高周波熱凝固装置、携帯型超音波診断装置、直線偏光近赤外線治療器など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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