専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

北見赤十字病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

当院は北海道オホーツク医療圏のセンター病院である。救命救急センターを併設し、3次を含む救急患者に対応し、一方で、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けている。当科の診療は、消化器救急疾患と消化器がんの診断・治療が中心である。

症例数

消化器内科の09年の年間外来患者数は約25,000人、年間入院患者数約1,500人、入院患者数は常時60人前後である。消化器内視鏡施行数は年間約5,800件で、内視鏡診断は、上部消化管内視鏡検査が3,600件、大腸内視鏡検査が1,600件、超音波内視鏡・小腸鏡が200件。ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)関連検査が300件。内視鏡治療は、大腸腫瘍治療が220件、上部消化管腫瘍治療は50件である

上・下部消化管疾患=内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を導入し、外科では胸・腹腔鏡下手術を積極的に施行している。切除不能例における近年5年間の治療成績(生存期間中央値:MST)は、胃がんで320日、結腸・直腸がん500日、食道がん260日である。炎症性腸疾患は約80例が治療中である

肝臓疾患=肝がん治療の肝動脈塞栓術(TAE)、経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)等は放射線科にて施行している

胆・膵臓疾患=膵臓がん患者は切除不能例が多く、全体の近年5年間の治療成績(MST)は220日である。胆管がん症例に対しては経鼻内視鏡的ドレナージ(ENBD)を施行し、広範囲胆管がんに関しても北大腫瘍外科・第3内科と連携し、可能な限りの根治切除を目指している。

医療設備

128列MDCT、MRI、電子内視鏡・NBI・拡大内視鏡、超音波内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

オホーツク地方センター病院。急性心筋梗塞、心不全、不整脈など循環器救急患者には365日24時間体制で対応している。近隣医療機関との診療連携に積極的に取り組んでいる。病状の落ち着いた慢性期の患者さんの治療を、最寄りの医療機関と連携して行っている。

症例数

年間急性心筋梗塞患者数は80~90件、心臓カテーテル件数は400件前後。冠動脈インターベンションは120件前後。腎動脈や下肢動脈へのカテーテル治療も行っている。患者の負担が少ない手首(橈骨動脈)からの心臓カテーテル検査、治療も行っている。ペースメーカー植え込みは50件前後。侵襲の少ない心臓MDCT(128列CT)や負荷心筋シンチグラフィでの診断も行い、冠動脈病変を外来検査として検出することが可能。心臓MRIを用いた生存心筋の評価も行っている。患者のQOL改善および生命予後改善を目指して理学療法士、栄養士と連携し、包括的心臓リハビリテーションを入院患者、外来患者に行っている。緊急も含め、心臓手術が必要な患者には道立北見病院などと連携をとり、オフポンプ冠動脈バイパス術、心臓弁形成術、左室形成術を含め高度先進医療を実践している。不整脈、心不全のため植え込み型除細動器が必要な患者は、札幌の専門病院と連携して対応している。

医療設備

救命救急病棟、ICUあり。心血管造影装置、心臓超音波検査装置(経食道、体表血管、血管内超音波含む)、ホルター心電図装置、トレッドミル運動負荷装置、128列MDCT、MRI、心臓核医学検査、大動脈バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置、持続血液ろ過装置。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

頭頸部・耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

特色

耳鼻咽喉科、頭頸部外科全般の診療を行っているが、特に頭頸部腫瘍、甲状腺腫瘍の治療に重点をおいている。頭頸部がん(口腔がん、咽頭がんなど)はNBI内視鏡を用いて早期発見に努め、治療はTPF導入化学療法、化学放射線療法(CRT)、動注化学療法、形成外科と共同での手術などで根治性と機能温存を目指している。鼻アレルギーは、重症例に関しては外来でのレーザー手術、入院での下甲介手術を施行している。地域がん診療連携拠点病院。

症例数

08年度、1日平均外来患者数約120人、手術件数は約350件、1日平均入院患者数25人、平均在院日数12日。主な手術件数は頸部郭清術20件、鼻・副鼻腔内視鏡手術(ESS)40件、扁桃・アデノイド手術14件、喉頭手術10件、耳下腺・顎下腺手術15件、鼓膜・鼓室形成術6件

★甲状腺腫瘍は年間手術件数約70件、分化がんは予後良好で、転移症例はRI治療を追加

★頭頸部がんは治療の選択肢が多岐にわたるためインフォームド・コンセントが重要、セカンドオピニオンも随時可能

★頭頸部がん症例は08年度新規約60例で、タキサン系、プラチナ系、5FUを組み合わせたTPFで導入化学療法を行い、次いでCRTを施行、残存部には頸部郭清術および原発巣の縮小手術で対応する方針

★上顎がん、舌がんには動注化学療法+根治照射を選択することが多い

★07年現在、追跡期間24~96カ月、平均36カ月で局所頸部制御率86%、再発なしの生存率77%

★分子標的薬は近いうちに保険収載予定であるが、他科の先生と共同で適応について勉強・検討中である。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、超音波、NBI内視鏡、アルゴンプラズマ装置、リニアック、ヤグレーザー、ハーモニック・スカルペル、外来化学療法室。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

ペインクリニック・心療内科

分野

ペインクリニック

特色

麻酔科業務の一環から開始したペインクリニック業務を、09年6月より全国の赤十字病院に先駆けてペインクリニック心療内科という診療科として独立した。①ペインクリニック対象疾患に対する神経ブロック、低侵襲手術②慢性疼痛に対する心身医学アプローチ③がん緩和医療における緩和ケアチーム業務。

症例数

年間の新患者数は200人余り。このうち慢性疼痛関連が3~4割を占める。頸椎・腰椎変形疾患や帯状疱疹後に起因する疼痛には透視下神経根ブロック、腕神経ブロック、脊髄後枝ブロック、交感神経節ブロックを駆使している。三叉神経痛へのガッセル神経節高周波熱凝固法、椎間板ヘルニア症例への経皮髄核摘出術、多汗症への胸腔鏡下交感神経切除術、神経障害性疼痛への脊髄刺激電極埋め込み術は適宜施行可能である。このほか眼瞼顔面けいれんへのボツリヌス毒素注射の依頼にも対応している

従来ペインクリニック=神経ブロックのイメージであったが高齢化、社会基盤の変化から、慢性疼痛症例には心理社会的アプローチが必要不可欠であり、ペインクリニック医には患者の精神面や心理面にも積極的なかかわりと専門知識が問われるようになってきている。この観点から慢性疼痛へは精神療法のほか自律訓練法や臨床心理士との連携でカウンセリングも実施している

★緩和医療での疼痛コントロールでは、モルヒネの効果が乏しい症例への神経ブロック(膵臓がんへの腹腔神経節ブロック、転移性骨腫瘍への神経根熱凝固、骨セメント注入)も施行可能としている

★また心療内科医としての立場で、がん患者、家族の心理的不安、抑うつへの対応も実践している。

医療設備

X線透視装置 MRI、CT、SPECT、高周波熱凝固装置、各種レーザー治療器。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

救命救急センター

分野

救急医療

特色

北海道の東部・オホーツク医療圏域の中核病院であり、92年4月に救命救急センターが開設された。3次救急を担う救急医療に対して、救命救急センターを中心に病院全体で取り組んでいる。他院から紹介された方や、重症の方、緊急処置を要する方が多いことが特徴となっている。ICU 5床、CCU 2床、熱傷ベッド1床、一般病床40床を有し、365日24時間の救急診療を行っている。救命救急センターの使命である心筋梗塞、脳卒中、多発外傷、薬物中毒、熱傷治療を行うとともに、四肢外傷など、オホーツク地域の救急患者の診療を行っており、全診療科医師のオンコール体制の協力の下、あらゆる疾患傷病者に対応している。初期研修医師の育成やICLS(心肺蘇生のプロトコール)、PSLS(脳卒中の可能性のある患者さんへの初期の診療法)を通じ、北見消防本部とともに道東一円の救急隊員の教育にも携わっている。

症例数

08年度の診療実績は、救急外来取り扱い患者数14,801人、救急車搬送患者数2,220人、入院患者数は2,497人であった。重症患者取り扱い状況は、CPAOA(来院時心肺機能停止)125人、急性心筋梗塞および心不全96人、重症脳血管障害71人、全身麻酔による緊急手術を要した急性腹症(イレウス、消化管穿孔、結石等)63人、多発外傷以外の全身麻酔を要した外傷(指肢切断を含まない)53人、重症呼吸不全18人、重篤な代謝性障害(肝不全、腎不全、糖尿病)16人、多発外傷14人、急性大動脈解離14人、重症熱傷3人等となっている。

医療設備

ICU 5床、CCU 2床、熱傷ベッド1床、一般病床40床。心電計、超音波診断装置、ポータブルX線撮影装置、血液ガス分析装置、患者監視装置、人工呼吸器、マルチスライス128列CT、MRI、血管撮影装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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