専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

釧路労災病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

内科

分野

消化器・一般内科

特色

消化器外科とタイアップして消化器病センターを構成、道東での消化器病診療の中心的な役割を担っている。特に消化器がんの診断治療に積極的で、早期がんの内視鏡的治療や腹腔鏡下治療、進行がんに対する化学療法や放射線治療などの集学的治療を得意とする。また北大第3内科の関連施設としてヘリコバクター・ピロリ菌関連疾患とその治療、消化器がん化学療法の全国的治験にも積極的に参加している。

症例数

内科としての1日平均外来数は250人、1日平均入院患者数は135人。そのうち消化器系疾患は70%強であるが、消化器がんのみならず肺がん、リンパ腫などの化学療法も積極的に行っている。08年度の年間の消化器内視鏡施行数は5,245件(うち大腸内視鏡施行数は1,789件)。腹部超音波検査数は2,698件、超音波内視鏡検査数は230件、膵胆道系の内視鏡処置件数は150件、経皮経肝的胆道ドレナージ術件数は38件、肝がんに対する動脈塞栓術は64件。また早期胃がん、食道がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は2年半で100例を超えた。穿孔は2例に認めたが完全切除率は100%。厚労省DPCデータに基づく病院の診療実績(08年度版)によると、食道がんの症例は1カ月7.5症例で道内4位、肝・肝内胆管の悪性腫瘍は1カ月19.3症例と道内8位の実績を示している。大腸がん、胃がん、膵がん、胆管がんなどの外来化学療法は1カ月平均120件で、積極的に外来治療を活用している。ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌はガイドラインに基づいて施行し、初回除菌率は80%。

医療設備

MRI、MDCT、DSA、半導体レーザー、アルゴンプラズマレーザー、超音波カラードプラ、電子内視鏡、超音波内視鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

外科(消化器・乳腺・一般外科・緩和ケア)

分野

消化器・一般外科

特色

釧路地域における中核病院の外科として、食道から胃・肝胆膵・結腸・直腸まで、専門に限定されずに幅広く診療している。診断と内視鏡下手術(EMRおよびESD)を担当する内科と連携し、診断から手術・化学療法・放射線療法(治療専門医:常勤1人)まで一貫して行っている。がん診療連携拠点病院として緩和ケアにも力を入れており、再発に対する集学的治療や終末期ケアも実践している。北海道大学消化器・一般外科との連携により、高難度手術や臓器移植への道も提供している。「患者さんに対して誠実な医療」をモットーとし、十分なインフォームド・コンセントに基づくスタンダードな医療の提供に努めている。

症例数

09年の総手術件数は736例(うち全身麻酔645例)であった。食道がん4例(非切除0例・以下同じ)、胃がん48例(5例)、十二指腸・小腸がん2例(1例)、大腸がん85例(10例)、肝胆膵がん12例(11例)であった。良性疾患では、胆石症150例、虫垂炎44例、鼠径・腹壁ヘルニア80例であった。なお、乳がんは84例であった。臨時手術は101件、うち時間外手術は67件であった。疾患ごとに最近10年間の症例数と治療成績(00~09年)を示す

胃がん=年間手術件数は49~67例。09年よりSMまでの早期胃がんに対して腹腔鏡補助下胃切除術を導入した。総切除手術件数は508例で、病期別5年生存率(他病死含む)は、IA:92%、IB:89%、II:65%、IIIA:41%、IIIB:53%、IV:9%であった

大腸がん=年間手術件数は57~116例。腹腔鏡下手術の歴史は長いが、早期がんを中心に近年症例数を増やしつつある。総切除手術件数は729例で、病期別5年生存率(他病死含む)は、0:96%、I:89%、II:82%、IIIa:64%、IIIb:59%、IV:20%であった

肝胆膵がん=年間手術件数は肝がん7~16例、胆道がん4~11例、膵がん1~8例。肝細胞がんの切除手術件数は44例で、病期別5年生存率は、I:100%、II:68%、III:47%であった

食道がん=年間手術件数2~11例で、標準的な開胸・開腹手術を行っている

化学療法=外来化学療法室を整備し、当科だけで月平均98回の外来化学療法を実施している。内科ほかと合わせると年間2,150回にのぼる。ただし、遠隔地から通院する患者さんのために、短期入院による化学療法にも対応しており、09年には88症例で延べ371回の入院化学療法を実施した。北海道大学をはじめとする全国のセンター病院とも連携し、臨床試験のみでなく他施設での術後に補助化学療法を継続希望の患者さんも受け入れている

緩和ケア=医師2人、認定看護師3人、認定薬剤師1人、作業療法士・理学療法士、心理判定員、管理栄養士によるコアメンバーからなる緩和ケアチームが、コンサルテーション型のケアを提供している。多くの医師・看護師等がサポートメンバーとしてチームを支えており、緩和ケア病棟の開設を目標として活動している。「病気の診断・告知から始まる緩和ケア」を基本として、終末期に限らず、切れ目のない緩和ケアの提供を心がけている

良性疾患=腹腔鏡下胆嚢摘出術は、91年に導入以来1,500件を超え、年平均88症例を手術している。鼠径ヘルニア手術として中高年者以上に対して合成繊維のメッシュを用いるtension free repairを導入しており、年平均手術件数は86例であった。

医療設備

MRI、64列MDCT、CT、シンチグラフィ、超音波、腹腔鏡・胸腔鏡手術システム、超音波凝固切開装置(ハーモニック・スカルペル)、VIO電気メス、アルゴン・レーザー凝固装置、リニアック治療装置、PDE赤外線カメラ、マンモトームなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

広大な診療圏を控えており、小児や女性泌尿器科、排尿機能障害やがんの治療など、泌尿器科のほぼ全領域をカバーしている。医療の地域間格差が問題になっているが、国際水準に劣らない標準的医療を提供したいと考えている。

症例数

外来患者数1日90人。手術件数年間450件。透析患者数60人。08年度の手術内容は、膀胱がんに対する全摘術8(回腸利用代用膀胱が標準)・経尿道的切除術93、前立腺がんに対する前立腺全摘術27・生検54、腎がん/腎盂尿管がんに対する腎(尿管)全摘術24(うち腹腔鏡手術12)・腎部分切除2、経尿道的前立腺切除術57、女性尿失禁に対するTOT手術17、骨盤内臓器脱メッシュ手術2、小児手術18(停留精巣5、陰嚢水腫5、尿道下裂形成術2、逆流防止術2など)、血液透析のためのシャント手術31、など多岐にわたる。がんに関しては、早期発見はもちろん、手術治療に加え化学療法・放射線療法などを組み合わせた集学的治療を実施、さらに緩和ケアにも積極的に取り組んでいる。尿路変更術を受けた患者様や、家庭での療養に困っている患者様に対しては、専門看護師と連携して綿密なケアを提供している。また小児疾患に関しては、地域の中核病院として機能しており、尿道下裂などの難しい手術も実施している。女性泌尿器科疾患にも積極的に取り組んでいる。

医療設備

MRI、3次元CT、リソクラスト、リニアック、カラードプラ超音波診断装置、尿水力学的検査装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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