専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

熊本中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

かかりつけ医と連携し、新患の約半数は紹介患者。診療にあたっては外科、放射線科、病理、コメディカルとともにチーム医療を行っている。特に消化管の癌においては、最新の機器を用いて正確な診断、内視鏡的治療などの低侵襲の治療を実践している。他施設との合同研究会も多く、中心メンバーとして貢献している。

症例数

2008年度は上部消化管内視鏡検査約4,000件(治療内視鏡約100件)、上部消化管X線検査約80件、下部消化管内視鏡検査約1,200件(治療内視鏡約130件)、下部消化管X線検査約100件、内視鏡的胆管膵管造影約60件(治療内視鏡約50件)。その他経皮的胆道ドレナージ、経皮的肝生検・ドレナージも施行。炎症性腸疾患に対しては、白血球・顆粒球除去療法やレミケードなどを用いて患者さんに最適な治療を提供している。慢性肝炎に対しては積極的にインターフェロンや核酸アナログにて治療。肝細胞癌には肝動脈塞栓療法などを施行している。切除不能癌については外来化学療法室を利用し、最新の情報に基づいた治療を行っている。

医療設備

各種電子内視鏡、超音波装置、X線撮影装置、CT、MRI、血管造影装置、シンチスキャン、放射線治療装置など。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

検査および内視鏡的治療などを主とする消化器内科、放射線科、病理検査科スタッフと一体となり、術前・術後検討会、病理検討会などの合同カンファレンスを行って、手術適応の決定・治療・検討を行っている。症例を選択して低侵襲手術(鏡視下手術、温存手術)を積極的に行っている。悪性疾患(癌)に対しては、根治性と安全性や生活の質とのバランスを考慮した至適治療を心がけている。

症例数

年間約500例,全身麻酔が350例。このうち約150例が悪性腫瘍の手術である。消化管(胃癌約50例、大腸癌約80例)、肝胆膵(胆石症約80例)、鼠径ヘルニア(約100例)が主な症例である。鏡視下手術は150~200例で、腹腔鏡下胆嚢摘出80例、腹腔鏡補助下幽門側胃切除約20例、腹腔鏡補助下胃全摘約5例、腹腔鏡補助下大腸切除約70例,鏡視下ヘルニア約20例などである

★病床数は31床であるが、ほぼ全例クリニカルパスを利用し診療し、平均在院日数18日を達成することで、入院・手術日はほぼ患者さんの希望通りに可能となっている

★検査、治療方針では、EBM(根拠に基づいた医療)を基本とし、パスを利用して説明し、同意を得る(インフォームド・コンセント)

★腹部手術のほぼ全例に、持続硬膜外麻酔を併用しており、術後の疼痛緩和に努めている

★高齢者、循環器・呼吸器・腎不全などの合併症を有する例も多く、各科と連携しながら、きめ細かな術後管理を行い、術後合併症のないよう細心の注意を払っている。

医療設備

MDCT、MRI、RIガンマカメラ、血管造影、リニアック、マンモグラフィ、カラードプラなど。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

呼吸器科(外科)

分野

呼吸器内科

特色

肺癌を中心に、気胸、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍そして急性・慢性膿胸等の疾患に対し、呼吸器内科と一緒にチームをつくって連続性のある診療を行っている。

症例数

08年の手術例数は232例、そのうち肺癌が128例、気胸を含む嚢胞性肺疾患が42例、縦隔腫瘍が15例、膿胸が13例その他が34例である。手術症例のうち、肺癌ではIA期と5cm以下のIB期の102例(79.7%)には胸腔鏡下に手術を行い、嚢胞性肺疾患には全例、縦隔腫瘍の多くには胸腔鏡下手術を行っている。その結果、08年は232例中177例に胸腔鏡下手術を行った。肺癌の手術例数は1998年~2008年で1,089例となり、5年生存率はIA期84%、IB期64%、IIA期46%、IIB期42%である。術後はRCU(呼吸集中管理室; 6床)で管理し、専任の呼吸理学療法士が中心となり、早期に離床・(必要であれば)呼吸リハビリテーションを行い合併症の軽減と入院期間の短縮を図っている。入院期間は肺癌で術前7~1日、術後は5~10日で平均12日間となっている。術後合併症は5.4%で、そのうち半数は保存的に改善した。術後補助療法はガイドラインに沿って内服・点滴を行っている。また、JCOG (Japan Clinical Oncology Group)での臨床試験にも参加し肺癌治療のエビデンス構築のための活動も行っている。嚢胞性肺疾患には全例胸腔鏡下に手術を行い、切除・縫合・被覆を組み合わせて術後再発率の低下を図っている。縦隔腫瘍は浸潤型が疑われる胸腺腫以外は胸腔鏡下に切除している。

医療設備

MDCT、MRI、リニアック、マイクロ波凝固装置、EBUS。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

呼吸器科(外科)

分野

呼吸器外科

特色

肺癌を中心に、気胸、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍そして急性・慢性膿胸等の疾患に対し、呼吸器内科と一緒にチームをつくって連続性のある診療を行っている。

症例数

08年の手術例数は232例、そのうち肺癌が128例、気胸を含む嚢胞性肺疾患が42例、縦隔腫瘍が15例、膿胸が13例その他が34例である。手術症例のうち、肺癌ではIA期と5cm以下のIB期の102例(79.7%)には胸腔鏡下に手術を行い、嚢胞性肺疾患には全例、縦隔腫瘍の多くには胸腔鏡下手術を行っている。その結果、08年は232例中177例に胸腔鏡下手術を行った。肺癌の手術例数は1998年~2008年で1,089例となり、5年生存率はIA期84%、IB期64%、IIA期46%、IIB期42%である。術後はRCU(呼吸集中管理室; 6床)で管理し、専任の呼吸理学療法士が中心となり、早期に離床・(必要であれば)呼吸リハビリテーションを行い合併症の軽減と入院期間の短縮を図っている。入院期間は肺癌で術前7~1日、術後は5~10日で平均12日間となっている。術後合併症は5.4%で、そのうち半数は保存的に改善した。術後補助療法はガイドラインに沿って内服・点滴を行っている。また、JCOG (Japan Clinical Oncology Group)での臨床試験にも参加し肺癌治療のエビデンス構築のための活動も行っている。嚢胞性肺疾患には全例胸腔鏡下に手術を行い、切除・縫合・被覆を組み合わせて術後再発率の低下を図っている。縦隔腫瘍は浸潤型が疑われる胸腺腫以外は胸腔鏡下に切除している。

医療設備

MDCT、MRI、リニアック、マイクロ波凝固装置、EBUS。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

循環器科

分野

循環器科

特色

当科はエビデンスに基づく患者さんのための医療を基本として、薬剤溶出ステント(DES)、ロータブレーター等を使用した虚血性心疾患の治療をはじめ、足の血管病等の末梢動脈疾患(PAD)のカテーテル治療、不整脈に対するカテーテルアブレーション治療および心不全に対する薬物療法とペースメーカー療法等、積極的に新しい技術を導入した最先端医療を目標としている。虚血性心疾患の診断として64列CT2台を有し外来での冠動脈疾患の詳細な診断が可能であり、透析患者で冠動脈石灰化が予想される場合、腎機能低下やアレルギーがあり造影剤が使用できない場合は心臓専用MRIで診断が可能である。また冠動脈造影検査では4フレンチの小径カテーテルを使用し1泊の検査入院を施行している。また、当科で開発したパルススプレー状に血栓溶解薬を投与するPIT治療は、急性心筋梗塞症、深部静脈血栓症やエコノミー症候群等の肺動脈血栓塞栓症の治療に使用し、難治性血栓性病変の特殊治療として非常によい結果を得ている。臨床研究の充実:医師は診療の傍ら科学者としての視点を持つことは重要であり、当科では積極的に症例報告を行い、また共同研究に参加し国内外の学会の発表や論文投稿を心掛けている。

症例数

(年間)PCI症例600-700例、PADのカテーテル治療症例150-200例、カテーテルアブレーション症例40-50例、ペースメーカー植え込み症例100-120例、両室ペースメーカー症例5-10例、大動脈瘤に対するステント治療(主に心臓外科にて)5-10例

地域医療に対する貢献=循環器救急に対応するために毎日循環器当直をおいている。開業医との病診連携を充実するために、ファクシミリ心電図相談、30年以上にわたる開業医との毎月の合同勉強会と出張勉強会を開催し、年に4回<心臓病カンファレンスだより>という新聞を発行し新しい情報や興味ある症例を提示し開業医との交流を図っている。重症例は24時間ドクターカーでスタッフが迎えに行く体制をとっている。病診連携の基本姿勢として、入院医療に特化しかかりつけ医との機能分担を図る目的で、紹介患者はかならず紹介元との共同診療とし、非紹介患者でもかかりつけ医を持つことを勧め積極的に開業医に逆紹介をするようにしている

★院外活動:県内の循環器専門医とともに市民公開講座を行い(当科が事務局)、心臓病や足の血管病等への認識の普及、食生活や薬の使用、救急蘇生法など指導や啓蒙活動を行っている。さらに急増している足の血管病に対して、病院間のネットワークづくりを行うことで、病院個々の特色を活かした機能分担化した医療を目標としている(熊本PADネットワークセミナー、当科が事務局)。

医療設備

心カテ装置2台(フィリップス社製フラットパネル)、64列MDCT2台、心臓専用MRI 1台(フィリップス社製)、心エコー装置4台、冠動脈内超音波装置2台、心筋シンチ装置、IABP(大動脈内バルーンポンプ)、PCPS(経皮的人工心肺補助装置)、アブレーション用EPS等完備している。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

循環器科と連携し、24時間体制で診療にあたる。病診連携を基盤に県内のかかりつけ医からの紹介患者が中心であるが、宮崎・鹿児島など他県の基幹病院からの手術依頼も多く、ドクターカーで緊急患者を受け入れている。

症例数

過去3年間(06年~08年)の平均年間手術総数は350例前後で、そのうち180~200例が心臓・胸部大血管手術である。年間40例ほどの腹部大動脈瘤手術や末梢血管手術を行っている

★虚血性心疾患は、心臓・大血管手術の約4割を占め、年平均70~90例、両側内胸動脈を使用することを基本に、患者さんの病態をみながらバイパスのデザインや補助循環の有無を決定している。バイパスの開存率は98%であり、予定手術の死亡率は過去9年間で0.8%であった

★弁膜症では人工弁置換、弁形成で年間50例ほどの手術を行っている。病院死亡率は0.7%である。CABGとの同時施行例も多い

★胸部大血管手術は真性瘤、解離性大動脈瘤など年間約30~40例ほどである。病院死亡率は5.8%であった。弓部手術は中等度低体温循環停止・脳分離循環法により、脳神経系合併症が少なく高齢者でも積極的に手術を行っている。最近ではステントとの併用手術を開始した

★腹部大動脈手術は年間40例前後で、08年よりステントグラフト治療を開始した。開腹手術を基本としているが、手術リスクが高い患者さんでステント治療が可能な瘤の形であれば、ステント治療の良い適応であると考えている

★透析施設が充実していることから、透析患者さんの心大血管手術が多い。長年のノウハウがあり、手術成績は良好である。

医療設備

ICU・CCU 10床、人工心肺2台、PCPS、IABP、自己血回収システム、経食道心エコーなど。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

腎臓科

分野

腎臓内科

特色

日本腎臓学会、日本透析医学会の研修指定病院、厚生労働省の透析研修指定施設である。主として、腎臓内科に関する疾患の診断と治療、腎不全に対する血液透析などの血液浄化療法、CAPD療法、透析患者の合併症の治療を行っている。

症例数

★血尿、蛋白尿、腎炎、ネフローゼ症候群、膠原病、血管炎などの腎疾患の精査・加療を行っている。年間の腎生検は約40例で、腎生検の組織所見と臨床所見をもとに治療方針を決定している

★慢性腎臓病の保存期教育入院を行っており、原疾患の検索、看護師による教育、薬剤師による服薬指導、栄養士による栄養指導などを行っている

★血液浄化療法—血液透析、CAPD療法の導入および導入期指導を行っている。年間約70人の透析導入があり、120例前後の内シャント手術を施行している

★外来での維持血液透析、CAPD患者の治療および管理—現在、維持血液透析患者50人、CAPD患者25人が外来通院中である

★血漿交換、吸着療法などの血液浄化療法も行っている。特にネフローゼ症候群(FGS)に対してはLDL吸着療法を積極的に行っている

★合併症を持つ透析患者(他の内科的疾患循環器系、呼吸器系、消化器系、外科系、心臓血管外科、整形外科、外科、眼科)の精査加療、手術前後での管理を担当科とともに行っている。

医療設備

透析室(29ベッド)、CAPD室、LDL吸着装置、血漿交換治療装置、超音波装置、CT、MRI、RIなど。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科疾患全般を取り扱っているが、特に前立腺疾患には力を入れており,前立腺癌および前立腺肥大症の手術を得意としている。急性期特定機能病院として病診連携に積極的に取り組んでおり、初診紹介率は約60%、平均在院日数は11日程度であり、急性期の治療後は紹介医に診ていただいている。また、患者さんの意向に沿った患者さん中心の医療を心掛けている。

症例数

08年外来患者数1日平均48.1人、手術件数は532例、主な手術は根治的前立腺全摘除術173例、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)131例、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)98例、根治的腎摘除術17例、腎部分切除術8例、腎尿管全摘術7例、膀胱全摘術9例などである

★血清PSA値の上昇を認め、MRI検査にて前立腺癌を疑う症例に対して積極的に経直腸的エコー下前立腺針生検を行い早期発見に努めている。08年には前立腺生検を345例に施行、前立腺癌検出数は181人(52.5%)であった。特にPSA値が10ng/ml以下の癌検出率も高く(86人、41.3%)、早期発見に伴い手術による根治例も多くなっている

★限局性前立腺癌に対しては根治的前立腺全摘除術を08年12月までに1,032例施行しており、06年の症例数は全国でも第3位である。173例の手術時間の中央値は83分と短く、出血量は590ml。術後尿失禁などの合併症も少なく、予後も良好であり、術後5年生存率は98.6%

★前立腺肥大症にはまずα1-ブロッカーを中心とした薬物療法を施行し、効果がない場合にはTUR-Pを08年には131例施行しており、熊本県内では第一位の症例数である。術後のQOLのアンケート調査でも約90%の患者さんが手術をうけたことに対して満足している

★表在性膀胱腫瘍に対してはTUR-Bt(08年は98例)を施行し、浸潤性の場合でも抗癌剤の動脈内注入療法や放射線療法を併用し膀胱温存に努めている。膀胱温存が不可能な場合は膀胱全摘術および尿路変更術(08年は9例)を行っている

★患者さんのQOLを考え、腹腔鏡下腎(副腎)摘出術にも取り組んでおり、08年12月までに38例施行している。

医療設備

CT、MRI、経直腸的前立腺エコー、リニアック、尿流動態検査装置。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

整形外科

分野

整形外科

特色

ベッド数は49床で、入院は手術症例のみ。特に脊椎手術・人工関節手術を得意とし、クリニカルパス(入院時の診療予定表)を用いて入院期間は16日と、早期離床・早期退院を目指している。外来は紹介患者中心で、月間紹介件数220件(90施設)、紹介率60%、手術紹介率90%。日本整形外科学会(日整会)認定施設。

症例数

年間手術件数は約900例で、脊椎が500例、関節150例、骨折200例、その他50例

脊椎=できるだけ金属を使用しない手術を心掛け、輸血をする事はほとんどない。頸椎手術が150例と多い。腰椎椎間板ヘルニアは、適応を限定して内視鏡的摘出(MED)を行っている。高齢化に伴い腰部脊柱管狭窄症の手術が増え、平均72歳(最高91歳)。臥床期間は1~2日。5%ほどに上位頸椎などインスツルメントを使用した高度な手術も行っている

関節=人工関節は100例を超え、症例が増えている。膝以外の関節鏡にも取り組んでいる

骨折=大腿骨頸部骨折の日整会調査施設。一次救急は受けないが、開業医から各種骨折の紹介が多い

その他=末梢神経障害、特に透析手根管症候群が多い

リハビリテーション=施設基準II。理学療法士4人で急性期リハビリテーションに取り組んでいる。呼吸・循環器リハビリテーションも行っている

研究=年間学会発表20件。骨粗鬆症性椎体骨折の手術療法。腰痛の心理的要因につき熊本大学精神科と共同研究。下肢手術における肺塞栓症につき日整会ガイドライン作成。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、DSA、RI、無菌手術室(7室)、レーザー手術器具、手術用顕微鏡、CUSA、関節鏡、脊椎内視鏡(MED)、術中脊髄モニターなど。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

小児科

分野

小児医療

特色

病診連携に基づく医院・病院からの紹介患者を中心とし、県下全域に及ぶ。時間外はオンコールで待機し、再来患者と紹介患者を受け付けている。熊本市医師会より、学校検尿と生活習慣病の三次検診機関に指定されているので、この領域の患者は多い。病棟内に訪問学級を設置し、難治性疾患の患者に対処している。

症例数

入院患者数は年間800~1,000人。そのうち約80%は紹介患者

★疾患別では、肺炎、気管支炎、嘔吐・下痢症、無菌性髄膜炎などの感染症が80%で、圧倒的に多い

★気管支喘息は、喘息日誌やピークフローをみながら、内服と吸入療法を施行

★腎尿路疾患は、学校検尿や3歳児検尿発見例(年間約200例)の診断と事後措置を引き受け、腎生検を年間20例に行っている。膀胱尿管逆流症や水腎症などの腎尿路奇形の早期発見に努め、泌尿器科との連携による手術や保存的療法だけの長期管理を行っている。小児腎疾患専門医で形成する各種の治療研究グループ・研究班に参加し、ネフローゼ症候群、IgA腎症、紫斑病性腎炎、ループス腎炎などの治療成績を報告している。慢性腎不全や溶血性尿毒症症候群などの急性腎不全児のCAPDによる導入管理も年間10人程に施行

★小児生活習慣病は高度肥満例を中心に年間50人、糖尿病の新患は年間5人程をフォロー

★心身症は神経性食思不振症、不登校などを臨床心理士とチームを組んでフォローしている。夜尿症の新患は年間20人程をフォローしている

★低身長例への成長ホルモン療法を70人程フォローしている。

医療設備

必要な設備はほとんどそろっている。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

内分泌代謝科(糖尿病診療科)

分野

糖尿病内分泌内科

特色

外来は糖尿病主体に、他に甲状腺疾患、高脂血症の診療を行う。糖尿病診療の基本理念を「患者が自己管理できるように糖尿病を教えること」に置いている。診療システムは、新患外来(オリエンテーション)、基礎教育講座外来、一般継続外来、教育入院を組み、他に糖尿病協会分会(患者会)がある。コメディカル・スタッフからの指導やビデオ学習を行っている。病診連携で紹介受診される患者が多い。甲状腺疾患は機能異常症を中心に、結節性病変は外科と連携し細胞診から手術まで行っている。

症例数

当科の糖尿病入院患者数は年間110人程度である。この他に他科(循環器科、心臓血管外科、眼科、腎臓科、整形外科など)に入院された糖尿病患者の血糖調節を年間で同数程度担当する。入院患者の大半は、合併症の治療を含めた教育コントロール入院である。入院期間は合併症治療に左右されるが、おおよそ2~4週間である。大半が紹介患者のため、退院後は紹介元での治療に移行している。外来患者数は1カ月で糖尿病患者約500人、甲状腺疾患約70人。原則として、個々の診療時間を確保するために完全予約制で、半日で25~30人程度を診療している。外来も自己血糖測定外来、特殊外来、一般外来などに区分している。基礎教育講座外来は、2~3カ月で1クール4回を終了。終了時点で大半はコントロールが改善し、紹介元や一般外来に移行する。中断率は10%程度で、通常の教育入院とほぼ同程度である。

医療設備

CT、MRI、シンチグラフィ、心電図R-R分析機、ABI脈波計などを備える。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

放射線科

分野

放射線科

特色

急性期特定機能病院の標榜の元、地域の病院および診療所と相互に協力・連携し、主として「入院を中心として急性医療」を展開している。当科はすべて紹介患者で、迅速、的確な検査および治療を目標としている。放射線科は、診断部門と治療部門からなる。治療部門は、CT・MRI・核医学検査・血管造影による画像診断を担当。画像診断は、外来検査/入院検査を問わず、検査終了後に速やかに読影、報告書作成を行い、1回の受診での完結を心掛けている。

症例数

64列マルチCT2台、1.5TeslaMRI装置2台、RI機器(SPECT)、血管造影装置、放射線治療装置(リニアック)を有しており、検査件数は年々増加している。2008年の実績はCT 11,000件、MRI 8,000件、RI 1,200件で、放射線治療は新患・再来(2度目以上の放射線治療)あわせて315件/2008年。当院の特色としては、循環器、呼吸器、泌尿器、整形外科系の症例が多いことである。最近は、心臓冠動脈CT/MRIが著明に増加し、1日あたり約10件の冠動脈CT/心臓MRIが施行されている。外来診療受診には検査・受診予約、紹介状が必要である。事前にご本人、通院病院/医院からご連絡頂ければ、ご都合に合わせて外来診療日時などの予約が可能。

医療設備

64列マルチCT2台、1.5TeslaMRI2台、SPECT、血管造影装置、リニアック。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

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