専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

東札幌病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

83年の開院以来、「がん難民を作らない、作らせない」を合言葉にチーム医療を進めてきた。09年7月に新棟を増築、10月に旧棟の改装を完了し、札幌市内にとどまらず道内、国内から多くの患者を受け入れている。入院患者の約75%ががん患者で09年9月に悪性腫瘍にかかわる専門病院の認定(日本全国で18番目)を受けた。消化器外科、放射線治療、化学療法センター(日本がん治療認定医2人)と日本最大の緩和ケア病棟(2病棟合計58床)を有している。これらの施設や設備をベースに、消化器がんに対して、診断から内科的・外科的治療、さらに緩和的治療まで対応している。特に、化学療法と緩和的治療を目的に紹介される症例が多い。

症例数

悪性腫瘍=がんの検診、消化器内視鏡数は年間2,600件(うち下部消化管700件)、内視鏡診断・治療(内視鏡による早期胃がん、結腸・直腸がんの切除、胆管・膵管の閉塞の内視鏡的治療)、外科的治療(腹腔鏡手術を含めて)、放射線療法、化学療法(月間30例)、そして緩和治療(内視鏡による胆管や消化管狭窄に対するステント、終末期のイレウス、腹水コントロール、疼痛緩和)まで、すべての病状に対応する

良性疾患=ヘリコバクター・ピロリ菌の診断・除菌、消化管出血に対するアルゴンプラズマによる止血、内視鏡的胃瘻造設術、C型慢性肝炎に対するリバビリン併用ペグインターフェロン療法、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の診断と治療などを行っている。

医療設備

16列MDCT、1.5テスラMRI、カラードプラ超音波、アルゴンプラズマレーザー、放射線治療(リニアック)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

埋伏歯抜歯、インプラント、外傷、嚢胞、腫瘍に対する手術や炎症、口腔粘膜疾患、顎関節疾患など口腔外科全般の治療を行っている。当院は従来から、がん緩和ケアに積極的に取り組んでいるが、09年11月新たに放射線治療装置を備え、悪性腫瘍にかかわる専門病院として、がん治療に積極的に取り組んでいる。がん化学療法を受ける患者さんや誤嚥性肺炎の患者さんの口腔ケアに積極的に取り組んでいる。

症例数

07~08年の初診症例は1,503例あり、外来初診症例が1,069例、院内入院中の紹介症例が434例であった

★外来初診症例1,069例の内訳は、口内炎、舌炎、舌痛症等口腔粘膜疾患232例、一般歯科治療219例、埋伏歯156例、顎関節症130例、炎症71例、外傷36例、顎骨嚢胞34例、悪性腫瘍30例などであった。他医療機関よりの紹介症例は309例で、埋伏歯等の抜歯依頼149例、炎症38例、顎骨嚢胞30例、悪性腫瘍23例、補綴前外科処置13例などであった

★院内入院中の紹介症例434例の内訳は、一般歯科治療235例、嚥下機能評価とあわせた口腔ケア依頼87例、化学療法前・化学療法中の口腔精査、口腔ケア依頼72例などであった

★入院症例は73例で手術症例は44例であった。手術症例の内訳は、埋伏歯など抜歯例14例、嚢胞摘出11例、悪性腫瘍手術9例、顎骨骨折手術4例などであった。無床の開業口腔外科専門医との手術を積極的に受け入れて行っている

★入院症例のうち悪性腫瘍は25例で、うち17例は緩和ケアの対象症例であった。緩和ケア病棟では、チーム医療の一員として治療に積極的に取り組んでいる。

医療設備

CT、MRI、リニアック、電子線。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

血液内科

分野

血液内科

特色

当院は09年「悪性腫瘍にかかわる専門病院」として認可され、また日本血液学会、臨床腫瘍学会の認定研修施設でもある。放射線治療装置を有するなど、がん治療を病院全体で取り組んでいる。血液内科は学会(10年度血液学会地方会)の主催も行っている。病院として緩和ケアにも力を入れているが、最近は優れた症状緩和の薬剤も登場してきており、積極的治療の方にも治療のさまたげにならない範囲で苦痛緩和を行うことができる。また患者さんの意見、希望を大切にし、医療者と患者さんとが互いに納得した医療を作り上げられるよう心がけている。

症例数

血液内科の入院数は常時25人程度であり、年間120人程が入院している。内訳は悪性リンパ腫50%、急性白血病20%、多発性骨髄腫20%、その他である。悪性リンパ腫の初回治療は通常外来で行うが、高齢の方の入院治療にも対応している。難治性悪性リンパ腫は自家末梢血幹細胞移植や放射線照射が必要であるが、当院は常時対応できる。急性白血病は強力な化学療法と十分な支持療法が必要であるが、当院のハード面(無菌病室2床および必要に応じ簡易無菌病室2床)および病棟スタッフの充実といったソフト面はこれを可能としている。多発性骨髄腫は抗がん剤、分子標的薬、放射線治療、自家移植といった様々な医療を必要な場面で迅速に施行することが肝要であるが、当院はすべて対応可能である。治療はチーム医療として専門的知識、技能を有するスタッフ(医師、看護師、薬剤師、MSW、病院チャプレン)により構成される化学療法センターで主に行われる。道内3大学病院(血液内科)とは連携関係が構築されており、同種(他人との)骨髄移植が必要な方は、適切なタイミングで大学病院などを紹介している。血液疾患は容易に感染症を発症するため、院内感染管理にも力を入れている。

医療設備

16列CT、1.5テスラMRI, 放射線治療装置(リニアック)、無菌病室2床。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

緩和ケア病棟

分野

緩和ケア

特色

83年にホスピス・緩和ケアを主体とする病院として創設され、全国に先駆けてがん患者のQOL(生活の質)を意識し、患者の人生の質に重きを置いた医療のあり方を追求。病院の理念は、「医療の本質はやさしさにある」で、この実践がもっともよく遂行される形態が緩和医療であり、ホスピスはその象徴である。93年9月、北海道初の緩和ケア病床の承認を受けた。07年7月病院機能評価(緩和ケア)認定。09年9月より、それまで28床であった緩和ケア病棟が58床に増床となり、日本で最大の緩和ケア病床数をもつ病院となった。当院の緩和ケアの実践に向けての病院全体の基本方針は、①患者様のQOLの尊重を目指す。②チーム医療を基盤とした医療。③全人的ケア(身体的・心理的・社会的・スピリチュアル的アプローチ)を目指す。④病状説明および意思決定は医療者側と患者・家族の双方向からの考え方を統合して導き出す――である。

症例数

08年のPCU平均在院日数は53.9日、当院入院患者の7割強ががん患者であり、07年の院内全体の死亡者数は569人で、緩和ケア病棟では182人の方をお看取りしている

★良質な緩和ケアを提供するために、医師・看護師・看護助手・薬剤師・作業療法士・MSW・チャプレン・栄養士・ボランティア・検査課・事務職員など、多くの専門的職種によるチームアプローチを基盤として、医療スタッフと患者様、ご家族とのコミュニケーションを大事に考え、患者様への全人的ケアを念頭において、個々の患者様、ご家族にとって最適と思われる判断を導き、実行していくように心がけている。具体的には、入院後、カンファレンスを多職種チームメンバーで個々の患者様で行い、様々な情報を収集し、適切なケアについて検討するようにしている。また、症状コントロールやその他の面で問題点がでてきた場合、その都度カンファレンスを開いて問題点を共有し、解決に向けて様々な方向からアプローチするようにしている

★緩和ケア病棟は単なるお看取りのための場ではなく、在宅療養への円滑な移行も各訪問看護ステーションとの連携をとりながら行っている。患者様がお亡くなりになった後も、ご遺族の悲しみはなかなか癒えないものであり、必ずしも時の経過が解決してくれるものでもないのが実情であり、患者様の死後何年間も辛い思いを引きずって生きているご遺族も少なくない。ご遺族のケアとして、毎月、土曜日を中心として茶話会を催して、様々なお話をお聞きする機会を設けて対応させていただいている。毎月のように来られるご遺族もいれば、「病院に来ると様々なことが思い出されなかなか来れませんでしたが、思い切って来ました!」というようなご遺族もいる。09年10月より、放射線治療装置、MRIが導入され放射線治療を要する患者様の治療も可能になり、がん専門病院として、さらに充実した医療の提供に努めていきたい

★ボランティア活動としては、ティータイム、晩酌の会、リフレクソロジー、絵を描こう会、ちぎり絵の会、映画上映会、コスモスコンサート、わんわんパークなど様々な行事・活動プログラムがあり、患者様・ご家族の皆様にほっとするひとときをお過ごしいただけるよう活発に活動している。

医療設備

緩和ケア病棟は全58床で、西棟28床(個室14室、2人部屋3室、4人部屋2室)、東棟30床(個室16室、2人部屋1室、4人部屋3室)、個室のみ差額あり(宿泊可能)、家族控室(和室、宿泊可能)、専用キッチン、カルバリールーム:患者様・ご家族の癒しの場として、室内芸術緑化(ミーノブランド)やモニュメント等を配置した部屋、リフトバス、スチームバス、デイルーム、ソルガーデン、CT、MRI、放射線治療装置(リニアック)。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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