専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

札幌孝仁会記念病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

循環器内科

分野

循環器科

特色

心臓血管疾患を専門とし、内科的治療と外科的治療のいずれも高いレベルで患者に提供していることが最大の特色である。循環器内科はそのゲートキーパー役を担っている。内科医と外科医の両者が互いの領域にも深い見識と理解を持ちながら十分に連携をとることで、患者の病状に合わせたベストの治療法を選択している

★弁膜症においては、安定した外科手術成績を背景とし、手術適応時期を綿密に検討している。以前から虚血性心疾患の病態が冠動脈内のみにとどまらないという認識が内科医・外科医いずれにも浸透しているため、冠動脈病変のみならず、心機能や虚血性僧帽弁不全症にも注目した上で、薬物治療やカテーテル治療か、あるいは外科手術か、術後短期だけではなく患者の5年後、10年後の長期予後改善を見据えた「健全な治療法選択」を行っている

★心臓血管外科が年間約300件の心大血管手術を行っているとともに、循環器内科は冠動脈インターベンション治療を年間500件前後と数多く施行している。近年は、高度石灰化病変や慢性完全閉塞病変といった難易度の高い症例が他施設から紹介されることが多くなった。心臓以外でも、四肢動脈、腎動脈などの末梢動脈インターベンション治療も数多く行っており、とくに、心血管疾患の重大な合併病態として最近注目されている動脈硬化性腎動脈狭窄症に対しては、早期から積極的に取り組んできた。その重要性や治療法等の啓蒙に注力しており、本邦におけるオピニオンリーダー的立場を確立している

★心血管インターベンション以外の侵襲手技としては、心臓再同期療法や埋め込み型徐細動器、ペースメーカーといった心不全・不整脈治療デバイスの植え込みも行う。さらに09年秋に、専門資格を有する理学療法士を配置した心大血管リハビリセンターを開設した。早期から心血管リハビリに介入する体制が整ったことにより、あらゆる心血管疾患を包括的に診療することが可能となった

★一方、診断面では心血管エコー法、心臓CTや心臓核医学を用いた非侵襲的方法を積極的に用いることで、検査にともなう患者負担とリスクの低減を達成している。中でも心血管エコーは専門資格を持つ複数の技師のもとで行われ、豊富な経験に基づき信頼度の高い結果が提供されている。救急隊とのホットラインを常設し、循環器救急患者を24時間受け入れている。患者紹介に際し紹介元医師のストレスを軽減すべく、ドクター to ドクター、診療情報提供書を持参しての受診、地域連携室へのFaxでの申込等、様々な方法での紹介システムをとっている。

症例数

07年度新患者数3,362人。循環器内科退院数1,666件、内訳は狭心症等の虚血性心疾患1,004件、急性心筋梗塞110件、不整脈101件、心不全88件、末梢血管疾患81件、高血圧疾患37件、弁膜症27件、心筋症25件、その他193件。冠動脈インターベンション(IV)542件、うちロータブレーター34件。末梢血管IV 129件、心臓再同期療法、徐細動器植え込み10件、ペースメーカー植え込み76件。待機的IV症例に死亡例はなかった。IV治療は経橈骨動脈、経上腕動脈、経大腿動脈アプローチのいずれも行っているが、大腿動脈穿刺症例には止血デバイスを積極的に用いることで早期離床を可能にしている。ペースメーカー治療は中隔ペーシングを選択している。

医療設備

血管造影装置2台(シーメンス社製バイプレーンフラットパネル装置、東芝社製フラットパネル装置)、大動脈内バルーンパンピング2台、経皮心肺補助装置、心臓血管超音波装置6台、64列MDCT、心臓核医学検査2台、トレッドミル、ホルター心電図、睡眠時無呼吸症候群診断装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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