北海道立子ども総合医療・療育センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

北海道立子ども総合医療・療育センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

小児科(新生児科)

分野

小児医療

特色

NICU 9床を含む27床の新生児病棟に新生児疾患のすべてを24時間体制で受け入れている。対象地域は主には札幌市内および近郊市町村であるが、道内各地からのヘリコプター搬送にも対応している。内科系および外科系医師による総合医療に加えて早期療育、地域連携といった3本柱により難病を抱えたご家族を包括的かつ継続的に支援していくことを基本方針としている。施設愛称:コドモックル。

症例数

入院患児数は年間120~150例。内訳は低出生体重児30%、分娩障害8%、先天奇形症候群11%、先天性心疾患22%、消化器疾患/ヘルニア/腫瘍25%、脳外科疾患11%となっている(08年分、重複あり)

★長期入院児に対しては、母児分離による弊害を軽減する目的でカンガルーケア、タッチケアを積極的に採用している。退院準備の一環として、ご両親で宿泊可能なファミリールームを病棟内に設備している。付き添い家族のための廉価な滞在施設も隣接している

★当施設が総合医療・療育センターであるため、内科系(新生児科、循環器科、神経科、児童精神科、血液腫瘍科)および外科系(産科、小児外科、脳神経外科、心臓血管外科、耳鼻咽喉科、眼科、形成外科、泌尿器科、歯科、麻酔科)が協力して医療にあたり、早期療育にはリハ科小児、リハ科整形、療育士が関わる

★退院して自宅(地域)に戻るにあたって、家族(養育)環境の点検と改善を積極的に行っている。その際、医療相談室の保健師が地域保健師に情報発信している

★外来は小児発達という名称で行っている。新生児病棟退院児全例のフォローアップが主体である。新生児科のみでカバーできないフォローについては、他科との連携を密にして、ご家族が通院しやすい工夫をしている。発達外来患児は年間延べ1,200人程度。

医療設備

CT、MRI、SPECT、超音波検査、脳波、ABR、骨密度測定装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

小児神経科

分野

小児医療

特色

当科は小児神経学会およびてんかん学会の専門医研修施設に認定されており、小児神経疾患全般を担当しているが、とくにてんかん治療に対して充実した診療を行っている。障害児医療はリハビリテーション科など複数科と連携し、人工呼吸管理を含む在宅医療にも積極的に取り組んでおり、医療も療育も包括的に提供できることが最大の特徴である。

症例数

当科の08年度の外来受診者数は4,794人、延べ入院患者数は5,733人(このうち新規入院患者数は364人)で、脳波検査件数は1,752件(外来1,200件、病棟562件)であった。これらの患者に対して小児神経専門医・てんかん学会専門医の2人を含む常勤の小児神経科医3人体制で診療にあたっているが、とくにてんかん診療に対しては難治性てんかん治療やけいれん重積など緊急時の対応を行うとともに、発作時脳波、終夜脳波、MRI、MRS、脳血流SPECTなどの検査をもとに正確な診断・治療を心がけており、現在1,000人を超えるてんかん患者が集積している。外来診療においては、定期検査日に行う脳波検査・抗てんかん薬の副作用チェックのための血液尿検査・抗てんかん薬血中濃度迅速測定の結果をすべてその日のうちに説明し、即刻治療に反映できるようにしている。さらに、神経筋疾患、代謝異常症、変性疾患などの神経難病に対する診療にも対応し、広汎性発達障害を含む精神運動発達障害に対しては小児精神科と連携しながら対応している。

医療設備

デジタル脳波計4台(ネットワークシステム)、ABR・筋電図・末梢神経伝導速度測定装置、光トポグラフィ、サーモグラフィ、MRI・MRS、脳血流SPECT、抗てんかん薬血中濃度迅速測定、骨密度測定、歩行分析。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

精神科

分野

小児医療

特色

北海道唯一の小児総合病院の精神科として、先天性身体疾患を抱えた子どもの精神症状の診断、治療、そして精神発達のサポートなど、小児のリエゾン・コンサルテーション精神医学を実践・研究するとともに、札幌市および道央・道南圏の療育機関とも連携しながら、小児の発達障害や精神障害の診療を行っている。

症例数

精神科の病棟はなく、外来診療のみ。年間の初診患者数は212人(08年度)。広汎性発達障害、知的障害などの発達障害が8割近くを占める。身体表現性障害(不登校)、強迫性障害などの神経症性の障害が続き、入院治療を必要とする場合がある精神病性の障害は比較的少ない

発達障害の早期療育=発達障害を抱えた子どもが、家庭や地域社会で受け入れられながら健やかに育っていけるための援助を目指している。発達障害のリスクをもつ乳幼児の早期診断、プレイセラピー、家族療法、環境調整(幼稚園や学校との連携など)、集団療法、作業療法、および言語療法を組み合わせながら診療を行っている

神経症性障害、精神病性障害への治療=精神療法(言語的あるいは非言語的)、環境調整、薬物療法を組み合わせながら治療している

リエゾン・コンサルテーション=院内の他科で治療中の、身体疾患を抱える子どもの精神症状の診療、健やかな精神発達へのサポート、先天性障害の子どもを抱えた家族へのサポート、病棟スタッフへの技術支援などを行っている

地域専門支援=道央・道南圏の母子通園施設(発達支援センター)での診療、スタッフへの技術支援、保健所、幼稚園、保育園、学校などの関連職種を交えたカンファレンス。

医療設備

MRI、CT、脳波、各種心理検査、柔軟性、流暢性、注意力などの実行機能検査。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

北海道立子ども総合医療・療育センターを見ている方は、他にこんな病院を見ています

北海道立子ども総合医療・療育センターの近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。