専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

橋本市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

地域完結型医療を実践する上での急性期医療を担う基幹病院として位置づけられていることから、専門とする消化器外科以外に一般外科疾患の診断・治療にも対応している。06年から心臓・血管外科、乳腺・呼吸器外科が新設されたため、従来対象としていた血管外科、乳腺外科疾患についてはそれぞれの新設科に委ねることになった

★当院診療部の行動指針である「わかりやすく丁寧な説明」「挨拶をとおした明るい環境づくり」「新たな知識、技術の習得と医療の質の向上」を念頭に、良質な人間関係の形成と早期社会復帰を目指した安全・良質で適切な医療の提供を目標として診療にあたり、積極的に学会、研究会に参加し研鑽に努めている。各学会の診療ガイドラインを参考に、これに準ずる標準的な外科療法、放射線療法、抗癌化学療法に取り組んでいる。市民公開講座も積極的に開催し、地域住民を対象に消化器外科疾患の一次、二次医療の普及に努めている

★外科スタッフの5名全員が日本静脈経腸栄養学会のTNT資格を取得しており、院内NSTにおいては中心的役割を占め、栄養を考えた消化器外科手術を実践している。また嶋田副院長が院内での救急・災害医療担当であることから、JPTEC、JATECに準じた腹部外傷治療を行っている。06年度からDPC対象病院に、07年1月から地域がん診療連携拠点病院に認定された。スタッフ全員が緩和医療研修を受けており、うち1名は緩和医療指導医の資格を持っている。内視鏡治療・手術・化学療法・緩和医療すべてにおいて院内チームと連携をとりながら主治医が責任をもって治療にあたる体制になっている。また協力型臨床研修病院として研修生の指導にも積極的に取り組んでいる。

症例数

年間手術例数は増加傾向にあり、約500例で、その約66%が消化器外科症例である。09年では手術例数499例のうち胃手術は56例、大腸手術は60例、胆石手術は72例で以上の3臓器で全体の37%を占めている

★胃癌症例では、術式の適応を厳密にし、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下剥離術(ESD)、腹腔鏡補助下切除術、開腹術を癌の進行状況に応じて適用している。また胃切除術についても縮小手術、定型手術、拡大手術を厳密に選択している

★大腸・直腸癌症例においても、胃癌症例同様適応を厳密に、内視鏡的粘膜切除術や腹腔鏡補助下手術に取り組み、適応例では第一選択の術式になっている。これにより術後のADL、QOLは格段に向上し、術後の在院日数も著明に短縮した

★胆のう結石症64例のうち52例、81%が腹腔鏡下腿嚢摘出術。胆管結石例については胆石の成因、種類、年齢により術式を選択している

★肝・胆道・膵癌症例数は、多くはないが積極的に切除している。原発性肝癌や転移性肝癌、とりわけ結腸癌転移例については積極的に肝切除を施行しており、状況に応じては拡大葉切除、葉切除、区域切除、部分切除を施行している。切除対象外の原則径3cm以内の肝転移例についてはRFA(ラジオ波熱凝固療法)を施行している。膵頭十二鶉腸切除術は毎年5例前後施行しており、術後のQOLを考慮して可及的に胃を温存している

★痔核、痔漢、肛門周囲膿瘍などの肛門疾患、急性虫垂炎も年間それぞれ30例前後あり、また鼠径ヘルニアをはじめとした腹壁ヘルニアが年間約90例以上ある。特に鼠径ヘルニアについては93年からLichtenstein原法のメッシュによるtension freeの修復術を採用、以来一貫してメッシュを用いた手術を施行している。小児の鼠径ヘルニアでは、手術当日に入院し原則1泊2日

★放射線療法は食道癌の術前、術後に主として適用しているが、他施設からの紹介も多い

★抗癌化学療法は主として外来抗癌剤治療室で対応している

★5年生存率、治療成績の詳細については院内電子化に伴い、現在作成中である

★外来診療は原則として予約制(予約センター0736-37-1218)。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、DSA、電子内視鏡、マンモグラフィ、カラードブラ超音波診断装置、放射線照射治療装置(リニアック)、RI診断装置、結石破砕装置(ESWL)、ホルミウムヤグレーザー治療装置(HoLEP)、腹腔鏡下手術装置、ラジオ波熱凝固装置、その他。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

和歌山県北東部に位置し、大阪府河内長野市および奈良県五條市に隣接し、この地域の中核病院(250床)である。小児科常勤医師2人で、一般的な小児急性疾患から2次救急まで担当するとともに、小児心身症、アレルギー疾患などに漢方薬や小児鍼なども活用し、専門的かつ総合的な治療に力を入れている。小児循環器疾患には和歌山医大病院から派遣の非常勤医師が担当する。敷地内にヘリポートを有し、高度医療を要する患者は同医大病院のドクターヘリで片道約15分で搬送可能である。

症例数

小児科割当ては4床で、年間入院数は約300人。入院患者の多くは肺炎・気管支炎・胃腸炎などの急性疾患および気管支喘息、けいれんなどであるが、川崎病、ネフローゼ症候群、化膿性髄膜炎も少数みられる。新生児(年間出生300~350人)の対応・処置も行っている

★1日外来患者数は約45人で急性疾患のほか気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、てんかんなどのけいれん性疾患にも対応。院内出生児の1カ月健診、各種予防接種(アレルギーやけいれんのある子どもにも対応)も行う

★小児循環器外来は先天性心疾患、不整脈などの診断・内科的治療

★アトピー性皮膚炎には食事、スキンケア、薬物療法、漢方薬、小児鍼(大師流)等総合的に治療を行っている

★小児心身症外来で不登校、摂食障害、心身症、ADHDなどに対応

★小児救急医療は近隣の奈良県立五條病院、和歌山医大紀北分院、公立那賀病院と広域連携し、また地域の開業医師と平日ミニ輪番制でもれのない対応を目指している

★あやの台幼稚園の園医

★橋本市の4カ月健診(毎月)、アトピー教室(年2回)を行っている

一般診療=月~金の午前午後、乳児健診=火・金午後、予防接種(事前予約)は一般診療時間内に可。小児循環器外来=水午前(予約制)、小児心身症外来=必要時予約制。

医療設備

MRI、CT、各種超音波検査、ABR、脳波など。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

乳腺呼吸器外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

マンモグラフィとエコーを併用した精度の高い検診を行っている。治療については術前化学療法、乳房同時再建術、チーム医療を実施している。また、緩和医療に取り組み、地域がん診療連携拠点病院にも認定されている。癌治療には病院の総合力が重要。化学療法・緩和ケア委員会を設置し、月1回はその両方の勉強会を行っている。これにより、医師だけでなくコメディカルのレベルアップを図っている。

症例数

06年6月に乳腺呼吸器外科を開設後、2010年で4年が経過することになる。09年の手術件数は89例(全麻55例、局麻34例)、初発乳癌は53例であった。技師を養成し、マンモグラフィとエコーを併用した精度の高い検診を行っている。精密検査では、MRIやエラストグラフィを備えた最新のエコーを用いて、通常は針生検を、必要に応じてエコーガイド下マンモトームを行っている。術前のMRIで乳癌の拡がりを正確に診断し、温存で変形が予想される場合には乳房再建術を考慮し、希望に応じて再建術を専門とする施設にセカンドオピニオンを勧めている。また当科でも自家組織を用いた再建術は可能であり、状況により再建術を施行している。センチネルリンパ節生検は患者個人の状況に合わせて、術前または乳房手術と同時に行うようにしている。看護師、薬剤師などコメディカルスタッフによる患者教育を行い、患者自身が治療の必要性や副作用を十分理解し、自己管理を行うことで、標準的化学療法を減量することなく安全かつ安心して受けられるようにしている。再発治療では、患者の状況に合わせて治療と緩和医療を併用するようにしている。

医療設備

MMG(マンモグラフィ)、エコー(エラストグラフィ付)、MMT(マンモトーム)、CT、MRI、放射線治療装置、ガンマプローブ(センチネルリンパ節生検用)。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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