専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

米沢市立病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科(消化器・一般・小児・呼吸器外科)

分野

消化器・一般外科

特色

当科ではがん治療と内視鏡外科に特に重点を置いており、がんの進行度や病状を見極めたうえで、最適な手術法や治療法を選択している。また、一連のがん治療として、がん化学療法や緩和療法も積極的に行っている。比較的進行度の低いがんや良性疾患には、積極的に内視鏡外科手術を導入しており、早期退院が可能となっている。

症例数

06~09年の年間手術件数は平均478例で、そのうちがんの疾患別件数は以下の如くである。食道がん3~4例、うち鏡視下手術1~2例。胃がん40~50例。大腸がん60~80例、うち鏡視下手術10~15例。原発性・転移性肝がん約10例。胆道がん6~8例。膵がん3~6例。乳がん20~37例。肺がん約10例。その他では、胆嚢摘出術40~70例、鼠径ヘルニア(小児を含む)70~90例、急性虫垂炎40~50例などとなっている

95~05年の手術症例における主なStage別5年生存率は、胃がん=IA:95%、IB:83%、II:76%、IIIA:44%、IIIB:27%、IV:11%。結腸がん=0:100%、I:95%、II:80%、IIIa:66%、IIIb:61%、IV:13%。直腸がん=0:100%、I:94%、II:78%、IIIa:62%、IIIb:41%、IV:12%。また、がん化学療法は原則ガイドラインに沿った治療を行っているが、十分なインフォームド・コンセント(IC)の上で個々の症例に適した最良の方法を選択している。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、DSA、超音波、電子内視鏡、超音波内視鏡、鏡視下手術装置などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

24時間体制で急性期循環器疾患全般に対応している。09年より、急性冠症候群の地域連携パスを用いて近隣開業医との連携に力を入れている。カテーテルアブレーションは、置賜地区で唯一の治療可能施設であり、手技成功率は92%。ペースメーカー植え込みは、79年より08年まで延べ475症例に行われている。開業医よりイントラネットを使用して診療予約が可能である。

症例数

病床数25床、紹介率61%、逆紹介率96%

★虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査232件、経皮的冠動脈形成術(PCI)47件、急性心筋梗塞52例、過去10年間の経皮的冠動脈形成術の成功率98%、64列MDCTと心筋シンチを用いることにより、外来での診断率が向上している

★重症左心不全に対して非侵襲的人工呼吸を積極的に導入。集中治療科との連携により、緊急の大動脈内バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助装置(PCPS)、持続血液濾過透析導入は30分以内に行われている

★カテーテルアブレーションは06年より行われ、年間10例。症例によりカルトマッピングシステムを利用している。植え込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT)用ペースメーカー植え込みは施行していないが、植え込み後の管理は当院で行っている。

医療設備

心血管造影装置、心臓超音波装置(経食道心エコーを含む)、ホルター心電計、トレッドミル運動負荷装置、心臓核医学検査、64列MDCT、MRI、24時間血圧測定装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

人口9万人の米沢市にある425床の総合病院。近隣の診療所や病院と連携しながら地元密着型の診療を提供している。泌尿器科の地域支援病院紹介率は70%、逆紹介率も114%と高く、周辺医療機関との連携が強い。病棟・外来・透析など部門ごとのスタッフミーティングを毎日定時に行い、コンセンサスを統一し夢と希望のあるチーム医療を心がけている。クラーク2人が常駐。紹介状、診断書、指示や各種手続きの書類発行の空白時間はない。緊急性や重症度に配慮し、他医療機関の特徴も考慮し、移動・紹介可能な患者の転院を積極的に進めている。

症例数

1日平均入院患者数18人、1日平均外来患者数45人、50人の血液透析患者と20人のCAPD患者を含む。平均在院日数21日。手術室を利用した手術は09年59例、内訳はCAPD関連13例、長期留置型HDカテーテル関連12例、尿管ステント関連8例、経尿道的膀胱腫瘍切除7例、包茎5例、女性の膀胱頸部切開4例、陰嚢水腫3例、尿道ステント抜去2例、その他。レントゲン室で施行する尿道ステント留置が年間20例、過去10年間で200例を超す。尿道ステントは自院での尿閉発生例に加え、近隣の医療機関からの紹介も多い。尿道ステントの治療成績は、前立腺肥大症のみでは全例著効または有効、重症糖尿病や抗精神薬の大量使用患者で無効例も数%ある。女性排尿困難患者への膀胱頸部切開術は過去25年間に35例施行。術後に失禁なく残尿もない著効例は60%、年齢や活動性を考慮してあらかじめ失禁を伴っても残尿がない・または残尿があっても失禁が起こらないという予測どおりの有効例が30%、カテーテル留置にもどる無効例が10%あった。無効例は高齢かつ重症糖尿病や抗精神薬常用患者であった。カテーテルの工夫によりCAPDの傍カテーテル腹膜炎は皆無となった。

医療設備

MRI、CT、RIなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

整形外科

分野

整形外科

特色

小児・高齢者の骨折・外傷に加え、関節リウマチなどの慢性疾患も多い。救急患者を積極的に受け入れている。手の外科、神経分野は筋電図検査と顕微鏡を積極的に併用し、専門的な手術も行っている。

症例数

08年の手術数392件

★骨折手術174件(上肢68、下肢106)で大腿骨頸部、転子部骨折が73件と最も多い。近隣病院と地域連携パスを行い、スムーズなリハビリテーションを行っている

★手のしびれの原因として頻度の多い手根管症候群、肘部管症候群を含む末梢神経障害(手術33件)には特に力を入れている。手のしびれ、麻痺は頸椎が原因のこともある。診断が難しい場合や重症度を判定するために、筋電図、神経伝導検査を行う。神経手術だけでは回復が思わしくないと判断されれば、積極的に腱移行術などの機能再建術を神経手術と併せて行い、良好な結果が得られている(発表論文あり)

★手指、手関節、肘の障害、外傷については、「手の外科」の知識、技術を駆使した治療を行っている。小関節鏡や最新の内固定材料も併用し、最大限の機能回復が得られるように心がけている

★脊椎手術は22件で、椎間板ヘルニアは全例顕微鏡下に行っている

★人工関節は19件(股関節8、膝関節11)で徐々に増加傾向にある

★関節リウマチの生物学的製剤による治療を積極的に行っている

★当科は様々な合併症を持つ患者さんが多いが、他科との連携がスムーズである。急性腰痛の短期入院も受け入れている

★難易度の高い手術は、東北大学関連病院医師の応援のもとに、当院で行うことが可能である。

医療設備

MRI、CT、骨シンチ、クリーンルーム、骨塩定量測定装置(DEXA)などを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

形成外科

分野

形成外科

特色

熱傷、顔面・手の外傷、皮膚良性・悪性腫瘍切除と再建、各種体表の先天異常(唇裂口蓋裂、小耳症など含む)など、形成外科一般の治療を行っている。

症例数

年間の手術件数は入院手術が約140件、外来手術が約350件。熱傷については、当院集中治療科との連携により、置賜地方の症例を受け持っている。熱傷後の瘢痕に対して保存的・手術療法を積極的に行っている(年間の瘢痕拘縮手術例約20件)

★顔面骨骨折も近隣の施設からの受け入れを行っている。最も多いのが鼻骨骨折であるが、全身麻酔下での痛みの少ない手術を心がけている

★全手術数で最も多いものが皮膚腫瘍の切除である。いわゆるホクロの切除は外来で日帰り手術が可能である。レーザー治療よりも再発が少ないため、基本的にメスで切り取ることとしている。傷跡はほぼ目立たなくなる。脂漏性角化症、黄色腫などはレーザー治療が可能である。当院では血管腫に対するレーザー治療は不可能だが、東北大学形成外科と連携しているため、硬化療法は施行可能である(年間約5件)

★皮膚悪性腫瘍切除後の再建は当科が積極的に行っている治療である。年間約40件の治療実績がある。各種の皮弁術・植皮術により、整容的・機能的に良好な再建を行っている。また、乳がん術後の乳房再建手術も行うことが可能である

★手の外傷、手足の先天異常の手術は、年間20件程度である。切断指の再接着は顕微鏡を用いたマイクロサージャリーの技術を用いて行っている。手足の先天異常の手術は通常生後1年を目安に行っている

★陥入爪の治療は年間約40件行っている。外来局所麻酔で日帰り手術可能である。早期に疼痛が消失する治療を心がけている

★美容外科は行っていないが、手術による腋臭症の治療は可能である。

医療設備

MRI、CT、炭酸ガスレーザー、手術用顕微鏡、ICUなど。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

小児科

分野

小児医療

特色

地域の基幹病院として、救急および入院に重点を置いた診療を担当している。周辺地域に小児科の入院施設がないため、病院の輪番日とは関係なく救急や重症患者に対応している。診療内容は、プライマリーケアから各医師のサブスペシャリティーを中心に、幅広い分野をカバーしている。専門外来は、アレルギー、てんかんと腎臓は毎週、循環器と内分泌は2週間に1度、予約患者を中心に診療している。専門外来受診は電話での予約が可能である。紹介患者の場合は、常時、診察を受け付けている。

症例数

外来患者数は1日平均60人。小児科病床数は22床、小児の入院患者数は年間約1,200人。新生児病床は4床、新生児の入院患者数は年間約230人

★小児科入院の上位疾患は、気管支炎や肺炎などの呼吸器疾患(40%)、急性胃腸炎や脱水症の消化器疾患(25%)、喘息(15%)などの急性疾患が占めている。その他、けいれん疾患、尿路感染症、川崎病、ネフローゼ、血管性紫斑病などが、例年コンスタントに入院している。なお、呼吸不全、けいれん重積、溶血性尿毒症症候群、溺水などの重篤例はICUで対応している

★喘息では、乳幼児の吸入療法や小児の吸入ステロイド療法、アトピー性皮膚炎では皮膚科的治療に加えて食物アレルギーや食事指導を積極的に行っている。また、川崎病や腎疾患の難治例および重症感染症の診療に力を入れている。内分泌では各種負荷試験を実施。予防接種は定期接種の他に、Hib(ヒブワクチン)や肺炎球菌の任意接種が可能であり、先天性心疾患やアレルギー患者にも対応。

医療設備

CT、MRI、超音波検査、脳波検査、呼吸機能検査。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

山形県南部地域の中核病院で、急性期医療を担う病院である。①眼科全般の診断・治療、②眼科手術(白内障・緑内障・網膜硝子体手術・外眼手術など)を主体として診療を行っている。幼児の斜視手術、角膜移植術、光線力学療法は行っていないが、山形大学、福島医大、東北大学へ紹介している。

症例数

年間手術件数は約1,700件、白内障426件、緑内障28件、網膜硝子体手術59件、外眼手術80件、網膜光凝固術1,354件、ヤグレーザー後嚢切開術340件、ルセンティス硝子体内注射31件、地域的に糖尿病患者が多くレーザー治療件数が多い

★白内障は施設に入所中の、都会ではみられないような過熟白内障の患者がおり、超音波装置での手術が難しい患者がいる。こういった患者には水晶体嚢外摘出術、場合によっては眼内レンズ縫着術などの手術方法で行う

★網膜硝子体疾患は、網膜剥離11件、円孔・膜などの硝子体手術15件、増殖硝子体網膜症は15件で全身麻酔でも行っている。他18件である

★難治性角膜疾患である真菌性角膜炎、アカントアメーバ角膜炎、MRSA角結膜炎に対し、フロリード点眼、ハベカシン点眼、バンコマイシン点眼が薬剤部で製剤できるので治療可能である。

医療設備

OCT(optove)、ハンフリー視野計(フィールドアナライザー搭載)、白内障手術装置OZIL、硝子体手術装置アキュラス(2500回転対応)、シャンデリア装置、ツアイス手術顕微鏡VIZUS 210、マルチカラーレーザー、ヤグレーザー、レチノマックス、超音波画像診断装置TOMEY UD6000、眼底カメラKowa VX-10(FA・IA対応)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

米沢市、東置賜地域の基幹病院。脳神経外科は昭和50年代から開設されており、神経内科とも協力して24時間体制で脳救急疾患に対応している。地域連携は約10年前より導入されていたが、現在は当院も含め米沢市内3病院、近隣1病院、計4病院で脳卒中連携体制(脳卒中地域連携クリニカルパスを使用)をとっている。また当市では医師会の医療連携への取り組みも盛んだが、08年度医療連携体制推進事業の一環である糖尿病・脳卒中の患者情報共有システムの構築に当科も携わっている。これは、当市内で普及しているケーブルテレビ回線を使用したイントラネット内で急性期病院(当院他1病院)―回復期病院―開業医間でデータベースを共有する試みであり、当地域での医療連携に大きく寄与するものと思われる。当科は東北大学脳神経外科の研修施設、関連施設として脳神経外科疾患全域に対応している。また山形大学脳神経外科、県内の他病院とも協力し密な情報交換を行っている。画像診断は、脳神経外科専門医と放射線科専門医とによるダブルチェックを原則としており、正確な診断を心がけている。当院では脳ドック学会ガイドラインに準拠した形で脳ドックを行っており、分かりやすく外来にて説明をしている。また心停止後の臓器提供(腎、角膜等)については山形県腎等臓器移植推進機構に当科も協力している。過去5年で2例、ドナーとして臓器提供にご協力いただいた。

症例数

年間入院件数は280~300人。年間手術件数は平均60~70件、脳動脈瘤クリッピングは15~20件。悪性脳腫瘍、小児奇形・脳腫瘍、脳動静脈奇形、てんかん、パーキンソン病など専門的集学的治療が必要な疾患や、血管内脳神経外科などに関しては速やかに関連施設に連絡し、加療方針の検討と対応を行っている。

医療設備

MRI(1.5テスラ)、3D-CTA、RI-SPECT、DSA(3D)、CUSA、術中超音波。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

神経精神科

分野

精神科

特色

65年(昭和40年)から診療を開始。総合病院の中で76床(開放・閉鎖病棟合わせて)を有する。精神病圏・気分障害圏等ほぼすべての精神疾患の入院治療に対応可能だが、特に内科・外科等一般科との連携の下で身体合併症を持つ精神疾患の入院治療が可能な点に強みがある。

症例数

外来部門において、09年度の年間外来初診患者数は486人、1日あたりの外来平均患者数は110.2人である。デイケアは大規模デイケアを運営しており、月平均の在籍患者数は47.25人、1日あたりの平均患者数は19.3人。在籍者の平均年齢は43.7歳である。デイケアでは、精神科作業療法や季節に応じたレクリエーション、若年層に対しては就労支援として圏内作業所等との連携を行っている。他、アルコール教室を毎週金曜日に定期的に開催している

★入院部門においては、精神科病棟は開放病棟43床、閉鎖病棟33床(保護室含む)である。09年度の新入院患者数は243人(男108人、女135人)、平均在院日数は89.7日である。入院患者の内訳は、統合失調症圏が27%、気分障害圏が31%と合わせて半数以上を占め、他、神経症性障害(13%)、精神作用物質による精神および行動の障害(11%)が続く。閉鎖病棟を有する有床総合病院精神科は全国的にも数少ないことから、置賜圏外からの入院治療要請がくることも多い

★治療という点からは、専門外来を設けていないが、ほぼすべての精神疾患の治療に対応が可能である。病状に合わせて、精神療法、薬物療法、精神科デイケアを組み合わせて行っている。また臨床心理士による心理検査やカウンセリングを併用することもある。入院治療においては、本人および家族と医師、多職種のスタッフでのチーム医療を心がけている。

医療設備

CT、MRI、SPECT、脳波など、ほとんどの身体的検査は可能。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

放射線科

分野

放射線科

特色

放射線科は、CTやMRI、核医学検査のすべてと単純X線写真の一部の読影を担当している。原則として「画像診断はなまもの」と考え、検査終了後1時間以内に画像ネットワークを通して読影結果の報告ができるように努力している。救急対応として06年より放射線科医の各自宅にも読影端末を設置しており、24時間体制の読影も可能になっている。自宅で読影したレポートも、リアルタイムに病院中のすべての電子カルテで参照できる体制を整えている。IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)は血管塞栓術、動注療法を主体に施行している。また、CT下針生検術や膿瘍ドレナージなども積極的に施行している。地域の医療機関との連携も重視しており、地域イントラネットを利用し、米沢市医師会の診療所から直接検査予約をすることが可能になっている。米沢医師会の読影会や集団検診の読影にも参加しており、読影精度の向上や連携に努めている。当施設は日本医学放射線学会専門医修練協力機関になっている。

症例数

08年度の検査件数は、単純撮影34,103件、CT 11,450件、MRI 3,334件、RI検査1,141件、血管造影380件、マンモグラフィ729件である。64列MDCT導入後、3次元画像を積極的に作成している。骨254件、冠動脈135件、その他の血管236件、胆道系51件、乳腺84件、その他281件、計1,041件を作成している。また、地域医療機関よりの紹介検査も増加しており、CT 458件、MRI 435件、RI検査58件を施行している。

医療設備

64列MDCT、1.5テスラMRI、SPECT、血管撮影装置、一般撮影装置、乳房撮影装置、透視装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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