専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

鹿児島生協病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

呼吸器疾患全般にわたり総合的に診断、治療している。慢性疾患についての教育・療養と急性呼吸不全を含む呼吸器救急にも的確・迅速に対応できるシステムとなっている。睡眠時無呼吸症候群に対しても各科と連携して総合的治療を行っている。

症例数

当科の年間外来患者数は延べ約9,500人、入院ベッド数は30床、年間入院患者数は約530人である。慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、びまん性肺疾患(肺線維症、肉芽腫性肺疾患等)、肺癌、肺感染症、胸膜疾患などが多くを占める

★各種疾患に応じて画像診断、機能診断をはじめ積極的に肺生検、気管支肺胞洗浄分析を適用し、高い確定診断、病態診断を得ている。年間検査件数は胸部CT2,531、肺機能831、肺換気・血流シンチ8、気管支鏡163件(08年)である

★治療は各学会の方針に則り、手術適応疾患に関しては胸腔鏡下手術を含め、当院外科との密接な連携のもとに実施している。08年の人工呼吸件数は255件、別に非侵襲的人工呼吸が63件である。気管支喘息は1,134人を管理し、在宅酸素療法は64人、在宅非侵襲的陽圧呼吸は7人、在宅気管切開下人工呼吸は4人に実施している。いずれも入院教育システム・在宅管理システムが完成している。睡眠時無呼吸症候群に対して睡眠ポリグラフを実施し、呼吸器科、耳鼻科、歯科と連携した総合的な診断治療を行い、在宅持続陽圧呼吸は80人に実施している。論理療法を中心とした禁煙指導・外来を実施し、禁煙率は直後88%、1年後71%と良好な成績となっている。掘り起こし検診を行ってきた塵肺、農夫肺などの職業性肺疾患にも積極的に取り組んでいる

★独自の臨床細菌検査室を持ち、迅速な起炎菌の同定は肺感染症、急性呼吸不全の救命率向上に貢献している。呼吸リハビリ、検診部門と協力した予防も特徴となっている。回診、臨床病理検討会を実施している。

医療設備

CT、MRI、核医学検査、気管支内視鏡、精密肺機能、アストグラフ、睡眠ポリグラフィー、右心カテ、心血管撮影。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

小児科

分野

小児医療

特色

医療生協組合員を主とした地域の医療要求に応えることが最も重要な役割と考えている。02年10月から、小児科は病院に隣接した土地に設立した谷山生協クリニックに、ほぼ全面的に外来の機能を移行した。午前および夕方に一般外来・専門外来を行い、夕方の外来の前、午後の2時間は予防接種、乳幼児健診、専門外来の一部のための時間として、感染症の小児と健康な小児が待合室で混在しないよう工夫した。小児の入院患者数は1日平均20名、少子化の時代であるが外来患者数は減少せず、入院は微増している。病院の位置づけとしては一次機能と二次機能を併せ持ち、ある程度までの医療内容は自己完結できる医療機関である。人口15万人の鹿児島市南部地域での救急車の搬入件数は最も多い。03年度から厚生労働省の臨床研修指定病院(管理型病院)の指定を受けている。日本小児科学会専門医研修制度の認定施設も取得しており、09年4月からはさらに上級の研修支援施設の認定も受けている。また、08年4月には日本アレルギー学会の準教育施設の認定も受けた。

症例数

★外来は平均1日140名前後で推移している。患者のほとんどは急性疾患であるが、常勤医によって専門外来を開設しているので、喘息・アレルギー、循環器、神経、腎、内分泌の疾患を基礎疾患として持った児の来院も多い。喘息・アレルギー疾患は患者数も多く、「親子喘息教室」など教育的な活動も積極的に行っている。心疾患は鹿児島生協病院で心臓カテーテル検査まで行うこともある。心臓外科は設置していないため、カテーテル治療は限られており、手術症例とあわせて、必要に応じて熊本、福岡の施設に紹介することも多い。腎疾患は、腹膜透析、血液透析の症例も管理し、HUS(溶血性尿毒症症候群)の入院もある。内分泌系の低身長などについての精査およびその治療、糖尿病の治療例が増えつつある。けいれん性疾患や精神発達遅滞を伴う患児の神経外来受診者数も多く、医学的管理を要するやや重度の障害児の療育も少数ながら行っている。また、少数ではあるが在宅人工呼吸の患児の管理も行っている、血友病、フォン・ヴィレブラント病等の血液凝固傷害は成人も含めて少数ながら外来管理し、必要によっては外科、整形外科、消化器内科と協力して診療に当たっている。精神運動発達に問題のある気になる児は週1回、発達相談員(臨床心理師)による発達診断の時間を予約制で設けて対応している

★入院ベッド数は年間平均20床程度で、平均在院日数はここ数年7~8日と短い。急性疾患が大部分で、内訳としては、気管支炎、肺炎、急性細気管支炎、クループ症候群などの気道感染症、気管支喘息が最も多く、ついで、感染性胃腸炎、脱水症などの消化器疾患である。急性虫垂炎は年間20例近くになり、外科との連携を密にして治療に当たっている。人工呼吸器による呼吸管理を要する重症例も増えつつある。川崎病の急性期も年間20例近く治療している。血液腫瘍、膠原病の症例数は少ないが、それ以外の専門分野はほぼ網羅しており、心臓カテーテル検査、腎生検、内分泌負荷試験については、春・夏の休み期間に短期入院の上それらの検査を行っている。

医療設備

外来の谷山生協クリニックには放射線一般装置、CT、腹部エコー、心エコーなどの通常の外来に必要な機器を備えている。麻疹、水痘、ムンプス(おたふくかぜ)などの感染力の強い疾患の患児を隔離するために、個室待合室(兼診察室)を4室準備している。鹿児島生協病院には、前期の機器も重複して備え、そのほかMRI、シンチ、脳波などがある。小児科で重要な細菌検査室も充実している。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

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