専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

一宮市立市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科

分野

消化器・一般外科

特色

西尾張地区の中核病院として、心血管系を除く外科疾患全般にわたって診療を行っている

★胆石症、総胆管結石、胃癌、大腸癌などの鏡視下手術や、乳癌におけるセンチネルリンパ節生検・乳房温存手術など、低侵襲手術に力を入れており、術前術後管理においても患者さんの苦痛を少しでも減らすことを目標に「痛くなかった外科手術」の実現に向けて努力している

★また、手術治療にこだわることなく、患者さんにとっていちばん良い治療法を選択すべく、ご家族の意向も踏まえ、スタッフで検討して方針を定めるように配慮している

★07年1月に地域がん診療連携拠点病院として認可されたこともあり、手術治療のみならずセカンドオピニオンを含め、抗癌剤治療・放射線治療、さらには緩和ケアチームの活動を通して他部門との協力のもとに総合的な癌診療に力を入れており、病病連携・病診連携を実施している

★各種疾患の解説や手術治療の実際をパンフレットで紹介するとともに、頻度の高い手術では手術前後の経過を説明した「クリニカルパス」を外来受診時にお渡しするようにしている。また、当院は名古屋大学消化器外科学教室および画像情報外科学教室とも提携している。

症例数

09年の年間手術件数は1,101例(うち全身麻酔が848例)で、食道癌7例、胃癌82例、結腸直腸癌79例、肝臓癌9例、胆嚢胆管癌5例、乳癌130例、肺癌20例、胆石症102例

★胃癌の5年生存率(他病死を含む)は、StageI:91%、II:80%、III:36%

★結腸癌の5年生存率(他病死を含む)は、StageI:100%、II:72%、III:69%

★直腸癌の5年生存率(他病死を含む)は、StageI:95%、II:90%、III:74%。

医療設備

MDCT 3台、MRI 2台、血管造影装置2台、リニアック(トモセラピー)、各種電子内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

循環器科(旧愛知県立循環器呼吸器病センター循環器内科)

分野

循環器科

特色

尾張西部(人口120万人)の心臓救急の拠点として93年に県立尾張病院循環器センターとして設立され、05年に県立循環器呼吸器病センターと改称された。10年10月には、より良質な医療を提供するため、救命センターを有する一宮市立市民病院との統合がなされ、尾張西部医療圏における心臓救急の拠点病院として、より一層の充実がはかられた。24時間365日循環器内科医が院内に常勤し、いかなる循環器疾患にも迅速に対応し得ることは、もちろんだが、入院中の患者様の急変にも迅速に対応することが可能でとなった。時間が生死を分ける疾患を対象とする以上、患者様から信任いただくには不可欠であるとのスタッフの強い想いで実現することができた

★主に狭心症・心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術や不整脈に対するアブレーションといったカテーテル治療、ペースメーカー移植術や植え込み型除細動器移植術、両心室ペーシングなどに積極的に取り組んでいるが、愛知県立循環器呼吸器病センターでは、これらの治療において東海地区有数の実績を有しており、この貴重な経験で培った知識と技術を生かし、さらに良質な循環器医療の提供を目指している

★また、救命センターとも連携し、院外心停止症例に対しても、経皮的心肺補助装置(PCPS)や脳低温療法などの高度な医療を用いて、その蘇生率の向上を目指している。上記の侵襲的な治療ばかりでなく、心臓リハビリテーション、栄養指導や服薬指導、退院後のケア、予防医学などの含め、総合的で多角的な医療に取り組んでおり、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技師・放射線技師・検査技師などの幅広い職種のスタッフが医療チームを形成し、一丸となって患者様に正確な診断・最適な治療を提供し、笑顔で退院していただくことを最大の目標としている。

症例数

09年にはPCI324例を施行し(緊急は98例)、その95%においてステントを留置している。成功率は99%(緊急は100%)と高く、重大な合併症は幸い認めていない。アブレーション124例(心房細動は42例)を施行した。診断治療が困難な症例にはCARTOシステムやEnsiteシステムなどの最新の器材を用いて成功率の向上を図っている。徐脈性不整脈に対するペースメーカー移植術、致死的不整脈に対する植え込み型除細動器(ICD)移植術や慢性心不全に対する両心室ペーシング(CRT)は合わせて、82例を行った。ICDやCRTは施設基準があり、尾張西部医療圏では当院のみ施行可能である。

医療設備

ICU 14床、HCU 16床、心臓カテーテル装置2台、心臓核医学検査装置、64列マルチスライスCT 2台、MRI、心臓超音波ドプラ装置6台、血管内超音波装置2台、電気生理学検査用ポリグラフ、CARTOシステム、Ensiteシステム、トレッドミル、CPX、ホルター心電図、IABP 7台、PCPS 2台。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

循環器センター(心臓外科・血管外科)

分野

心臓血管外科

特色

10年10月1日愛知県立循環器呼吸器病センターと一宮市立市民病院との統合により、心臓外科・血管外科が一宮市立市民病院に移行した。診療対象は、虚血性心疾患、弁膜症、大動脈瘤、末梢血管・静脈疾患、不整脈など、成人の心臓血管疾患全般である。急性心筋梗塞、急性大動脈解離、破裂性大動脈瘤、急性動脈閉塞など緊急疾患に対しては24時間体制で診療に当たっており、総合病院の中での3次救急医療を担っている。

症例数

★過去3年間の開心術総数は487例で待機手術の死亡は2例(0.4%)。冠動脈バイパス手術は228例で、人工心肺使用心拍動下手術(オンポンプ・ビーティング法)を基本術式とし、長期開存の期待できる内胸動脈、橈骨動脈、胃大網動脈グラフトを多用している。弁膜症は174例で、僧帽弁閉鎖不全症例には可能な限り自己弁温存の形成術を選択し、心房細動併発例はメイズ手術を積極的に施行している。胸部大動脈瘤手術は61例で死亡は緊急の9例(14.8%)

★09年の血管外科手術総数は205例で、腹部大動脈瘤は47例(うち7例は破裂緊急手術)。92年以来の腹部大動脈瘤は、待機手術478例(死亡率0.8%)、破裂緊急手術81例(死亡率33.3%)である。近年腹部大動脈瘤の治療方法としてステントグラフト内挿術が出現したが、まだ長期成績が不明であり、その適応は厳密・慎重に考慮している。閉塞性動脈硬化症はほとんどが内科的治療だが、腸骨動脈領域の閉塞性病変には血管内治療が主流となっており、毎年40例ほどステント治療を行っている。下腿動脈の閉塞性疾患では高率に重症虚血を伴っているので、積極的に自家静脈を使った足部へのバイパスを行っており、09年は7例に施行した。また頸動脈狭窄に対する頸動脈血栓内膜切除術を12例、急性動脈閉塞に対する血栓塞栓摘出術を10例に施行した。下肢静脈瘤は、無症状の場合には弾力ストッキングによる圧迫療法を勧めているが、皮膚炎や湿疹、色素沈着、皮膚潰瘍といった皮膚病変を伴う場合にはストリッピング術を行っており、09年には61例に手術を行った。そのほか、リンパ浮腫や先天性動静脈疾患、糖尿病性壊疽、深部静脈血栓症・その後遺症(難治性下腿潰瘍)なども積極的に治療している。

医療設備

人工心肺、PCPS、IABP、64列CT、MRI、DSA、エコー装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

小児科

分野

小児医療

特色

当院では、小児疾患全般にわたる診療を行っており、未熟児センターは愛知県地域周産期センターに指定され、産科とともに地域の中心的な役割を果たしている。高度な集学的医療を目指すとともに、子どもの心を大切にした医療に努めている。必要に応じて他診療科・他病院と連携し最適な医療の提供を目指し、また医療スタッフは児の疾病のみならず、母親をはじめとする家族のケアに努めている。地域の児童相談センター・保健所・保健センターとも連携してフォローしている。詳しくはホームページ(http://www.municipal-hospital.ichinomiya.aichi.jp/)参照。

症例数

★小児病棟48床(外科系6床を含む)の年間入院数は約1,300例で、肺炎、細気管支炎、尿路感染など急性感染症による入院が最も多いが、悪性腫瘍、アレルギー・喘息、循環器、心身症、内分泌・代謝、神経・筋、腎尿路など多岐にわたる。小・中学生の長期入院では院内学級に入級している

★未熟児センター30床(NICU 9床)の年間入院数は約300例で、分娩立ち会い・新生児(母体)搬送は24時間対応している

★外来患者数は1日平均約170人。大半は急性疾患であるが、アレルギー・喘息・夜尿症・不登校・子育て相談など多彩である

★小児外科医が、週1回(木)非常勤で外科疾患の診療にあたっている

★小児科時間外受診者は、年間約14,000人。

医療設備

ほとんどの最新医療設備(MRI、CT、RI、リニアックなど)は整備されている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚腫瘍、アレルギー疾患、膠原病まで皮膚科全般にわたり幅広く診療を行っている。特に膠原病は必要な検査を積極的に行い、状態によって入院治療を行っている。皮膚腫瘍は良性、悪性はもちろん、正確な病名を診断し治療を一貫して行っている。開業医との病診連携を密接に行っている。1つの治療法にこだわらず患者のQOL(生活の質)を重視した柔軟な治療を行うようにしている。

症例数

1日平均外来患者数約160人、入院患者数平均15人であり、年間の手術数は約500例である。皮膚生検は年間1,200である

★蜂窩織炎や重症帯状疱疹などの感染症は入院による治療を行っている。帯状疱疹の痛みが強い場合に、早期からイオントフォレーシス治療も行って良好な結果を得ている。イオントフォレーシスについては、そのほか多汗症の治療に使用している。アトピー性皮膚炎の治療は外用療法のほかナローバンドUVBの長波長紫外線治療、クリーンルームによる入院治療などを行っている。長波長紫外線治療はその他に尋常性白斑、尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚リンパ腫などに使用している。膠原病は全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎など約200人が通院および入院治療を行っている

★腫瘍は良性腫瘍からボーエン病、基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫、乳房外パージェット病などの悪性腫瘍(年間80例)の診断をしたうえで、手術、化学療法、放射線治療を進行度に合わせて行っている

★悪性黒色腫についてはセンチネルリンパ節生検も行っている

★ニキビには外用療法、内服療法のほかにケミカルピーリングを行っている。円形脱毛症の治療は外用療法、内服療法、SADBE外用療法を行っている。太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着にはハイドロキノン外用による治療に加えてQスイッチレーザーによる治療を行っている。

医療設備

Qスイッチアレキサンドライトレーザー、炭酸ガスレーザー、医療用紫外線装置、ダーモスコピー、超音波診断装置、サージトロン、クリーンルーム、油分水分色素計測装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

糖尿病・内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病領域では、インスリン導入は原則として入院の上行っているが、どうしても入院ができない場合は、一部のインスリンについては外来での導入を行っている。当院は西尾張地区の基幹病院の一つであり、他科入院の患者で糖尿病に罹患している場合も多く、副科診療にも力を入れている。内分泌領域では、甲状腺をはじめとする内分泌疾患全般を扱っている。

症例数

現在、定期的に通院中の糖尿病患者は約1,800人、うち1型糖尿病は数%程度

★糖尿病については、インスリン導入を積極的に進める一方、病態に応じて経口血糖降下薬への再変更も行っている。教育入院については、教育と治療を兼ねた15日間コース、教育が主体の7日間コース、インスリン導入のみの3日間コースの3種類がある。1型糖尿病については、強化インスリン療法の他、インスリンポンプ(CSII)による治療も行っている

★糖尿病合併症については、総合病院の特性を生かし、眼科の他、腎臓・神経・循環器の各内科と連携して診療を行っている。さらに、足病変については皮膚科、血管外科、整形外科と、歯周病については歯科・口腔外科と連携して診療を行っている

★内分泌疾患では、内科的には甲状腺、副腎、下垂体の機能異常が主体である。手術が必要な場合は、乳腺・内分泌外科、脳神経外科と、放射線治療が必要な場合は放射線科と連携し、各科より必要に応じて名古屋大学の各診療科に依頼している。バセドウ病のアイソトープ治療については当院にて施行している

★西尾張地区の他の総合病院の糖尿病内科、内分泌内科とも定期的に検討会を実施している。

医療設備

基幹病院として、MRI、CT、超音波、シンチグラフィーなど一通りの医療設備を備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

神経内科

分野

神経内科

特色

救命救急を中心とした愛知県尾張西部医療圏の中核病院で、臨床研修指定病院、内科学会教育病院、神経内科教育病院である。ベッド数560床、1日平均外来患者数約1,500人、救急搬送数年間約6,000件である。10年に愛知県循環器呼吸器病センターと統合し、心臓血管外科、血管外科が新設された。櫻井、伊藤、加藤はいずれも日本神経学会専門医である。また櫻井と伊藤は日本臨床神経生理学会の認定医であり、脳波および筋電図など神経生理検査と指導は充実して行える体制になっている。

症例数

神経内科の1日平均外来数は70~80人、入院患者数は約30~40人である。年間入院患者総数は約600人で、平均在院日数は20日前後である。入院患者の約2/3は脳血管障害患者で、主に脳梗塞の救急診療を中心に行っている。また、脳外科やリハビリテ-ション部門とは密接な連携を取りながら脳血管障害患者の治療を行っている。脳血管障害以外では多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレ-症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、多発性筋炎などの神経免疫疾患が比較的多く、免疫グロブリン大量療法などを行っている。神経変性疾患ではパ-キンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などの正確な診断と患者の立場にたった医療を心がけている。外来では眼瞼けいれん、痙性斜頚などのジストニアに対するボツリヌス毒素による治療を行っている。末梢神経生検、筋生検、PET、遺伝子解析などの特殊検査はそれぞれの専門機関に依頼している。

医療設備

MRI 2台、CT 2台、脳血流シンチグラフィ-、脳波、各種誘発電位、筋電図、末梢神経伝導速度、磁気刺激、頚動脈エコ-など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

膠原病内科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

膠原病およびリウマチ性疾患を主に診療しているが、膠原病肺、アレルギー疾患、不明熱も扱う。

症例数

関節リウマチについては早期診断が重要であり、治療学的寛解、画像学的寛解を目指しメトトレキサート、生物学的製剤等を中心に治療を行っている

★また、患者の同意が得られれば、早期より生物学的製剤を併用し寛解導入を試みている

★膠原病一般については、EBM(科学的根拠)に基づき免疫抑制剤、ステロイド等を使用し、大多数の患者が外来診療にて治療可能である

★現在、非常勤医師しかいないため、入院精査治療が必要な患者は名古屋市立大学病院膠原病内科および愛知医科大学腎臓・膠原病内科と提携し治療している

★一部の各種治療抵抗性疾患に対して、ミコフェノール酸モフェチルやリツキシマブ等、当院では使用できない薬剤が望ましい際には、名古屋市立大学病院膠原病内科と提携し、治療を行っている

★地域の基幹病院であり、膠原病・リウマチ性疾患の急性期、慢性期、および合併するほぼすべての病態に対して当院で対応可能である。

医療設備

ICU、HCU、透析室、リハビリテーション室。MRI、CT、RI検査、骨密度検査、各種内視鏡、超音波など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

乳腺科・内分泌外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

当科は名古屋大学乳腺・内分泌外科の関連施設である。乳癌に対しては診断・手術・薬物療法から緩和ケアまで当科を中心に診療を行っている。多職種(看護師、薬剤師、臨床心理士等)からなる乳癌サポートチームやがん相談支援室が中心となって、安心して治療を受けられる環境作りに取り組んでいる。また月1回、乳癌サロン会も行っている。

症例数

★09年の初発乳癌症例は約140例。治療方針はエビデンス(科学的根拠)に基づきながら、患者様の社会的な背景等を考慮し、よく相談した上で決定している。マンモグラフィでの微小石灰化症例や超音波検査での鑑別困難な非腫瘤性病変に対しては積極的にマンモトーム生検を行い、早期乳癌の診断精度を向上させている。手術ではRI・色素併用センチネルリンパ節生検や同時再建術も行っている。化学療法は基本的に外来通院で行っている。乳癌の5年生存率は、I期90.8%、IIa期90.2%、IIb期81.5%、IIIa期60.6%、IIIb期70.6%、IV期39.7%であった(01年以降の他因死も含んだ集計である)

★甲状腺癌に対しては局所再発による再手術の頻度を低減させるために甲状腺全摘術・頸部リンパ節郭清術・上皮小体自家移植術を標準術式としている。副腎腫瘍に対しては、腹腔鏡下副腎手術を導入している。

医療設備

マンモグラフィ(デジタル 2台)、マンモトーム(ステレオ・US)、超音波検査装置(乳腺用 3台、エラストグラフィー、マイクロピュア、RVS、4D)、CT、MRI、RI(SPECT-CT)、リニアック、トモセラピー、ガンマプローブ(センチネルリンパ節生検用)、PET(他施設に依頼)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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