専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

総合病院聖隷浜松病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科疾患全般を対象にしているが、特に尿路悪性腫瘍の診断と手術を含めた集学的治療、尿路結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)をはじめとした治療、慢性腎不全に対する血液・腹膜透析療法、男性不妊症に対する治療などに力を入れている。治療方針についてはインフォームド・コンセントを大切にしており、十分に時間をかけて決定している。

症例数

外来患者数は1日平均69人。08年度の総手術件数は319件。副腎摘出3例、根治的腎摘26例、腎部分切除4例、腎尿管全摘6例、膀胱全摘2例、経尿道的膀胱腫瘍切除92例、前立腺全摘22例、経尿道的前立腺切除53例、ESWL 226例、ブラッドアクセス作成・腹膜透析用カテーテル留置13例、精巣精子採取・精巣上体精子吸引23例など

★前立腺癌早期発見のために、経直腸的超音波ガイド下系統的8分割生検を積極的に行っており、08年度は186人に施行し、PSA 4.1~10.0ng/mlにおける癌検出率は36.0%。早期癌では全摘術(腹腔鏡下小切開手術)や強度変調放射線治療(IMRT)を導入。進行癌では内分泌療法に加え、外来化学療法の併用も施行

★浸潤性膀胱癌における全摘後の尿路変更としては、適応に応じて回腸新膀胱造設術を施行

★副腎腫瘍、良性腎腫瘍、T1腎癌、腎盂尿管癌、腎盂尿管移行部狭窄、膀胱腟瘻に対しては主に腹腔鏡手術を行っており、08年度は36例に施行し、良好な成績を収めている。

医療設備

MRI、マルチスライスCT、PET-CT、RI、リニアック(IMRT)、ESWL、カラードプラ超音波診断装置、ホルミウム・ヤグレーザー、尿力学検査装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

形成外科

分野

形成外科

特色

高度と安全性を両立させた質の高い医療を心がけ、先天的異常・変形、頭頸部腫瘍、乳癌、陰部癌、皮膚癌などの腫瘍切除後の再建、顔面外傷・骨折、やけどや外傷後の変形治癒の修正、アザや入れ墨の治療、美容の手術などの幅広い治療を行っている。レーザーをはじめ、最新の医療機器や、人工真皮の早期研究・臨床導入のほか、手術器具の開発などにも力を入れている。

症例数

年間の1日平均外来患者数50~60人、新患者総数は1,000人前後。入院手術件数は220~280例、外来手術件数は400~600例。09年度の主な手術内訳は、腫瘍およびそれに関連する再建377例、手・足の奇形・外傷53例、瘢痕拘縮・ケロイド・潰瘍60例、口唇裂・口蓋裂・その他の奇形・変形23例、顔面外傷・顔面骨骨折134例、美容形成・その他の修正208例、その他、全身熱傷の植皮手術などがある

人工皮膚=特に真皮の製品開発・応用に積極的な研究を重ね、多数の臨床応用を施行している。全身的・局所的条件の不良な場合にも応用の可能性があり、再建修復のための手術的侵襲を軽減可能としている

★アザの治療では、レーザー療法と手術療法を症状に応じて選択治療している。最新のQヤグレーザーは、表在性色素性疾患の他、太田母斑や蒙古斑等の深在性色素性疾患に効果的であり、さらに刺青や血管腫にも対応可能である

★重瞼・隆鼻・しわとり・脱脂術、臍修正・乳房修正などの美容形成や腋臭症などの手術治療にも応じている。特に陥没乳頭や臍変形・無臍症に対する独自の術式は、高度変形例、難治例、再発例にも極めて高い手術結果を提供している

★皮膚癌、頭頸部癌、乳癌、陰部癌などの切除後の再建には特に力を入れ、皮弁・筋皮弁、人工皮膚移植などを駆使し、形態、機能の両面で可能な限りの修復を心がけている

★褥瘡・難治性潰瘍にも独創積極的な保存的治療を展開している。

医療設備

光治療器、Qヤグレーザー、マルチリポソニック、ピーリング一式、MRI、CT、PET、炭酸ガスレーザー、ドプラなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

眼形成眼窩外科

分野

形成外科

特色

眼瞼、眼窩疾患を専門に扱う日本で唯一の専門診療科。東海地区のみならず日本全国から多数の紹介患者を受ける。眼科、耳鼻科、口腔外科、脳外科との連携も良く、機能と形態を第一に考えた診療と手術を行い、術後の高いQOL(生活の質)を目指す。

症例数

09年度の手術実績は861例

★眼窩骨折約150例。新鮮例・陳旧例・他院で施術された再手術例に対する豊富な経験をもとに治療に取り組んでいる。初期治療の重要性を意識し、シリコンプレートや人工骨を使用した手術で眼球運動の正常化を目指している

★眼瞼・結膜腫瘍は約50例。開瞼・閉瞼機能や導涙機能の温存と整容的にも優れた再建術を施行している

★眼窩腫瘍は約60例。眼窩内の神経や外眼筋の走行などの特殊で微細な構造に配慮しつつ、眼窩先端部腫瘍などでは必要であれば開頭術も併用し、視機能の温存を心がけている

★眼瞼内反症・外反症約90例。小児と高齢者で病態が異なるため、患者ごとに適した術式を選択している

★涙道閉塞症約40例。涙道内視鏡・鼻内視鏡を用いて直視下に手術を行うことで治癒成功率の向上に努めている

★義眼床形成術7例。義眼台挿入、脂肪移植、皮膚移植を行い、術後は義眼外来で整容的に優れた義眼を作成している

★顔面骨整復約20例。眼瞼下垂約180例。上・下顎癌や喉頭癌、舌癌切除後の再建術などの頭頚部再建も当科が行っている。

医療設備

CT、MRI、コントラバス式顕微鏡、涙道内視鏡、ソノペットなど。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

婦人科

分野

産婦人科

特色

良性腫瘍はクリニカルパスに基づいた入院手術を行い、腹腔鏡下手術を積極的に行っている。悪性腫瘍は標準的治療に基づいた診療で、大腸肛門科、泌尿器科、腫瘍放射線科などとの連携によるチーム医療を推進しており、緩和医療も積極的に行っている。妊孕性温存例では、当院不妊内分泌科と産科、周産期科と連携し、必要であれば生殖補助療法、妊娠分娩管理を行っている。日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設にも認定されている。

症例数

09年の婦人科手術数は1,009例。悪性腫瘍は207例で、子宮頸癌119例、子宮体癌(肉腫を含む)46例、卵巣癌35例、その他7例であった。子宮頸癌には、Ia1期までなら、ヤグレーザーによる円錐切除術で子宮温存。Ib期以上なら、手術、抗癌剤(動注療法も含む)、放射線(抗癌剤併用も)治療を施行している。子宮体癌は手術、抗癌剤治療。卵巣癌は手術(必要なら大腸肛門科と合同)、抗癌剤治療を施行

5年生存率は、子宮頸癌=I期89.8%、II期71.4%、III期44.4%、IV期6.3%。子宮体癌=I期95.6%、II期75.0%、III期70.0%、IV期16.7%。卵巣癌=I期96.4%、II期75.0%、III期36.4%、IV期0%という成績であった。

医療設備

腹腔鏡、ヤグレーザー、超音波断層装置(カラードプラ、3D)、コルポスコープ、子宮ファイバースコープ、MRI、CT、PET-CT、リニアック、アキュナイフなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

小児外科

分野

小児外科

特色

当科は静岡県西部地区最初の小児外科として発足し、25年以上の実績があり、手術総数は14,000例以上に達している。対象患者は、新生児から中学生までの小児で、新生児外科、一般小児外科、小児泌尿器疾患を扱っている。小児外科疾患で一番多い鼠径ヘルニアは、日帰り手術で行っている。新生児はNICU内で新生児科と、小児悪性腫瘍や重症疾患は、小児科とのチーム医療を原則としている。

症例数

毎年入院・手術数共に600例以上、新生児手術数20例以上(09年は入院数605例、手術数600例、新生児手術数22例)あり、静岡県西部地区では最多である

★一般小児外科は、鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、臍ヘルニア、頸部疾患、漏斗胸、肺・気管疾患、胃食道逆流症、胆道拡張症、胆道閉鎖、胸部・腹部腫瘍など、ほとんどの疾患を扱っている

★新生児外科は、ヒルシュスプルング病、鎖肛、横隔膜ヘルニア、腸閉鎖、腹壁疾患などを新生児科とチームで診療しており、1,500g未満の超低出生体重児の外科も扱っている。また、当院が総合周産期母子医療センターに指定されていることもあり、小児外科出生前診断症例にも積極的に取り組んでいる

★小児泌尿器疾患は、真性包茎、停留精巣、膀胱尿管逆流症、水腎症などを扱っている。鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、臍ヘルニア、停留精巣、良性腫瘍摘出などの手術は、率先して日帰り手術で行っている。鼠径ヘルニア、陰嚢水腫は、腹腔鏡下手術を原則としている

★ヒルシュスプルング病、胃食道逆流症、漏斗胸などは、成人の内視鏡外科とチームで手術を行っている。小児外科救急疾患に関しては24時間対応しているが、専門科が少ないこともあり、特に他の医療機関からの紹介は緊急度が高いこともあり、さらに優先的に対応している。

医療設備

NICU、MRI、CT、RI、超音波、気管支鏡、膀胱鏡、腹腔鏡、胸腔鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

血液内科

分野

血液内科

特色

当科では、一般内科医であることを前提とし、診療にあたることを基本としている。専門分化が進む内科ではあるが、例えば、患者の合併症が専門領域以外だから診ないという、風通しの悪い診療は極力行わないということである。漢方治療も必要な患者には積極的に行っており、効果をあげている。また、当院には臨床検査科(米川修部長)という民間病院ではあまりない、臨床検査医学を主体とする科があり、血液検査などで協力体制を取っている。

症例数

特定の機能に偏らず、血液内科の対象となる疾患をまんべんなく診療している

★対象となる疾患としては、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、特発性血小板減少性紫斑病、血友病などがある。また、当院はエイズ拠点病院でもあるため、HIV患者の診療も行っている

★09年の新患の内訳は、主なもので、非ホジキンリンパ腫49例、ホジキンリンパ腫3例、多発性骨髄腫12例、急性骨髄性白血病9例、急性リンパ性白血病2例、慢性骨髄性白血病10例、HIV感染症7例である

★移植については、同種骨髄移植1例、臍帯血移植5例、自己末梢血幹細胞移植6例となっている。末梢血幹細胞採取・保存は臨床工学室・輸血部・検査部の協力を得て行われている。

医療設備

血液内科病床数40床(無菌管理室10床)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

膠原病・リウマチ科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

日本リウマチ学会認定施設。静岡県内にある数少ない専門施設であり、関節リウマチを含む種々の自己免疫疾患を血液、呼吸器、消化器、循環器内科、整形外科、リハビリテーション科等との強固な連携とともに診断、集学的・総合的治療を行っている。

症例数

月間外来患者数は約800人

★関節リウマチ患者は約550例、その他の疾患ではシェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、リウマチ性多発筋痛症、ベーチェット病等多岐にわたる。新規紹介患者には愛知県等県外からの紹介も含まれる。膠原病確定診断後のフォローアップ、セカンドオピニオンのみでなく、不明熱、関節痛、レイノー症状、皮疹、採血異常(自己抗体陽性、血球異常等)などの精査のため紹介されることも多い。膠原病は種々の臓器を含めた全身を障害される可能性のある疾患で、数カ月で不幸な転帰をたどる症例から数10年にわたりQOL(生活の質)を著しく障害される症例まで様々で、さらに長期罹病に伴い、感染症、骨粗鬆症などの治療合併症の重症化を引き起こす可能性もある

★肺、腎等の臓器障害については、呼吸器、腎臓内科との連携のもとに適宜気管支鏡、腎生検等行い、治療の選択を行っている。以上のように当科は様々な専門科と密接に連携し、治療の中心となり全身管理を行っている

★当科のモットーとしては「先駆的医療と患者教育啓蒙活動」であり、臨床治験の積極的な導入、リウマチ、膠原病友の会等の患者会にも積極的に協力し、教育講演、医療相談会も行っている。さらに当院の周囲には膠原病専門内科医、整形外科医院が多数あり、合同カンファレンス、研究会もあり、病診連携を強固に行っている。

医療設備

CT、MRI、RI、各種内視鏡、エコー、サーモグラフィー、血液透析、PETなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

静岡県西部地域で最大の手術件数を持つ日本脳神経外科学会後期研修基幹施設。手術用顕微鏡とリンクしたナビゲーションシステム、定位放射線治療装置(アキュナイフ)、IMRT対応リニアックあり。脳機能を可能な限り温存するため、あらゆる方法を駆使することが当科の医療姿勢である。このため術前、術中の脳機能検査とモニタリングが充実。トラクトグラフィーを術中ナビに重ね合わせるためのフリーウェアを独自に開発し、ホームページで提供中。術前検査では機能的MRI、TMS、神経線維の走行を描出するトラクトグラフィー、和田テストを、術中検査ではエコー、ABR、SEP、顔面神経刺激、MEPモニターを使用。さらに必要時に硬膜下電極埋め込みと覚醒下手術を行っている。血管内手術は聖隷三方原病院、浜松医大の脳血管内外科専門医と共同で行う。脳卒中診療は神経内科、リハビリ科と共同で脳卒中診療科を運営し、t-PAの血栓溶解療法に24時間対応している。

症例数

09年度の手術件数476。手術病名・件数(血管内手術件数):脳動脈瘤51(8)、脳腫瘍61(7)[うち神経膠腫6、下垂体腫瘍8、髄膜腫28]、頚部内頚動脈狭窄9、頭部外傷89、水頭症33、てんかん32、転移性脳腫瘍等アキュナイフ137。神経膠腫には脳溝切開術+選択的脳回切除術を行い、周囲の正常脳を傷つけない術式を行う。

医療設備

3テスラMRI、1.5テスラMRI 3台、CT 3台(64、16チャンネル各1)、PET-CT 2台、SPECT、DSA、定位放射線治療装置アキュナイフ、IMRT対応リニアック 2台、神経内視鏡付手術用顕微鏡、練習用顕微鏡、手術用ナビゲーション、手術用超音波メス、手術用レーザーメス、手術用ドプラ、神経モニタリング装置、NIRS、経頭蓋磁気刺激装置、24時間ビデオEEGなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

乳腺科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

がん診療連携拠点病院の一部門を担っている。検診機関と連携し、乳腺専用機器を用いて検診の精密検査を行い、有症状者にも正確な診断を心がけ、腫瘍内科医によるエビデンスに基づく薬物療法を推進している。外来化学療法が中心で、術前化学療法も積極的に行い、手術もクリニカルパスの活用、センチネルリンパ節生検による郭清の縮小化に伴い、在院日数は短縮した。放射線治療も放射線治療専門医が担当している。緩和ケアは緩和ケアチームの協力のもと、チーム医療を推進している。また、積極的に治験・臨床試験に参加し、より良い治療の開発・提供に協力している。

症例数

★09年度の初発乳癌手術は203例で温存率60.6%。検診の精密検査では癌を見逃がさないよう細心の注意を払い、乳癌でない場合も慎重に経過観察し、検診発見乳癌が増加し温存率も上昇した。一方、腫瘍径の大きな場合や腋窩リンパ節転移を認める時は積極的に術前化学療法を施行、温存率を高めている

★術後治療はチーム全員で協議し、癌の性質に合わせエビデンス(科学的根拠)に基づいた治療を選択し、腫瘍内科医が担当する。センチネルリンパ節生検は臨床的にリンパ節転移を認めない例に施行し、郭清を縮小・省略。温存症例では、通常化学療法終了後に原則放射線治療を専門医が担当。再発後は特にチーム医療を心がけ、緩和ケアチームとも連携している。治験や臨床試験に積極的に参加し、新しい治療法の開発にも力を入れている

★10年生存率はI期94.3%、II期85.4%、IIIA期54.9%、IIIB期58.2%。患者会びわの会 がある。(http://biwanokai.seesaa.net/index-7.html)

医療設備

MMG、US(エラストグラフィも含む)、CT、MRI、骨シンチ、PET、マンモトーム(ステレオガイド下、超音波ガイド下)、放射線治療装置(リニアック、アキュナイフ)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

腫瘍放射線科

分野

放射線科

特色

744床の地域がん診療連携拠点病院として、2000年・06年に最新放射線治療機器を導入。01年から頭蓋内定位放射線治療、02年から強度変調放射線治療、06年から呼吸同期による体幹部定位放射線治療、07年から静岡県内で唯一強度変調放射線治療を先進医療として認可された。常に最新・最善の放射線治療を患者様に提供することを目的に、放射線治療専門医のみならず、医学物理士・放射線治療専門技師・放射線治療品質管理士・専任放射線治療看護チームによる体制を整えている。すべてCT画像を基にした3次元放射線治療計画である。07年からは直線加速器搭載の診断用X線を利用した照射位置照合を採択し、皮膚マークのみに頼ることなく1~3mmの精度での治療を行っている。近年は患者様を中心にした放射線治療の品質管理にも力を入れている。

症例数

年間新患数は400~500例前後で、ほぼ全領域の腫瘍に対応している。通常外照射から、全身照射・頭頚部定位照射・体幹部定位照射・強度変調放射線治療などにも幅広く対応。前立腺の強度変調放射線治療では、全例毎回コーンビームCTによる軟部組織を直接治療位置決めに利用した放射線治療を行っている。有害事象の軽減も放射線治療の大きな目標として掲げられ、60~80%の患者様には、通院での放射線治療が行われている。

医療設備

直線加速器2台(いずれも5mm幅のマルチリーフコリメータ搭載、4・6・10・15MVエネルギーのX線)、放射線治療計画専用マルチスライスCT(呼吸同期照射のための機能装備)、頭頚部定位放射線治療専用直交二層型マイクロマルチリーフコリメータ、3次元放射線治療計画装置2台(強度変調放射線治療計画機能搭載)、呼吸同期照射システム、直線加速器搭載オンボードイメージングシステム、他各種検証ツール。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

放射線科

分野

放射線科

特色

最新の画像診断機器を各種備え、放射線技師、看護師、事務職員など充実したスタッフと共に質の高い画像情報の提供を目指している。放射線科専門医、核医学専門医、IVR専門医資格取得者が常勤し、その管理のもと専門性の高い読影診断、IVR治療を行っている。使用機器は継続的に更新しており、10年度3TMRIを導入した。検査撮像プロトコールも常に最新かつ最適な方法を取り入れながら、早期診断、早期治療に貢献している。近隣医療施設からの画像検査依頼を受け、画像および読影レポートも提供しており、一部の医療施設にはWebでの情報配信も行う。国内外の学術発表にも積極的に取り組んでいる。日本医学放射線学会、核医学会、日本IVR学会の専門医修練教育認定施設である。

症例数

当科で行った09年度の画像診断検査件数は、MRI 16,484件、CT 31,342件、PET-CT 3,166件、血管撮影あるいはインターベンション(心臓、脳領域以外)234件、RI 1,422件。

医療設備

MRI 1.5T 3台、3T 1台、CT 2台(64、16列)、PET-CT 2台、SPECT-CT、CT/IVR血管撮影装置、血管造影装置、マンモグラフィ、骨塩定量装置等。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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