専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

赤穂市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

西播磨臨海地方の地域中核病院として消化器全般の最先端治療を目指す。特に消化管の内視鏡治療、肝癌の集学的治療に力点を置き、がん診療連携拠点病院として中心的働きを担っている。内科医と外科医がチームとして入院当初より関与し、内科的治療と外科的治療のコンビネーション治療がスムーズに行われている。さらに放射線科との連携で放射線治療も効率的に行われている。日本消化器病学会認定施設。日本消化器内視鏡学会指導施設。日本肝臓学会認定施設。

症例数

09年実績では入院患者数1,696人。外来患者数42,573人。検査件数は上部内視鏡検査3,500件、下部内視鏡検査1,810件、内視鏡的胆膵管造影検査173件、腹部血管造影59件、腹部エコー2,770件

★入院患者中、悪性疾患の実人数は胃癌120人、結腸癌96人、直腸癌33人、食道癌22人、十二指腸・小腸癌4人、肝癌75人、膵癌12人、胆管癌15人、胆嚢癌3人、十二指腸乳頭部癌4人、悪性リンパ腫26人等

★治療としては、上部下部消化管のポリープ切除術、早期癌および境界病変の内視鏡的粘膜切除術(EMR)さらに内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)やレーザー治療も積極的に行っている。特に胃のESDは近年高尾部長を中心に積極的に行っており、近医からの紹介も増えてきて09年では51例行って効果を得ている。また外科医による腹腔鏡手術も消化管全体にわたって積極的に行っている。進行消化器癌に関してはコンビネーション化学療法の奏効率が増加しており、外来化学療法室を整備したためもあって、胃癌、大腸癌、膵癌等の外来化学療法の件数も急増している。また胃癌予防にも通じるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌も、一時の多さではないものの積極的に行っている

★炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)の症例も少なくなく、白血球除去療法も症例によっては行っている

★ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス療法、インターフェロン治療は肝癌撲滅運動の一環としても積極的に行っている。肝癌に対しては早期発見に努めラジオ波治療(RFA)、経皮的エタノール注入療法(PEIT)、肝動脈塞栓術(TAE)、リザーバーからの肝動注化学療法、肝切除術を組み合わせた集学的治療を行っている

★食道静脈瘤に対しては硬化療法(EIS)、結紮術(EVL)により、良好な成績を得ている

★腹腔鏡下手術が増加するにつれ、総胆管結石に対する内視鏡的乳頭切開術(EST)および砕石、採石の件数が増加した。また胆道系疾患に対するステント治療も内視鏡的ルート、経皮的ルートの双方から多く取り組んでいる

★放射線治療も98年より開始し、食道癌治療やリンパ節転移症例に有効で治療選択法の幅をもたらしている

★癌性疼痛に関しても、緩和ケアチームの援助を受けながら麻酔科医による神経叢ブロックも積極的に取り入れ、痛みのコントロールに努めている

★一方で在宅診療にも力を注ぎ、経口摂取不良患者を中心に内視鏡的胃瘻造設術(PEG)を88年よりいち早く開始し、10年以上の長期経過良好例が増加してきている。従来はPull法中心であったが、最近は経鼻内視鏡を用いてセルジンガー法にて感染防御をはかりながら一期にボタン型留置も行っている。訪問看護ステーションや近隣の開業医や療養型病院との連携を密にし、患者、家族のQOL(生活の質)を考えながら在宅管理を行っている。また固形化栄養剤の注入にもいち早く取り組み、成果をあげている。さらに、末期癌患者の在宅治療にも訪問看護ステーション等と連携して取り組んでいる。

医療設備

各種電子内視鏡、CT、MRI、ドプラエコー装置、超音波内視鏡、アルゴンプラズマ装置、レーザー治療装置、ラジオ波焼灼装置、血管造影(DSA)、シンチスキャン、リニアックなど。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

循環器科

分野

循環器科

特色

地域の診療所・病院と連携し、紹介患者、緊急患者の診療に重点を置いている。入院での診療終了後の外来は地域の医療機関に逆紹介している。24時診療体制をとり、西播磨2次医療圏で地域完結型医療を目ざしている。電子カルテ・院内画像ネットワークを駆使し、医師以外の技師(生理検査技師、放射線技師、臨床工学技士・リハビリ技師)・看護師・薬剤師・栄養士等とのチーム医療に力を入れている。

症例数

循環器科病床はCCU6床を含む60床で09年の年間入院患者数1,462人。内訳は虚血性心疾患65%、心不全18%、不整脈12%であった

★虚血性心疾患に対するPCI(Stent・DCA・ローター)は355件。待機例の手技成功率は98.4%(CTOを除く)、死亡率は0%であった

★心不全には薬物療法のほか補助循環装置(IABP・PCPS・CHDF)を使用している

★不整脈に関しては心臓電気生理検査を積極的に行っている。ペースメーカー植え込みは45件であった。

医療設備

ICU・CCU6床、心血管造影装置、心臓超音波装置(経食道を含む)、心臓核医学検査装置、64列MDCT、MRI、IABP、PCPS。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

麻酔科

分野

ペインクリニック

特色

あらゆる種類の痛みに対する治療を行っている。痛み以外では麻痺(顔面神経麻痺など)、アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など)、手足の血行障害(バージャー症候群、レイノー症候群)など急性期から慢性期まで幅広く治療の対象としている。診察時に病態の説明と、その病態に対して効果があると思われる各種の治療方法の説明および治療方針の説明を十分に行うように心がけている。

症例数

1日の外来患者数は約20人、年間の患者数は約4,500人

★外来では主に星状神経節ブロック、後頭神経ブロック、肩甲上神経ブロック、浅頸・深頸神経叢ブロック、三叉神経ブロック、硬膜外ブロック、トリガーポイントブロックなどを行っている。またX線透視下で頸部・胸部・腰部の神経根ブロックや椎間関節ブロック、膝関節周囲の神経ブロックなどを局所麻酔薬や高周波熱凝固法を用いて行っている。神経ブロックで効果が十分ではない場合や、主としてアレルギー性疾患に対しては漢方薬治療等の東洋医学的治療法、TENS、レーザー等の理学療法を行っている

★入院では持続性硬膜外ブロック、腰部交感神経節ブロック、腹腔神経叢等の内臓神経ブロックなどを行っている

★癌性疼痛に関しては緩和ケアチームと協力して、麻薬などの薬物療法だけでなく、神経破壊剤を用いた内臓神経ブロックや高周波熱凝固法を用いた神経根ブロック、硬膜外ブロック等でQOLの向上を図っている。

医療設備

MRI、CT、イメージ透視装置、高周波熱凝固装置、ニューロメーター、半導体レーザー、スーパーライザー、TENS他。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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