専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

原三信病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科領域において、悪性腫瘍から良性疾患まで広範囲に専門的な診断・治療を行う。2007年度1年間の外来新患者数3,770人、新入院患者数2,695人、手術件数2,431件と豊富な経験をもとに、患者のQOLに配慮した良質な医療を提供するように心がけている。手術は内視鏡手術、腹腔鏡手術、開放手術と多様な選択肢を持つ。電子カルテの情報をもとに、情報開示を積極的に行っている。

症例数

2000年~07年までの8年間の新規悪性腫瘍患者数は前立腺癌1,691人、膀胱癌834人、腎癌224人、腎孟・尿管癌179人、精巣腫瘍31人。2007年1年間では前立腺癌258人、膀胱癌94人、腎癌37人、腎孟・尿管癌24人、精巣腫瘍4人。悪性腫瘍の治療法は年齢・病期・悪性度より期待される治療成績、予想される合併症、患者の希望などをもとに患者および家族と十分相談して決定する

前立腺癌=2000年~2007年までの病期別患者数はStage A・B 957例、Stage C 297例、Stage D 184例。この間の根治的前立腺摘除術は421件施行、2007年は78例施行。勃起機能温存手術も可能。5年PSA非再発率は約80%。2008年より早期前立腺癌に対してヨウ素125密封小線源永久挿入療法を開始

★膀胱癌の85%は表在性腫瘍で内視鏡手術にて治療し2000~2007年の間に2,612件を実施。上皮内癌は膀胱内抗癌剤注入にて治療、治癒率80%。浸潤性膀胱癌は膀胱全摘術を尿路変向は回腸導管と新膀胱造設術を行う。2000年~2007年までの手術件数は315件。また患者希望時には適応があれば放射線療法と抗癌剤の併用による膀胱温存治療も実施

腎癌=摘出が標準的治療。原則として腹腔鏡手術を実施する。4cm以下の腫瘍では腎部分切除術を実施。2000年~2007年までの手術件数は315件

腎盂・尿管癌=尿管鏡による組織診断をもとに術式を決定する。原則として腹腔鏡による腎尿管全摘術を行う。さらに悪性度の低い早期癌は経尿道的内視鏡手術を考慮する。2000年~2007年までの件数は624件

精巣腫瘍=精巣摘出を行う。2000年~2007年までの手術件数46件。進行例では癌化学療法・放射線治療を追加する

★悪性腫瘍以外の疾患では、患者QOLの確保を中心にした治療法を目指す

前立腺肥大症=2008年には1,003例の新患。薬物療法を第1選択として薬物療法抵抗例に手術を検討。前立腺の大きさに関わらず内視鏡手術を実施。2000年~2008年に987件のTUR-Pを実施(2008年は72件)。2005年より出血が少なく短期間の入院で済むKTPレーザーによる前立腺蒸散術(PVP)を実施。PVPは2006年~2008年に264件(2008年は82件)。長期の薬物療法が必要な場合には、近医を紹介し病診連携を積極的に行っている

神経因性膀胱・尿失禁=尿流動体検査のもとに診断・治療を行う。2008年の検査数は1,152件。尿失禁手術はTOTもしくはコラーゲン注入術を原則として日帰り手術で行う。2008年のTOT件数は33件、コラーゲン注入術は50件。骨盤臓器脱に対して2007年よりメッシュ手術(TVM)を開始。2008年までに99件実施。前立腺癌に対する手術後の尿失禁に対して人口括約筋手術が可能

間質性膀胱炎=水圧拡張術を実施。は2008年手術数は96件、良好な寛解率を得ている

腎・尿管結石=1984年に内視鏡手術を開始し、2000年~2008年までに2,039件施行。内視鏡手術の砕石は、フレキシブル尿管鏡、超音波、ホルミウムレーザーなどの最新機器を駆使して行う。1986年に開始した体外衝撃波砕石術(ESWL)は2000年~2008年までに4,368件の実績を持つ

男子不妊症=専門外来を持つ。2006年~2008年の新患は268人。精巣内精子回収術・精子凍結保存が可能。無精子症は2000年~2008年に77例を治療し精子獲得率62%

ED(性機能障害)=専門外来で十分な検査が可能。最適の治療法が行われる。2003年~2008年の新患は551人。70%以上の患者はED治療薬にて改善。無効もしくは使用不能な場合はプロスタグランディン注射も可能。

医療設備

MRI、へリカルCT2台、DSA(血管造影)、アイソトープ検査、ESWL、ネオディミウムレーザー、ホルミウムレーザー、リソクラスト、KTPレーザーによる前立腺手術、ヨウ素125による密封小線源治療、尿流動体検査(UD)。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

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