いのうえ歯科医院（兵庫県西宮市）の口コミ・評判

治療は今年5月に一年かけて終わりました。
これからの人生の長さと歯の耐久性を考えると暗澹たる想いでしたが、本当にきれいに治していただきました。
以前の金冠はすべてなくなり、人口の歯とは思えないほど自然な丸みを帯びた歯なので、口を開けることにひけ目を感じることがなくなりました。
本当にうれしいです。
井上先生は単に歯の治療をなさるのではありません。
治療中からも歯ブラシの使い方を根気よく教えてくださいます。
私の場合、歯垢のたまる場所が奥歯の裏側でしたので、歯ブラシも柄の部分を火で溶かして、私の口腔の構造に合わせて、柄をまげてくださいました。
それは、歯垢のたまる場所に歯ブラシが届くようにする、ご自身の工夫のたまものです。
今までこのようなところまで配慮してくださる歯医者さんにはであったことがありませんでした。
このように、先生は治療後の歯のケアの仕方をちゃんと教えてくださいます。
今までの歯の治療の施術によって、歯垢がとれない場所がでてきます。
これは、単に患者さんの責任ではないと思います。
私は経験上思いますことは、多くは、お世話になった歯医者さんの意識の問題だと思います。
それは、治療の意識があっても、その後の患者さんが歯ブラシの困り、歯垢がたまる可能性があることを伝えない場合が多いということです。
したがって、患者さんは歯ブラシに対して一般的な知識しかなく、その人の歯の状態でどのような歯ブラシの仕方が適切なのかを知らないままのことが多いと思います。
それを、井上先生は、根気強く教えてくださいます。
歯ブラシは歯垢の除去だけでなく、歯槽膿漏を防ぐ大切な日々の口腔ケアであると思います。
教えてもらっているときには、自信をなくすこともたくさんありました。
なぜなら、なかなか覚えられないのです。
自分の口の中の構造を鏡で見てもすぐにはわかりません。
しかし、それでも毎日のことですから、下手なりに続けていくと、どこに歯垢がたまりやすくなっているのかを感覚として理解できるようになります。
そこまで、先生は辛抱強くご指導くださいます。
先生の教えを守っていくと、必ず今のトラブルが軽減されます。
かつて、井上先生がおっしゃったことで、深い感銘を受けた言葉があります。
それは10年ぶりに入れ歯の治療をした男性のお話で70歳の患者さんのお話です。
その方は、井上先生が教えてくださった歯ブラシの仕方を正しく守ってこられたのだそうです。
しかし、10年間のブランクがあっても、歯の状態がとてもよかったということです。
歯は一生の宝物です。
高齢化が進み、私たちが最期の時を迎えるまで、自分の歯を持っていたいと思うのはとても自然なことです。
井上先生はそのような人生のスパンを考慮なさって、患者さんの治療をなさってくださっています。
私の場合、今後のメンテナンスで定期的にお世話になると思います。
歯槽膿漏が進まないように、歯垢がたまらないようにする、これが今後の私の目標です。
これを読んだ皆様も、ご自身の今の歯の状態にあきらめないでください。
旧式の歯科治療に失望し、もう総入れ歯しかないと思っておられる方は、一度井上先生にご相談なさってください。
患者さんの歯の悩みや痛みを、まるでご自身のことのように理解してくださって、治療してくださいます。
歯は一生ものです。
皆様どうぞお大事になさってください。

30～40代女性 2012年09月16日投稿