ヒューマトロープ注射用6mg[成人]

処方薬注射剤

ヒューマトロープ注射用6mg[成人]の基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月25日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • ヒューマトロープ注射用6mg[成人]の画像
    ヒューマトロープ注射用6mg[成人]の画像

作用と効果

成長ホルモンは脂肪分解、蛋白同化、抗Na利尿などの作用を有し、成人成長ホルモン分泌不全症における代謝異常を改善することによって、体組成(除脂肪体重:体重から脂肪量と骨量を差し引いた重さ)を改善する作用があります。
通常、重症成人成長ホルモン分泌不全症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性腫瘍がある。糖尿病患者、耐糖能異常のある患者または糖尿病の危険因子を持つ患者(肥満、家族歴に糖尿病を持つ患者など)。

妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常開始用量として、1週間に体重kg当たり、主成分として0.021mgを6~7回に分けて皮下に注射します。臨床症状に応じて1週間当たり主成分として0.084mgを上限として漸増され、1週間に6~7回に分けて皮下に注射します。なお、投与量は臨床症状や血清インスリン様成長因子-I(IGF-I)濃度などの検査所見に応じて適宜増減されますが、1日量主成分として1mgを超えることはありません。必ず指示された方法に従ってください。

専用の医薬品ペン型注入器(ヒューマトローペン6mg)を用いて注射します。1本の注入器およびカートリッジを他の人と共用しないでください。

注射を忘れた場合は、次の注射時に1回分注射してください。絶対に2回分を一度に注射しないでください。

誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、注射を止めないでください。

副作用

主な副作用として、浮腫、関節痛、手根管症候群(手のしびれなど)、筋痛、頭痛、発疹、注射部位の発赤、全身のかゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・筋肉が発作的に収縮する [けいれん]

・発汗、体重減少、頻脈 [甲状腺機能亢進症]

・乏尿、全身の著明なむくみ、呼吸困難 [ネフローゼ症候群]

・口渇、多飲、多尿 [糖尿病]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け、2~8℃(冷蔵庫など)に遮光して保管してください。使用開始後は、38日以内に使用してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため、受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(1028件)

医薬品情報

製薬会社

日本イーライリリー株式会社

薬価

1筒あたり25243円

剤形

白色の粉末で用時溶解式の注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 脳下垂体ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ソマトロピン(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

2412402L1031

レセプト電算コード

620008905

更新日付:2022年05月24日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ヒューマトロープに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

ヒューマトロープ注射用6mg[成人]の他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、日本イーライリリー株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ヒューマトロープ注射用6mg[成人]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。