ジェノトロピンTC注用12mg[慢性腎不全]

処方薬注射剤

ジェノトロピンTC注用12mg[慢性腎不全]の基本情報

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作用と効果

下垂体前葉ホルモンの一つである成長ホルモン剤で、成長を促進する作用があります。
通常、骨端線閉鎖を伴わない慢性腎不全における低身長を改善します。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性腫瘍がある。糖尿病、耐糖能異常、または糖尿病の危険因子がある。心疾患がある。脳腫瘍(頭蓋咽頭腫、下垂体腺腫、松果体腫など)による成長ホルモン分泌不全性低身長症である。脳腫瘍の既往がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.175mgを6~7回に分けて皮下に注射しますが、注射開始6ヵ月後以降、増量基準に適合した場合は0.35mgまで増量されることがあります。本剤は1カートリッジ中に主成分12.0mgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。

注射する部位は毎回変更してください。

感染症の原因となるおそれがあるので、1本の本剤を複数の人で使用しないでください。

この薬は、医療機関において、適切な在宅自己注射教育を受けた患者さんまたは家族の方は、自己注射できます。

注射を忘れた場合は、気がついた時に1回分を注射してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。なお、注射を忘れたことを担当の医師に伝えてください。

誤って多く注射した場合、はじめに血糖低下(お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下)が、次いで血糖上昇(体がだるい、体重が減る、喉が渇く、水を多く飲む、尿量が増える)があらわれる可能性があります。また長期の過量使用により先端巨大症の症状(額、鼻やあご、手足など体の先端が大きくなるなど)があらわれる可能性があります。これらの症状があらわれた場合は、すぐに医師に連絡してください。

医師の指示なしに、注射を止めないでください。

副作用

主な副作用として、注射部位の硬結およびかゆみもしくは痛みなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・筋肉が発作的に収縮する [痙攣]

・発汗、手指のふるえ、脈拍数の増加 [甲状腺機能亢進症]

・全身の著明なむくみ、尿量減少、呼吸困難 [ネフローゼ症候群]

・口渇、多量の水を飲む、疲れやすい [糖尿病]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け2~8℃で、遮光保存してください。

溶解後は、専用の注入器または溶解器に取りつけたまま、凍結を避け2~8℃で遮光保存し、4週間以内に使用してください。溶解後凍結した場合は使用しないでください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

使用済みの注射針およびカートリッジは、専用のごみ箱に入れ、医療機関の指示どおりに廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1筒あたり37288円

剤形

白色の塊状をした粉末と無色澄明の液からなるカートリッジ型の注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 脳下垂体ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ソマトロピン(遺伝子組換え)

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YJコード

2412402L4057

レセプト電算コード

621561101

更新日付:2024年02月13日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ジェノトロピンに関する医師Q&A

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