小児用ミケラン細粒0.2%

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小児用ミケラン細粒0.2%の基本情報

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作用と効果

β受容体遮断作用により、心拍数上昇と血圧下降を抑制し、チアノーゼ発作(唇や手足の爪が青紫色~暗紫色になったり、呼吸が早くなって意識がなくなったりする)を改善します。
通常、ファロー四徴症に伴うチアノーゼ発作の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。気管支喘息・気管支痙攣のおそれ、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、徐脈、房室ブロック、洞不全症候群、洞房ブロック、心原性ショック、肺高血圧症による右心不全、うっ血性心不全またはそのおそれ、低血圧症、褐色細胞腫・パラガングリオーマ、特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、絶食状態、末梢循環障害、甲状腺中毒症、異型狭心症、腎機能障害、肝機能障害がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、乳幼児は1日体重1kgあたり0.1~0.15g(主成分として体重1kgあたり0.2~0.3mg)を、朝・夕2回に分けて服用しますが、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

水、粉ミルク、牛乳に溶かして飲んでもさしつかえありません。なお、水に溶かしたときは白くにごります。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、低血糖、うっ血性心不全、めまい・ふらつき・立ちくらみ、徐脈、動悸、息切れ、低血圧、頭痛・頭が重い、眠気、不眠、振戦、抑うつ感、腹部不快感、吐き気、下痢、腹痛、便秘、呼吸困難、咳・痰、皮疹、けん怠感、脱力感、むくみ、ほてり、疲労感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・寒気、顔面蒼白、多量の発汗、不機嫌、意識もうろう状態 [低血糖または低血糖による意識障害、痙攣]

・めまい、脈が遅くなる、気を失う [徐脈性不整脈、失神]

・呼吸困難、全身のむくみ [うっ血性心不全]

・胸の痛み、圧迫感、冷汗 [冠攣縮性狭心症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大塚製薬株式会社

薬価

1gあたり8.2円 ジェネリックを探す

剤形

白色の細粒剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬 > 不整脈用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

カルテオロール塩酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

2123005C1030

レセプト電算コード

610454035

更新日付:2023年05月16日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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