出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
外眼筋麻痺(複視)
がいがんきんまひ(ふくし)
外眼筋麻痺(複視)とは?
眼球運動を担う外眼筋は、左右の動眼神経、外転神経、滑車神経の支配のもとに左右のバランスをとって動きます。これらの脳神経に障害が及ぶと左右の眼球運動のバランスがくずれて物が二重に見える(複視)ようになります。糖尿病で突発する複視は、動眼神経麻痺や外転神経麻痺によることがしばしばあります。
CT検査などで頭蓋内疾患が否定されれば、糖尿病による外眼筋麻痺の可能性が高く、血糖コントロールによる改善が期待できます。
23歳の子供ですが、右眼窩底骨折術で手術をしました。手術前の症状では複視はほとんどなく眼球運動は上を…