山口県済生会 下関総合病院

2001年里帰り出産をした私は、山口県内の総合病院で第1子となる長女を出産しました。
しかしながら長女は、出生数時間後全身チアノーゼに。
近隣の病院でトラブルを抱えた出産の方を受け入れるほどの大規模病院だったにもかかわらず、生後3日目、長女は救急車に乗せられて、済生会下関総合病院に運ばれていきました。

その日から、私は産後の床上げも皆無のまま、実家から片道100kmの病院に冷凍母乳を運ぶ日々を送ることになりました。

長女の病名は“重症肺動脈弁狭窄”。
狭窄といっても、穴は髪の毛1本くらい開いているかいないかでした。

体力が少しでも付くようギリギリまで待って、生後20日程度のある日、日本で一番極細のカテーテル&バルーンを使い、6時間かかって狭窄している弁を開きました。

そして生後2か月までNICUで過ごし退院しました。

出生後、産まれた病院の先生に「この子は死んでしまうのでしょうか?」と聞くと「分かりません・・・」と申し訳なさそうに言われていた長女は、もうじき小学2年生になります。日常生活には何の制限もありません。
遠足にも行っています。運動会も全競技参加します。50m走も一番ビリですが、他のお子さんとの差は年々縮まってきています。マラソンも半分程度を他のお子さんと同じように走ります。好きな遊びはドッジボールです。
そして何より娘の胸には傷一つありません。(カテーテルは、足の付け根から管を入れるからです。)

でも、今も実家に帰省すると年に1度は、必ず済生会下関総合病院に行って診察していただいています。
当時、市街地にありつつも、増設増設で迷路のようだった病院は、郊外の田園地帯の高台に、きれいなビルとしてお引越ししました。
2か月もお泊りしたNICUもスタッフさん・看護師さんの顔ぶれがだいぶ変わってしまいました。
NICUに行くと、必ず撮っていただいていた記念の写真もポラロイドからデジカメに変わりました。
いろいろな事が変わりましたが、私はこれからも長女を連れて1年に1度は済生会下関総合病院に行きます。なぜなら、ここは娘の命の原点だからです。

30~40代女性 2008年03月23日投稿

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