カイプロリス点滴静注用10mg

処方薬注射剤

カイプロリス点滴静注用10mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(06月03日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • カイプロリス点滴静注用10mgの画像
    カイプロリス点滴静注用10mgの画像

作用と効果

プロテアソームのキモトリプシン様活性を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑制します。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心障害またはその既往歴がある、肝機能障害がある。

妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

レナリドミドおよびデキサメタゾン併用の場合:通常、成人は1、2、8、9、15、16日目に1日1回静脈内に点滴し、12日間休薬します。この28日間を1サイクルとし、12サイクルまで繰り返します。13サイクル以降は、1、2、15、16日目に1日1回静脈内に点滴し、12日間休薬します。
デキサメタゾン併用の場合
週2回投与の場合、通常、成人は1、2、8、9、15、16日目に1日1回静脈内に点滴し、12日間休薬します。この28日間を1サイクルとして繰り返します。
週1回投与の場合、通常、成人は1、8、15日目に1日1回静脈内に点滴し、13日間休薬します。この28日間を1サイクルとして繰り返します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、高血糖(口渇、多尿、全身倦怠感など)、発疹、便秘、筋痙縮、発熱、末梢性ニューロパチー(手や足先のしびれ、冷感など)、吐き気、高血圧、下痢、肺炎、上気道の炎症、味覚異常、紅斑、貧血、疲労、不眠症、気道感染、無力症、呼吸困難などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・動悸、息切れ、むくみ、胸の痛み [心障害]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺疾患]

・呼吸困難、胸の痛み [肺高血圧症]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝不全、肝機能障害]

・尿量が減る、むくみ、頭痛 [急性腎障害]

・意識の低下、尿量が減る、息切れ [腫瘍崩壊症候群]

・発熱、出血しやすい、疲れやすい、息切れ [骨髄抑制]

・発熱、関節痛、顔面潮紅、嘔吐、息切れ、失神 [インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)]

・出血しやすい、鼻血、歯肉出血、紫斑、血尿 [血栓性微小血管症]

・けいれん、頭痛、意識障害、視力障害 [可逆性後白質脳症症候群、脳症]

・頭痛、頭重、めまい、肩こり [高血圧、高血圧クリーゼ]

・むくみ、熱感、局所の痛み [静脈血栓塞栓症]

・突然の頭痛、意識障害、運動のまひ、腹痛、血を吐く、便が黒くなる [出血]

・かぜのような症状、全身倦怠感、発熱、嘔吐 [感染症]

・吐き気、嘔吐、激しい腹痛、血を吐く、下血 [消化管穿孔]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

小野薬品工業株式会社

薬価

1瓶あたり24426円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

カルフィルゾミブ

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291433D1026

レセプト電算コード

622509501

更新日付:2024年02月08日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

カイプロリス点滴静注用10mgの他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、小野薬品工業株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・カイプロリス点滴静注用10mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。