アモキサン細粒10%

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アモキサン細粒10%の基本情報

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作用と効果

脳神経細胞への脳内伝達物質(カテコールアミン)の再取り込みを阻害することにより、シナプスにおけるカテコールアミンの濃度を上昇させ、憂うつな気持ちや落ち込んでいる気分を和らげます。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障、心筋梗塞の回復初期、モノアミン酸化酵素阻害剤を服用中止後2週間以内である。排尿困難または眼内圧亢進など、開放隅角緑内障、心不全・心筋梗塞・狭心症・不整脈(発作性頻拍・刺激伝導障害など)などの心疾患(心筋梗塞の回復初期の患者を除く)または甲状腺機能亢進症、てんかんなどの痙攣性疾患またはその既往、躁うつ病、自殺念慮またはその既往、自殺企図の既往、脳の器質障害または統合失調症の素因、衝動性が高い併存障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1日0.25~0.75g(主成分として25~75mg)を1~数回に分けて服用します。効果が十分ではないと判断される場合には1日1.5g(150mg)、症状が特に重い場合には1日3g(300mg)まで増量されることもあります。本剤は1g中に主成分100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

服用量の急激な減少、服用中止により、離脱症状(情動不安、寒気、錯乱、頭痛、睡眠障害、けん怠感、吐き気、発汗など)があらわれることがあります。

飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。痙攣(顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとする、意識の低下、手足の筋肉が硬直しガクガクと震える)、昏睡(意識の消失、刺激に全く反応しない)、膵炎(強い腹痛、背中の痛み、お腹が張る、吐き気、嘔吐、体重が減る、喉が渇く、尿量が増える、皮膚が黄色くなる、油っぽい下痢が出る)、QT延長(めまい、動悸、気を失う)、アシドーシス(吐き気、嘔吐、深く大きい呼吸、意識の低下、意識の消失、手足の震え)などの症状があらわれることがあります。また、数日後に横紋筋融解(手足のこわばり、手足のしびれ、脱力感、筋肉の痛み、尿が赤褐色になる)に伴う急性腎尿細管壊死およびミオグロビン尿を合併する急性腎障害(尿量が減る、むくみ、体がだるい)があらわれることがあります。痙攣を含めいくつかの症状が同じような時期にあらわれた場合は、ただちに受診してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

副作用として、口渇、便秘、めまい、眠気、排尿困難、乏尿、視調節障害、鼻閉、眼内圧亢進、発疹、顔・舌部の浮腫、紅斑、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・無動緘黙(動けない)、嚥下(飲み込む)困難、頻脈(脈が速い) [悪性症候群]

・筋肉が発作的に収縮する、考えがまとまらない、ない物が見え・聞こえる [痙攣、精神錯乱、幻覚、せん妄]

・発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状 [無顆粒球症]

・食欲不振、吐き気、著しい便秘 [麻痺性イレウス]

・口周部の不随意運動(舌を動かし、出し入れし、絶えず噛むような口の動き) [遅発性ジスキネジア]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

[ご家族の方へ]自殺、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来すなどの行動の変化やうつ症状などの元々ある病気が悪化することがありますので、その危険性について十分に理解できるまで医師から説明を受け、患者さんの状態の変化について観察し、変化がみられた場合には医師に連絡してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1gあたり24.3円

剤形

微黄白色~淡黄白色の細粒剤

シート記載

-

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 精神神経用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アモキサピン

この成分で処方薬を探す

YJコード

1179001C1024

レセプト電算コード

611170647

更新日付:2024年02月22日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

アモキサンに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・アモキサン細粒10%を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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