メタルカプターゼカプセル50mg

処方薬

メタルカプターゼカプセル50mgの基本情報

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作用と効果

免疫調節作用により関節リウマチの痛みやこわばりをやわらげ、また、鉛・水銀・銅などの重金属と結合して体外へ排出させる作用により重金属の蓄積による症状を改善します。
通常、関節リウマチ、ウイルソン病(肝レンズ核変性症)(銅が体内にたまる病気)や鉛・水銀・銅の中毒の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血液障害またはその既往歴、腎機能障害またはその既往歴、骨髄機能低下、全身状態悪化、肝機能障害がある。全身性エリテマトーデス、成長期の小児で結合組織の代謝障害、手術直後である。

妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

関節リウマチ:通常、成人は1回2カプセル(主成分として100mg)を1日1~3回、食事と食事の間の空腹時に服用します。年齢・体重・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、一般に1日2カプセル(100mg)から服用し始め、4週間以上の間隔をおいて、2カプセル(100mg)ずつ増量され維持量が決定されます。1日6カプセル(300mg)で効果不十分な場合には増量されますが、1日12カプセル(600mg)が上限です。必ず指示された服用方法に従ってください。
ウイルソン病(肝レンズ核変性症)または鉛・水銀・銅の中毒(成人)
:通常、成人は1日20カプセル(主成分として1,000mg)を1日1~数回に分けて食前空腹時に服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて、一般に1日12~28カプセル(600~1,400mg)の範囲で適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
鉛・水銀・銅の中毒(小児)
:通常、小児は1日に体重1kgあたり主成分として20~30mgを食前空腹時に数回に分けて服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、1日20カプセル(主成分として1,000mg)が上限です。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時に、できるだけ早く飲み忘れた分(1回分)を飲んでください。ただし、次に飲むまでの時間が近い場合は飲み忘れた分をとばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・突然の高熱、寒気、喉の痛み [無顆粒球症などの重篤な血液障害]

・むくみ、尿量が減る、息苦しい [ネフローゼ症候群(膜性腎症など)]

・味がわからない、視力の低下、中心部が見づらい [味覚脱失、視神経炎]

・発熱、全身の皮膚や粘膜に大小の破れやすい水ぶくれ(水疱)やびらんが多発する、筋肉の疲労感 [SLE様症状、天疱瘡様症状、重症筋無力症]

・筋力の低下、飲み込みにくい、発熱 [多発性筋炎、筋不全麻痺]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人には渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大正製薬株式会社

薬価

1カプセルあたり24.9円

剤形

キャップ部およびボディ部が淡橙色不透明のカプセル剤

シート記載

T650、メタルカプターゼ、50mg

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 解毒剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ペニシラミン

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YJコード

3929001M1039

レセプト電算コード

620005116

更新日付:2023年01月20日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・メタルカプターゼカプセル50mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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