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薬価 1錠あたり122.7円
剤形 淡桃色の錠剤、直径8.0mm、厚さ2.8mm
シート記載 (表)レニベース10 MSD 713、 (裏)レニベース10mg 湿気をさけるため、保管中はアルミ面にキズをつけないこと
薬効分類 個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬
主成分

エナラプリルマレイン酸塩

同じ成分の薬

この薬の添付文書

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

作用と効果について

アンジオテンシン変換酵素の阻害により、昇圧物質アンジオテンシンIIの生成を抑えて血圧を下げ、また、末梢血管抵抗を減少させ、血行動態を改善して心拍出量を増し、心肥大を改善します。
通常、各種高血圧症や慢性心不全(軽度~中等度)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血管浮腫の既往、腎障害、脳血管障害(脳卒中など)、アフェレーシス施行中、血液透析中、食塩制限をしている。

妊娠または、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

高血圧症:通常、成人は主成分として1回5~10mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減され、腎性・腎血管性高血圧症や悪性高血圧では1回2.5mgから服用を開始されることがあります。通常、生後1ヵ月以上の小児は、主成分として体重あたり0.08mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢や症状により適宜増減されます。本剤は1錠中に主成分10mgを含みます。必ず指示された服用方法に従ってください。
慢性心不全:通常、成人は主成分として1回5~10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、腎障害がある場合や利尿剤を服用中の場合には初回2.5mgから服用を開始されることがあります。本剤は1錠中に主成分10mgを含みます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時、すぐに1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合には飲まないで、次の通常服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用について

主な副作用として、めまい、咳などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、顔・舌・のどのはれ [血管浮腫]

・顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ [ショック]

・尿量減少、全身のむくみ、倦怠感 [急性腎不全]

・腹痛、悪心 [膵炎]

・筋力低下、脱力、手足のしびれ [高カリウム血症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

更新日付:2015年01月15日

レニベースに関する医師Q&A

医療者の実際の評価

※ レニベースという名の全薬剤(形は異なるが成分は同じ)の評価を掲載しています。「医療者の実際の評価」についての詳細はこちらをご覧ください。

医師 30代 公立病院 心臓血管外科(胸部外科)

私の処方の仕方 ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害剤という種類に分類される血圧を下げる薬の一つです。
比較的古くからあり、心不全の患者さんの予後を改善するなどのエビデンスが多くあります。
降圧効果は、ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)という種類のものに比べるとやや弱いと言われております。
有名な副作用としまして空咳(からせき、痰の出ない咳)があります。
しかし、飲んでいるうちに軽減するとも言われております。

この評価に他の医療者から補足

さらに!薬剤師 40代 保険薬局[投稿日:2015年 12月 15日]

比較的穏やかに血圧を下げることができる薬なので、安心して服用できると思います。同成分の後発医薬品もあります。

そう!薬剤師 30代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 26日]

血圧の薬の種類としてARBというほかの薬との比較もしている点がよいと思う。その理由は、患者としては「強い薬なのか?」という疑問を抱くことが多々あるため。

そう!薬剤師 40代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 25日]

空咳のSE(副作用)についてしっかり説明することは、薬局でも大事ですね。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 50代 診療所(開業医) 内科(一般/総合内科)

私の処方の仕方 ACE阻害剤の代表的薬剤である。
ACE阻害剤の中では2番目に発売された薬であり、基本的には、1日1回投与で5mg/日が標準である。
心機能に対しては、質の高いエビデンスが多数発表されている。
副作用としての乾性咳の頻度は多いが、重篤ではない。
咳に対する対処としては、まず鎮咳剤を処方するがそれが無効の場合は、別のACE阻害剤または他系統の薬に変更する。
ACEの後継としてARBが現在は主流であり、今後は徐々に処方は減っていくと思われる。

この評価に他の医療者から補足

さらに!薬剤師 50代 一般病院[投稿日:2015年 12月 14日]

乾性咳に対する対策としては、「寝る前に服用すると咳を起こしにくい」と言われています。

え~?薬剤師 40代 保険薬局[投稿日:2015年 12月 14日]

空ぜきが続くときは、別の降圧剤へ変更することで治まりますので、早めに相談してください。

さらに!薬剤師 30代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 27日]

咳の副作用を逆手にとって、誤嚥性肺炎が心配される患者にその予防策として使われることもあります。

さらに!薬剤師 30代 一般病院[投稿日:2015年 11月 27日]

湿気に弱い為、一包化を希望する際などは、保管に注意すること。

おや?薬剤師 50代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 26日]

ARBが出ているが今後減っていくかどうかは疑問です。ACE阻害剤のほうが薬価も低く副作用がでなければ効果的には差は感じられない。

おや?薬剤師 20代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 25日]

「今後は減っていく」という文言が入っているのを患者が見たら、「なぜ自分の主治医は主流の薬を処方にしないのか?」と疑問に思うかもしれませんね。でも、そこで薬の特徴やなぜ選ぶのかなどについて、医師と患者との間で対話が進むと良いでしょう!!

え~?薬剤師 50代 調剤薬局[投稿日:2015年 11月 25日]

副作用としての乾性の咳は、ときに生活に不自由を感ずるほどの重いときもあるので、一概に「重篤ではない」との表現は誤りと思います。さらに、高血圧の治療においてACEが古くさい時代遅れのような表現がありますが、効果としてACEもARBも変わりないので誤解を生む説明だと思います。

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併用禁忌(禁止)・注意の処方薬

薬の併用には専門的な判断が必要です。必ず、医師、薬剤師に相談してください。

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医療者の実際の評価(続き)

医師 40代 診療所(勤務医) 内科(一般/総合内科)

私の処方の仕方 古典的なACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬の一つで、ACEを阻害することで血圧を下げる。
ARB(アンジオテンシンmg受容体拮抗薬[きっこうやく、相反する作用で別の物質の作用を妨害する薬])に比べ安価で、エビデンスも多いが、降圧効果がイマイチなのと
ブラジキニンによる空咳(からせき、痰の出ない咳)などの副作用があるため、
最近はARBにその座を奪われている。
しかし、その副作用を逆手にとって、誤嚥性肺炎の予防に使用されることもある。

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薬剤師 40代 診療所

ベネフィット(効果) アンジオテンシン変換酵素阻害剤という歴史のある薬で、マイルドにしっかりと血圧を下げる効果があります。
1日1回でしっかりとした効果があります。
蛇の毒の研究から発見された薬です。

リスク(副作用など)と対処法 一部の人にまれに空咳が認められる場合があります。
このタイプの薬には一般的に認められる副作用です。
その場合は、費用負担が増えますが、アンジオテンシンmg受容体拮抗剤に薬を変更するのが良いかと思います。

実用的な特徴 味もにおいもありません。
簡易懸濁性も良好で、保存方法や包装もごく一般的な薬です。
小さな錠剤で、1日1回服用ですので、飲み忘れも少ないです。
ジェネリックも多数発売されています。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「この薬は古い薬ですか?」と質問されることがありますが、「確かに発売されてから月日が経過した歴史のある薬ですが、確実な効果のある薬で、先生方からの評価も高い薬ですよ」と回答しています。

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薬剤師 40代 その他

ベネフィット(効果) 血管を広げて血圧を下げてくれる薬剤です。
血圧を下げる他に腎臓を保護する効果もあります。
毎日先生に言われた量を飲む事でその効果が発揮されるのでちゃんと飲んで下さい。

リスク(副作用など)と対処法 このお薬の特徴的な副作用は、咳がでる事があることです。
風邪の咳と薬による咳があるので、咳が出て止まらない時には主治医にご相談下さい。
その咳は薬を飲み始めてどの時点で出るかはまちまちです。

実用的な特徴 このお薬は毎日飲む事で効果が出ます。
ご自身の判断で薬の服用量を変えたり、飲まなかったりしないで下さい。
先生が患者さんの状態を考えて量を決めてます。
ちゃんと守って薬を飲みましょう。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 薬を飲みすぎる事で血圧が下がり過ぎたり、飲まないことで血圧が上がったりする事もあるので、ちゃんと先生に言われた通りにお飲み下さい。

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薬剤師 50代 その他

ベネフィット(効果) 血圧を上げるアンギオテンシンmgという物質の生成を抑え、血管を広げ血圧を低下させます。
水分や電解質を調整する作用もあり、心臓や腎臓の負担を軽くする作用もあります。

リスク(副作用など)と対処法 せきが出る場合があります。
それほど心配する必要はありませんが、辛い時は医師・薬剤師にご相談下さい。
薬が効き過ぎると血圧が下がりすぎめまい、立ちくらみが起こることがあります。
車の運転、高所での作業時にはお気を付け下さい。

実用的な特徴 相互作用を起こす薬が多いので注意して下さい。
降圧薬、カリウム補給薬、鎮痛薬、リチウム製剤等注意が必要です。
加えて、カリウムを上昇させるような市販薬や食品にも注意して下さい。

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薬剤師 40代 調剤薬局 男性 千葉県

ベネフィット(効果) 腎臓にある昇圧系としてレニン・アンジオテンシン系がありますが、その中のACEという酵素を阻害して血圧を下げます。
その結果全身の血圧を安定させます。
また臓器保護作用もあるということで合併症からくる各臓器の疾患もおさめます。

リスク(副作用など)と対処法 血管浮腫などの重篤な副作用があるので注意してください。
もし呼吸が苦しくなるなどのかわったことがあったら、お薬を休薬するなどして様子をみて、早めに先生に受診ください。

実用的な特徴 粉砕は(△)です。
服用に際して吸湿性があるので乾燥したところに保管ください。
気になることがあったら早めに先生に相談ください。
しばらく様子をみて、すぐれないようだったら先生にご相談ください。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「1日のいつ飲んでもよいのか?」との質問には、「構いませんが、なるべく一定の時刻に服用下さい」とお答えします。

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薬剤師  女性

実用的な特徴 空咳の副作用を利用して、適応外で誤嚥性肺炎の予防目的で投与する場合があります。ACE阻害剤にはサブスタンスPの分解阻害作用があるようです。

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薬剤師  男性

ベネフィット(効果) レニベース錠は一般に高血圧の治療薬として処方されるが、慢性心不全の場合は血圧が高くなくても処方されることがある。処方慢性心不全の場合、ラシックスと併用してレニベース錠を1日2回で処方される。

リスク(副作用など)と対処法 レニベース錠の副作用として、空咳が挙げられるが、実際に患者さんに空咳の副作用が起こっている例は少ない。空咳が起これば、他のACE阻害剤への処方変更を医師に勧めればよいが、高血圧、慢性心不全の治療のため、レニベース錠が医師より処方されれば、レニベース錠の服用を続けるよう患者に指導しなければばならないと思います。

実用的な特徴 レニベース錠に後発医薬品があります。先発医薬品でも後発医薬品でも、薬理学的な効果に差はないという印象を持っています。

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薬剤師 40代  女性 鹿児島県

ベネフィット(効果) 血圧を下げるお薬です。高血圧症や心不全の治療に用います。

実用的な特徴 湿気やすいので、シートから外したらすぐ服用してください。

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  • ・掲載している情報は、MSD株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
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「医療者の実際の評価」はあくまで参考材料のひとつに

  • ・法律で「医薬品等の適正使用と有効性・安全性の知識と理解を深める努力」が「患者責任」と規定されたこと、また「他の薬を試したい」時に医師に訊けずに転医してしまう患者が少なくない実態を解消する支援をしたいと考え、1)生活者・医療者間の会話の糸口・参考例、2)医薬品についての関心や知識を深めるきっかけ・参考材料、として提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
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