イトリゾールカプセル50

処方薬

イトリゾールカプセル50の基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月24日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • イトリゾールカプセル50の画像
    イトリゾールカプセル50の画像
  • イトリゾールカプセル50の画像
    イトリゾールカプセル50の画像

作用と効果

真菌(カビ)の細胞膜合成を阻害し、病気の原因となる真菌の増殖を抑えることにより抗真菌作用を示します。
通常、内臓真菌症(呼吸器、消化器、尿路などの深在性真菌症)、深在性皮膚真菌症(スポロトリコーシス、クロモミコーシス)、表在性皮膚真菌症(爪白癬以外の白癬、カンジダ症、癜風やマラセチア毛包炎)、爪白癬の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害・腎障害、肝疾患またはその既往歴、うっ血性心不全またはその既往歴がある。

妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

内臓真菌症(深在性真菌症):通常、成人は1回2~4カプセル(主成分として100~200mg)を1日1回食直後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。イトラコナゾール注射剤からの切り替えの場合は、1回4カプセル(200mg)を1日2回食直後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
深在性皮膚真菌症
:通常、成人は1回2~4カプセル(主成分として100~200mg)を1日1回食直後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。ただし、1日最高用量は4カプセル(200mg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
表在性皮膚真菌症(爪白癬以外)
:通常、成人は1回1~2カプセル(主成分として50~100mg)を1日1回食直後に服用します。爪カンジダ症およびカンジダ性爪囲爪炎には、1回2カプセル(100mg)を1日1回食直後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日最高用量は4カプセル(200mg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
爪白癬(パルス療法)
:通常、成人は1回4カプセル(主成分として200mg)を1日2回食直後に1週間服用し、その後3週間休薬します。これを1サイクルとし3サイクル繰り返しますが、必要に応じ適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、吐き気、発疹、腹痛、鼓腸放屁(腸にガスがたまって張る)、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・全身のむくみ、吐き気、呼吸困難 [うっ血性心不全、肺水腫]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や粘膜などの黄染(黄色くなる) [肝障害、胆汁うっ滞、黄疸]

・高熱(38℃以上)、眼の充血(じゅうけつ)、くちびるのただれ、皮膚の広い範囲が赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎、多形紅斑]

・呼吸困難、蕁麻疹、意識障害 [ショック、アナフィラキシー]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]

・脱力感、四肢の麻痺、意識障害(頻脈など) [低カリウム血症]

・顔や手足のむくみ、体重の増加、手足に力が入らない [偽アルドステロン症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(4929件)

医薬品情報

製薬会社

ヤンセン ファーマ株式会社

薬価

1カプセルあたり163.8円 ジェネリックを探す

剤形

淡黄色不透明のカプセル剤、直径6.35mm、長さ18.1mm

シート記載

イトリゾール50、イトリゾール、50mg、JK901、Itrizole 50

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 化学療法剤 > その他の化学療法剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

イトラコナゾール

この成分で処方薬を探す

YJコード

6290004M1029

レセプト電算コード

616290177

更新日付:2024年03月29日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

イトリゾールに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

イトリゾールカプセル50の他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ヤンセン ファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・イトリゾールカプセル50を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。