フォリスチム注150[体外受精用]

処方薬注射剤

フォリスチム注150[体外受精用]の基本情報

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作用と効果

女性の卵巣に働きかけ、卵胞を刺激する作用により排卵を誘発します。
通常、複数卵胞発育のための調節卵巣刺激に用いられます。
医療機関において、適切な在宅自己注射教育を受けた患者または家族の方は、自己注射できます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)およびその疑いがある、卵巣、下垂体または視床下部に腫瘍がある。診断の確定していない不正出血がある。多のう胞性卵巣症候群に起因しない卵巣のう胞または卵巣腫大がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1日主成分として150または225国際単位を4日間皮下または筋肉内に注射します。その後は卵胞の発育程度を観察しながら用量を調整(75~375国際単位を6~12日間)します。卵胞の十分な発育を確認後、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤により排卵を誘起します。必ず指示された注射方法に従ってください。

注射忘れの場合は、気がついたときに1回分を注射してください。気がついた日が次回の注射日に重なった場合は、前回忘れた分は注射しないでください。1日に1回を超えて使用しないでください。2回分を一度に使用してはいけません。

誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

副作用

主な副作用として、卵巣過剰刺激症候群、腹部膨満、卵巣疾患、腹水、腹痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・吐き気、嘔吐、乏尿、呼吸しづらい [卵巣過剰刺激症候群]

・足のむくみ、足の張り、呼吸しづらい、立ちくらみ、めまい [血栓塞栓症]

・下腹部の痛み、性器出血 [流産、子宮外妊娠]

・腫れ、かゆみ [アレルギー反応]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

凍結を避け、2~8℃で光を避けて保存してください。

この薬の注射に引き続き、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤を注射した時、血栓塞栓症などを伴う重篤な卵巣過剰刺激症候群が現れることがあります。

医薬品情報

製薬会社

MSD株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 脳下垂体ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フォリトロピンベータ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

241340XA2029

レセプト電算コード

000000000

更新日付:2012年10月16日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・フォリスチム注150[体外受精用]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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